
未登録者必見!Amazonビジネスを利用するメリット・注意点や登録手順を徹底解説
Amazonにはビジネスシーンでの利用に特化したAmazonビジネスというサービスがあります。
Amazonビジネスの未登録者の中には、個人でも登録できるのか知りたい方や、Amazonビジネスのメリットやデメリットをちゃんと知ってから登録したい方も多いでしょう。さらに、登録を検討している方は、登録方法を知りたいはずです。
本記事では、Amazonビジネスのメリット・デメリット・注意点などの特徴を解説。年会費や登録方法まで詳しく解説します。未登録の方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
※この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。
Amazonビジネスとは
Amazonのビジネスサービスがなにかわからない人も多いでしょう。ここでは、Amazonビジネスの特徴について解説します。
Amazonの法人・個人事業者向けサービス
Amazonビジネスは法人や団体、個人事業者などが利用できる、ビジネスに特化したサービスです。
オフィス用品や業務用品などを購入できるほか、Amazonで通常販売されている商品も購入できます。ただし、個人アカウントでは登録はできません。
多くの商品が割引価格にて販売されているため、購買に掛かる経費を削減できるのが魅力です。また、大量に購入した場合に数量割引の特典を受けられるほか、法人用クレジットカードでの支払いや請求書払いに対応しているといった特徴があります。
国内・海外の多くの企業などが登録している
公式サイトの情報によれば、国内・海外を問わず、多くの企業がAmazonビジネスに登録しています。
日本をはじめ、アメリカやカナダ、イギリスなど全世界10ヶ国でサービスを展開しているほか、2025年4月末時点で、東証プライム市場に上場する企業のうち87%以上、日本国内の国立大学の90%以上が登録しています。
また、アメリカのFortune社が発表している世界中の企業を対象に総収益ランキングの上位100企業の50%以上が利用しているとのことです。
ビジネス購買の効率化が可能
Amazonビジネスでは、通常のAmazonと同じフォーマットでビジネス購買を利用できます。
Amazonは、多くのユーザーが一度は利用したことがあるため、誰にとっても使いやすいフォーマットです。また、割引特典が多いためビジネス購買に掛かるコストを削減できるほか、購買制限や推奨商品の設定などにより、購買行動をコントロール可能です。
さらに、1つのアカウントを複数ユーザーで共有できるため、登録者以外の人でも使用しやすいでのも特徴です。
Amazonビジネスのメリット5つ
Amazonビジネスを利用する場合、以下のメリットがあります。
- 商品を安く購入できる
- まとめ買いすることで数量割引がある
- 品揃えが豊富
- 法人用クレジットカードを利用できる
- 請求書払いを利用できる
それぞれ詳しく解説します。
商品を安く購入できる
多くの商品が割引価格で販売されており、通常のAmazonよりも安い価格で購入可能です。
なかには、個人向けAmazonと比較して半額程度の価格で販売されている商品もあります。安く購入したい方は、Amazonビジネスへの入会を検討してみましょう。
まとめ買いすることで数量割引がある
他にも、購入数によって割引金額が大きくなる特典が付与される場合があります。
「数量割引を依頼する」のボタンがある商品は、まとめ買いすることが可能です。購買に掛かる経費を少しでも削減することができますよ。
品揃えが豊富
プリンタ系の商品や文房具など、ビジネスユースの商品に加えて、飲料品や消耗品といった個人向け商品も豊富に取り扱っており、ビジネスアカウントを使って購入することも可能です。
そのため、欲しいものが見つかりやすく、プライベートで買い物をしているときと同じ感覚で買い物に利用できます。
なお、通常のAmazonでは出品されていないような商品もあるため、ビジネスシーンで必要な備品類を購入するのに困ることはないでしょう。
法人用クレジットカードを利用できる
法人用クレジットカードを利用できることで、銀行やコンビニエンスストアに支払いに行く手間が省け、業務の効率化につながります。
また、プライベート用のクレジットカードと分けて支払いができるため、購買活動や経費管理がしやすくなるのも魅力です。
ポイントが付与されるクレジットカードであれば、購買のたびにポイントが貯まり、備品購入の費用に充てられるため、経費削減が期待できます。
請求書払いを利用できる
請求書払いによって、1ヶ月分の購入金額とまとめて後払いできるのも、Amazonビジネスならではのメリットです。
通常のAmazonでは、クレジットカードが後払いアプリ(Paidy)を利用した場合のみ後払いが可能ですが、Amazonビジネスではクレジットカードなどを使わずに後払いを利用できます。
請求書での支払いによって、キャッシュフローの改善につながるほか、業務上の経費を立て替えて支払う必要がなくなります。締日を登録者が設定できるため、事業での締日とのずれを解消できるのも魅力です。
事前に申請し審査を受ける必要はありますが、法人にとっては便利なサービスといえます。
Amazonビジネスのデメリット2つ
一方、Amazonビジネスにもいくつかのデメリットがあります。
- 無料会員は2,000円未満の購入時に送料が発生する
- 設定者が購入履歴を把握できる
デメリットについて詳しく解説するのでAmazonビジネスの利用を考えている人は確認しましょう。
無料会員は2,000円未満の購入時に送料が発生する
Amazonビジネスの無料会員は、2,000円未満の購入で400円の送料が発生します。購入単価が低い場合は、送料が負担なる場合があるため注意が必要です。
備品を購入する頻度が高い人や、購入単価が高い商品は、Businessプライムに加入すると総合的なコストが低くなる可能性があるため、利用を検討してみてください。
設定者が購入履歴を把握できる
Amazonビジネスに個人アカウントから移行した場合、登録者以外のユーザーがこれまでの購入履歴を把握できてしまいます。
プライベートの買い物の履歴を見られることで不都合が起こることもあります。
Amazonビジネスへ登録する場合は、ビジネスアカウントを新規作成することをおすすめします。
未登録者は確認!Amazonビジネスを利用する際の注意点
次にAmazonビジネスを利用する際の注意点を解説します。具体的には以下のポイントに注意しましょう。
- 一定の利用条件がある
- 個人事業主の登録には審査が実施される
- 法人の登録には電話確認が実施される
- 個人アカウントから移行すると一部のサービスが使えなくなる
それぞれ詳しく解説します。
一定の利用条件がある
Amazonビジネスを利用できるのは法人(企業)や公的機関、団体、個人事業主のみで、個人がアカウントを作成して登録・利用することはできません。
あくまでもビジネスシーンでの買い物に利用可能なサービスであることを理解しておきましょう。
個人事業主の登録には審査が実施される
審査時に提示が必要になるのは次のとおりです。
- 事業登録済みの会社名
- 会社の住所
- 会社の電話番号
なお、個人事業主の場合は、以下の書類のコピーの提出も必要です。
- 開業届
- 確定申告書B
- 青色決算申告書青色申告承認申請書
税務関係書類は税務署の押印が必要になるほか、マイナンバーを隠す加工も必要になります。
なお、確定申告で白色申告をしている場合は、個人事業主として開業届を提出していても、Amazonビジネスへの登録ができないため注意しましょう。
法人の登録には電話確認が実施される
法人での登録時にも住所や電話番号を申請する必要がありますが、その後代表電話番号にAmazonジャパンから電話が掛かってきます。
電話が申請された法人につながるか確認されるほか、登録者の本人確認が行われるため、適切に対応しましょう。
個人アカウントから移行すると一部のサービスが使えなくなる
個人アカウントからAmazonビジネスに移行した場合、個人向けの一部サービスが利用できなくなります。
たとえば、Amazonプライムに個人的に加入しているアカウントから、Amazonビジネスに移行した場合、自動的にBusinessプライムEssentialsプランへと移行されることにあります。
その際、Prime会員が利用できるサービスや、Amazonプライムビデオ、Prime Musicなどが利用できなくなります。
Amazonプライムを引き続き利用したいと考える場合は、個人アカウントからの移行ではなく、ビジネス用アカウントを新しく作ることを検討しましょう。
Amazonビジネスの有料会員「Businessプライムとは」
Amazonビジネスには、有料のBusinessプライムがあります。
Businessプライムは、ビジネスユースに特化したAmazonビジネス専用の有料会員制プログラムです。なお、法人や個人事業主などは利用できますが、個人では利用できません。
Businessプライムのメリット
Businessプライムを利用した場合、以下のようなメリットがあります。
- 通常配送が無料
- Essentialsプラン以上なら複数ユーザーでの利用が可能
- 承認機能の設定が可能
Businessプライム会員はお急ぎ便や日時指定便に加えて、通常配送も無料です。購入頻度が少ない場合でもお得に使えるでしょう。
またプラン次第では1つのアカウントを複数人で共有できるため、購買を担当するスタッフの負担を軽減できます。
他にも、購買データを可視化できたり、最適化された購買環境を設定できたりするというメリットがあります。
Businessプライムのデメリット
一方、Businessプライムには以下のデメリットがあります。
- 年会費が必要になる
- 1つのアカウントでAmazonプライムとBusinessプライムを併用できない
- マーケットプレイス商品は有料
- 配送プランによっては利用に制限がある
すでにプライム会員の場合を除き、Businessプライムの利用は有料となります。また、1つのアカウントでBusinessプライムとAmazonプライムを併用できません。Amazonプライムを利用したい場合は、ビジネス用アカウントを別途作成する必要があります。
その他、マーケットプレイス商品は配送料が発生するほか、プランによって利用できる人数や機能が制限される点にも注意が必要です。
Amazonビジネスの料金・年会費は?
前述のとおり、Amazonビジネスの年会費は無料。購入金額が2,000円未満の場合は送料が400円かかります。Amazonビジネス有料会員プログラムである、Businessプライムに加入する場合、プランによって年会費が異なります。以下の表を参考にしてみてくださいね。
Duo | Essentials | Small | Medium | Unlimited | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税込) | 無料 (個人向けのAmazonプライムアカウントと紐付けが必要) | 5,900円 | 13,500円 | 37,800円 | 270,000円 |
ユーザー数 | 1人 | 最大5人 | 最大20人 | 最大200人 | 無制限 |
お急ぎ便無料 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
日時指定無料 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
購入分析機能 | × | 購買データ分析のみ | 購買目標の設定者:1人 購買データ分析者:10人 | 購買目標の設定者:1人 購買データの分析者:100人 | 購買目標の設定者:2人 購買データの分析者:100人 |
購買コントロール | × | 推奨+制限 | 推奨+制限 | 推奨+制限 | 推奨+制限+禁止 |
まだ未登録の方必見!Amazonビジネスへの登録方法
Amazonビジネスへの登録方法を紹介します。具体的な手順は次のとおりです。
- 1.Amazonビジネス登録ページにアクセスする
- 2.Amazonビジネスのアカウントを作成する
- 3.基本情報を入力して申し込みを完了させる
- 4.審査・確認が完了すれば利用開始
Amazonビジネス登録ページにアクセスするAmazonビジネスのアカウントを作成する基本情報を入力して申し込みを完了させる審査・確認が完了すれば利用開始
今回は、新しくアカウントを作成する場合の手順を紹介するので、参考にしてください。
1.Amazonビジネス登録ページにアクセスする
まずは、「Amazonビジネスページ」にアクセスし、「無料登録はこちら」をクリックしましょう。
Amazonビジネスに登録するには、個人向けサービスのアカウントを保有している、もしくはビジネス向けサービスのアカウントを新規作成する必要があります。
2.Amazonビジネスのアカウントを作成する
次の画面で、Amazonビジネスアカウントを作成します。
すでに登録されているメールアドレスを使用する場合
「はい、現在のメールアドレスを使用します」をクリックしてください。
別のEメールを使用する場合
「いいえ、別のEメールを使用します」をクリックします。
仕事用のメールアドレスを「Eメールアドレスを入力する」欄に入力し、続行をクリックしてください。
3.基本情報を入力して申し込みを完了させる
初めてAmazonに登録する場合、またはAmazonに登録されていないメールアドレスを入力した場合、[Amazonビジネスでご利用いただくお名前とパスワードをご設定ください]と表示されます。
氏名やメールアドレス、6文字以上のパスワード(2回入力)を入力して[次に進む]を選択しましょう。
メールアドレスが登録できたら、次に法人情報を登録します。担当者の氏名、企業名、住所など入力しましょう。住所は法人であれば本社の住所、個人事業主は事業所の所在地を入力します。
なお、個人事業主の場合は既出の必要書類を添付が必要です。
4.審査・確認が完了すれば利用開始
登録が完了すれば、Amazonビジネスより申し込みを受理した旨のメールが送信されます。
登録の可否の確認と審査(個人事業主の場合)が実施され、登録が完了すれば再度AmazonからAmazonビジネスの登録が完了した旨のメールが送信されます。
Amazonビジネスへの登録が完了すれば、購買を利用可能です。
Amazonビジネスを利用してビジネス購買を効率的に
Amazonビジネスを利用すれば、ビジネスシーンでの購買を効率化できるほか、経費削減を期待できます。必要な商品が低価で販売されている可能性もあるため、法人や個人事業主でより良い購買環境を整備したい場合は導入を検討しましょう。
※本記事に掲載している情報は、記事更新時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。
※記事経由で商品を購入すると、売上の一部がクラシル比較に還元されることがあります。