Amazonのレビューを見抜ける?サクラチェッカーの使い方や信頼度についても解説!
Amazonで商品を購入する際、レビューは欠かせない情報源ですが、中には信頼性に疑問を抱くサクラ(偽のレビュアー)もいます。
本記事では、サクラチェッカーを使用して、Amazonのレビューが本物かどうかを見抜く方法を解説。アプリやChrome拡張機能として利用でき、iPhoneなどのデバイスでも手軽に活用できます。ぜひ参考にしてみてください。
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サクラチェッカーとは?
サクラチェッカーは、オンラインショッピングのレビューやコメントを分析し、サクラであるかを見抜くツールです。製品のURLを入力することでサクラである度合いや、サクラ度の高い商品カテゴリーを把握できます。
ユーザーはより正確な情報を得て、製品やサービスに関する購入の意思決定をする際に有効なサービスとなっています。特にサクラチェッカーは、Amazon向けの商品のレビュー評価に特化しており、ユーザーに分かりやすい操作性やデザインを追求してサービスが作られているのが魅力的です。
サクラチェッカーの開発背景
・不正レビューが増えてきているため
・不正レビューを行うグループへ潜入するため
サクラチェッカーは「不正レビューの増加」や「不正レビューを行うグループへの潜入」など、開発者の原体験からサクラチェッカーが開発された経緯があります。不正レビューについての理解を深め、Amazonで買い物をする際のリスクを把握することが大切です。
不正レビューが増えてきているため
昨今、Amazonをはじめとする通販サイトでは、出品者によって雇われたサクラが高い評価をつけるという行為が増えてきています。
商品のレビューを見ていると、日本語の表現がおかしいことがありますが「やらせレビュー」である可能性が高く、ビジネスとして横行している現状があります。不正レビューに気づかず商品を購入してしまい後悔している方もいるのではないでしょうか。
不正レビューを行うグループへ潜入するため
サクラチェッカーには、開発者が不正レビューを行うグループに潜入して得た知見が活かされています。アルバイト感覚で始める人や外国人ばかりではなく、日本人も多いとのことで、単純に日本語が不自然なだけでは見抜けない場合もあります。そのような状況のなかで、不正レビュー判別する特徴や、ポイントをしっかりリサーチしたうえで、サクラチェッカーを1年以上かけて開発した背景があります。
不正レビュー商品の見分け方
・商品カテゴリーを確認する
・商品情報を確認する
不正レビューの数は商品のカテゴリーによって異なります。また、レビューが巧妙化してきており見分けるのが難しくなってきています。Amazonも不正レビューの削除に努めていますが、中々不正レビュー数が減少しないのが現状。これから紹介するレビューを見分けるポイントを参考にしてみてください。
商品カテゴリーを確認する
まずは商品のカテゴリーを確認しましょう。不正レビューの多い商品は製造されやすい有形のものであるとされています。
例えば「家電」、「PC機器」、「端末アクセサリー」などが挙げられます。サクラチェッカーのサイトを見ると不正レビューの多い商品カテゴリーを確認できるため、商品の購入前に閲覧しておくと良いでしょう。
商品情報を確認する
商品情報も確認することをおすすめします。特に以下の項目はチェックしておきましょう。
・公式ブランド
・メーカーの記載があるか
・レビュー分布に偏りがないか
・レビューの日本語が読解できるか
不正レビューの特徴を踏まえながら詳細を解説します。
公式ブランド・メーカーの記載があるか
商品に公式ブランドやメーカー名が記載されているかを確認することが大切です。また、公式サイトを持っていないメーカーやブランドも要注意です。
Amazonであれば、全角50文字以内で商品名の中にブランド名やメーカー名を記載するルールがあります。製造元が明確ではない商品名はルール違反となります。
レビュー分布に偏りがないか
レビュー分布に偏りがある商品も要注意です。星5つのレビューが多い商品に騙されて購入してしまったユーザーが、星1つのレビューをすることで、全体的なレビュー分布に偏りが出ている商品があります。そのような商品は不正レビューが投稿されているリスクがあることを前提に商品の購入を検討しましょう。
レビューの日本語が読解できるか
レビューを読むと日本語の表現が明らかにおかしいものがあります。このようなレビューはサクラである可能性が高いです。しかしながら昨今では、不正レビューの内容が巧妙化してきていることもあるため、その他の観点も踏まえて総合的に商品のレビューを評価することが重要です。
サクラチェッカーの仕組み
サクラチェッカーは6つの評価項目とAIを活用して商品レビューを見分けています。
<評価項目>
・価格、製品:異常な値引率、商品名など
・ショップ:発送地域、電話番号不掲載など
・ショップレビュー:急激なショップレビューの悪化 → オープニングで不正レビューを自作自演でやっている業者など
・レビュー分布/履歴:自然ではないレビュー分布、レビュー件数の履歴
・レビュー日付:バイト募集期間による極端な日付の偏り
・レビュー・レビュアー→ レビュー本文の怪しさ、レビュアー自身の怪しさなど
上記6つの項目の詳細を示すパラメーターが各項目5つ以上が用意されており、10段階程度の判断基準のもとレビューの評価が行われ、客観的なレビューの不自然さを見抜くことを重視しています。
レビューを確認したい商品のURLを貼り付けることでチェックでき、サクラ度が5段階評価でわかりやすく表示されるのも特徴です。また直近でチェックされた商品やサクラ度の高い商品カテゴリーも確認できるため、一度サイトを見てみることで信頼性のある商品の傾向を把握できるしょう。
サクラ商品の特徴
記事前半で紹介した不正レビュー商品の見分け方以外のサクラ商品の特徴を見極めるポイントは、レビュワーを確認してみることです。レビュワーが自分のレビューを非公開にしている場合は、公開できない理由があることが推測されます。
また、レビュワーが短期間で類似する商品を大量購入している場合も、不正レビューの投稿のために購入している可能性があります。レビュワーに関する情報は悪質なレビューを見抜く際の重要な情報となるため、商品の購入を迷っている方はチェックしてみましょう。
サクラチェッカーの使い方
・iPhoneの場合
・Androidの場合
・PCの場合
ここからは、サクラチェッカーの使い方について利用端末別に紹介します。日頃から頻繁に使用する端末で、商品の購入前にサクラチェッカーを利用する習慣をつけることが大切です。各手順は容易に実装できるため、この記事を読みながら実際に使用してみることをおすすめします。
iPhoneの場合
iPhoneでサクラチェッカーを利用する場合の手順は以下の通りです。
1.ショートカットアプリをインストールする
2.iPhoneの設定を変更する
3.ショートカット情報を取得する
4.Amazonアプリの商品の共有を選択する
5.「サクラレビューチェック」をタップする
「ショートカット」というアプリをインストールした後に、iPhoneの設定画面を開き、「信頼されていないショートカットを許可しますか?」を有効化しましょう。
次にショートカットアプリから「Awesome AMZ ver 1.2」というショートカットを取得します。ここまでが利用する前の準備です。4.5の手順を行うことで商品のサクラチェッカーを利用できます。
Androidの場合
Androidでサクラチェッカーを利用する場合の手順は以下の通りです。
1.サクラチェッカー公式サイトから「PWAをホームに追加する」をタップする
2.利用端末ホーム画面にアプリとして表示されるためタップして利用を開始する
Androidの場合は、公式サイトよりPWAを追加することですぐに利用開始できます。ブラウザ版と同じ仕様になっているため、商品URLを貼り付けることでレビューをチェックできます。
PCの場合
PCでサクラチェッカーを利用する場合の手順は、サクラチェッカー公式サイトからブックマークレットを追加することですぐに利用可能です。レビューを確認したいAmazonの商品ページを開き、サクラチェッカーのブックマークレットを選択することでレビューをチェックできます。
Chromeの拡張機能でワンクリックでサクラチェッカーを表示できる!
PC(Chrome)でサクラチェッカーを利用する場合には拡張機能を追加した後に、ワンクリックでサクラチェッカーを利用可能です。PCでAmazonをはじめECサイトで買い物をする方にとってはおすすめ。拡張機能を活用した手順を解説します。
Chromeの拡張機能の導入方法
1.Chromeウェブストアの「Sakura Check Linker」を開き追加する
2.拡張機能を利用PCに追加する
上記手順を実行した後に、Amazonで商品ページを開くと「サクラチェッカー」という項目が表示されるため、クリックすることでレビューをチェックできます。サクラチェッカーのリンクを削除したい場合は、Chromeの拡張機能を削除することでリンク表示が消えます。
サクラチェッカーを利用する際の留意点
・精度は100%ではない
・サクラ度が高い商品への対応を考えておく
・効果がイマイチな場合は別の手段を考える
ここまでサクラチェッカーについての概要、導入手順、メリットなどを紹介しましたが、利用にあたり留意すべき点もいくつかあるため解説します。
精度は100%ではない
サクラチェッカーは商品のレビューの信頼性を見抜く優れたサービスですが、100%の精度を保証できません。この記事で紹介したサクラチェッカーの一定基準に基づき商品の評価を行っているため、商品情報が少ない場合には分析不可となったり、実際に不正レビューが投稿されている商品をチェックしても「安全」と表示されたりすることもあります。サクラチェッカーを過信してしまうのはよくないといえるでしょう。
サクラ度が高い商品への対応を考えておく
商品の購入前にサクラチェッカーを利用し、サクラ度が高いと判定された場合の対処法を考えておことで買い物をする時間を効率化できるでしょう。
サクラ度が高い商品は基本的に購入を避けるのが無難であるといえますが、サクラチェッカーはあくまでツールのため、粗悪な商品であるとも限りません。サクラチェッカーの詳細な判定まで確認し、最終的には自分の判断基準で購入するかどうかを決めるのが理想的です。
効果がイマイチな場合は別の手段を考える
サクラチェッカーを利用しているユーザーが多いことをサクラ業者が知っていて、サクラチェッカーの判定にかからない悪質なレビューが投稿されている可能性もあります。サクラチェッカーの有効性が不十分であると感じる場合には、この後に紹介する他ツールの利用も検討しつつ対策しましょう。
サクラチェッカー以外のレビュー判定サービス
・Fakespot
・ReviewMeta.com
サクラチェッカー以外でおすすめのレビュー判定サービスをいくつか紹介します。高価な商品や希少性の高い商品を購入する場合は、複数のレビュー判定ツールを組み合わせて商品購入の判断材料にしてみてもいいでしょう。
Fakespot
Fakespotは、オンライン上の商品レビューを分析し、その信頼性を評価するサービスです。主にECサイトやオンラインショッピングプラットフォームの商品ページで利用され、製品の購入に関する意思決定をする際に役立ちます。
レビューの品質や言語の分析、レビュアーの過去の履歴などを考慮し、信頼性の低いレビューを検出し、消費者により正確で信頼性の高い情報を提供。拡張機能に追加することでAmazonの商品ページにリンクが表示され、FAKESPOT COMPANY REVIEW GRADEという項目にA、B、Cのいずれかの評価がなされます。シンプルでわかりやすく、サクラチェッカーと組み合わせて使用することもおすすめです。
公式サイトはこちら
ReviewMeta.com
ReviewMeta.comは、世界中で利用されているAmazonのレビューチェッカーです。Amazonの商品URLを貼り付けることでレビューの解析が可能で、結果に対して詳細な説明をしてくれるのが特徴的です。
商品レビューの良し悪しをきちんと評価し判断の一助となるサービスとなっています。アメリカでは不正レビューをめぐる裁判の証人として当サービスが証言するほど、公共性の高い優れたサービスといえるでしょう。
公式サイトはこちら
サクラチェッカーを活用して、Amazonでのショッピングを充実させましょう!
この記事ではサクラチェッカーについて解説しました。AmazonをはじめECサイトでは、レビューをしなければ売れない商品がたくさんあります。
オンラインで買い物をすることが主流となっている現代において、良い商品を見極めるためにサクラチェッカーをはじめとするレビュー判定サービスを利用してみてはいかがでしょうか。この記事を参考に行動を起こしてみることをおすすめします。