Amazonでデビットカードは使える?引き落としのタイミングや返金方法など仕組みを徹底解説
デビットカードとは、カードでの支払いと同時に利用代金が預金口座から引き落とされる仕組みのカードです。
Amazonではさまざまな支払い方法に対応していますが、デビットカードで支払うことは可能なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではAmazonでデビットカードは使えるのか、引き落としのタイミングや返金方法などについて徹底解説していきます。
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Amazonでデビットカードは使える?
結論からいうと、Amazonではデビットカードの使用が可能です。Amazonでは、購入した商品の代金やAmazonプライム会費の支払いなどにデビットカードが使えます。
ただし、すべてのデビットカードに対応しているわけではありません。ここからは、Amazonで使えるデビットカードの条件について詳しく解説していきます。
Amazonで使えるデビットカードの条件
Amazonではデビットカードの支払いに対応していますが、支払いに使えるのは以下の国際ブランドが付いているデビットカードのみです。
- VISA
- Mastercard
- American Express
- Diner's Club
- JCB
中国発の国際ブランド「銀聯(ぎんれん)」はクレジットカードのみの対応で、デビットカードは使用できないのでご注意ください。
J-DebitカードはAmazonで使えない
デビットカードは、クレジットカード会社が発行する国際ブランド付きのデビットカードと、J-Debitカードの2つに分けられます。
J-Debitとは、金融機関のキャッシュカードをデビットカードとして支払いに使えるサービスで、全国約56万ヶ所のJ-Debit加盟店で利用できます。
しかし、Amazonで使えるのは国際ブランド付きのデビットカードのみで、J-Debitカードでの支払いには対応していません。
Amazonでデビットカードを使う際は、国際ブランドが付いているか確認しましょう。
Amazonでデビットカードを使うメリット
Amazonでデビットカードを使うメリットとしては、下記の6つが挙げられます。
- Amazonの買い物で使いすぎを防げる
- 即時決済できるから払い忘れを防げる
- 審査がないから学生も使える
- 不正利用されたときの保証もあり安心
- Amazonの支払い手数料がかからない
- Amazon Payの支払い元にも使える
ここからは、Amazonでデビットカードを使うメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。
Amazonの買い物で使いすぎを防げる
クレジットカードのような後払い方式だと、預金口座に支払いに必要な金額が入金されていなくても、利用限度額まで支払いが可能です。
そのため、支払い能力以上に使いすぎてしまう恐れがあります。一方、デビットカードは支払いと同時に利用代金が預金口座から引き落とされるため、口座残高を超える支払いはできません。
また、クレジットカードと同様に利用限度額の設定も可能です。Amazonで使う分のお金だけを預金口座に入金しておくか、利用限度額を設定しておけば、支払い能力を超える支払いを未然に防げます。
即時決済できるから払い忘れを防げる
デビットカードは支払いと同時に預金口座から利用代金が自動的に引き落とされるため、Amazonで購入した商品代金の払い忘れも防げます。
コンビニ払いやATM払いだと、わざわざコンビニや銀行に行って商品代金を支払わなければならないため、つい支払いを忘れてしまうこともあるでしょう。
前払い方式の支払い方法では、期限までに支払いを済ませないと注文がキャンセルされるため、再度Amazonで商品を購入する手間がかかります。
しかし、デビットカードなら即時決済で支払いに行く手間もかからないので、Amazonでお買い物するときに便利です。
審査がないから学生も使える
デビットカードはクレジットカードとは違い、発行時の審査が基本的にありません。クレジットカードで事前に審査が行われる理由として、以下の2つがあげられます。
- クレジットカード会社から一時的に借金する形で後払いをするため
- キャッシング機能が利用できるため
また、クレジットカードは高校生を除く18歳以上でないと発行できません。
一方、デビットカードは即時決済のため、借金して後払いする形ではありません。そのため審査を行う必要がなく、銀行口座さえあればクレジットカードが持てない学生でも発行できます。
申込可能な年齢は中学生を除く15歳以上が一般的ですが、なかには15歳の中学生でも作成できるカードもあります。
デビットカードならクレジットカードよりも使い過ぎの心配がないので安全であるほか、ポイント還元もあるため現金よりもお得にショッピングできておすすめです。
不正利用されたときの補償もあり安心
多くのデビットカードには、クレジットカードと同じように不正利用補償が付帯しています。
不正利用補償が付帯しているデビットカードなら、Amazonアカウントに不正アクセスされて勝手にデビットカードを利用されたとしても、不正利用分をカード会社が補償してくれるため安心です。
ただし、補償金額には上限があるので注意してください。
Amazonの支払い手数料がかからない
Amazonではさまざまな支払い方法が利用できますが、そのなかには商品代金の支払い時に手数料が発生する支払い方法もあります。
代引きだと商品1つあたりに330円(税込)、ATM払い・ネットバンキング払いだと一部の金融機関では振込1件ごとに振込手数料が発生します。
デビットカードなら支払い手数料がかからないので、支払い手数料を節約するならデビットカードでの支払いがおすすめです。
Amazon Payの支払い元にも使える
デビットカードはAmazon Payの支払い元としても登録できます。Amazon Payとは、Amazonアカウントに登録済みの住所や支払い情報を使って、Amazon以外のサイトでも支払いができる決済サービスです。
Amazon Payを使えば、各ショッピングサイトで個人情報を入力する必要がなくなる上、個人情報流出のリスクを軽減できるメリットがあります。
カード情報や住所を入力する手間を省きたい方で、普段からデビットカードを使用している方におすすめです。
Amazonでデビットカードを使うデメリット
デビットカードにはさまざまなメリットがありますが、その一方でデメリットもいくつかあります。
- 二重引き落としされる可能性がある
- 残高不足で買い物できないことがある
- Amazonで分割払いやリボ払いは使えない
- ポイント還元率がクレジットカードに比べて低いことが多い
ここからは、Amazonでデビットカードを使うデメリットをそれぞれ詳しく解説していきます。
二重引き落としされる可能性がある
Amazonでデビットカードを使うと、ショップ側の処理方法によっては一時的に利用代金が二重引き落としされることがあります。
二重引き落としが発生するのは主にネットショッピングで、下記のようなパターンで起こることが多いです。
- 予約商品を購入した場合
- 購入した商品をキャンセルした場合
- 購入した商品の金額が変更された場合
もちろん二重引き落としされた分は返金されますが、使用しているカードによっては返金されるまでに45~60日程度かかる場合があります。
特に、高額商品の購入で二重引き落としが発生すると、返金されるまでの間は残高不足でお買い物ができない状況に陥りやすいです。そのため、高額商品を購入する場合は他の方法で支払うのをおすすめします。
残高不足で買い物できないことがある
デビットカードは支払いと同時にお金が引き落とされるため、預金口座の残高が利用限度額になります。
残高が不足していると買い物できないので、事前に残高があるか確認しておく必要があります。
Amazonで分割払いやリボ払いは使えない
クレジットカードなら一括払いのほかにも、分割払いやリボ払いなどさまざたらな支払い方法が利用できます。
- 2回払い:利用代金を2回に分けて支払う方法
- 分割払い:利用代金を3回以上に分けて支払う方法
- リボ払い:利用代金を毎月一定額ずつ支払う方法
- ボーナス払い:利用代金を夏や冬のボーナス時期に合わせて一括で支払う方法
一方、デビットカードで利用できるのは一括払いのみで、それ以外の支払い方法には対応していません。使いすぎを防げる点はメリットですが、お金に余裕がない時に融通が利かない点はデメリットだといえるでしょう。
ポイント還元率がクレジットカードに比べて低いことが多い
デビットカードもクレジットカードと同様、支払い金額に応じたポイントが還元されます。
しかし、ポイントの還元率はクレジットカードと比べて低めに設定されているため、ポイントが貯まりにくいのがデメリットです。
クレジットカードの場合、無料で発行できるカードでもポイント還元率が0.5%~1%に設定されているものが多く、Amazonで使うと2~5%の高還元が受けられるカードもあります。
一方、デビットカードのポイント還元率は0.2~0.5%前後が一般的です。なかにはポイント還元率が1%以上のカードもありますが、クレジットカードと比べると数は少ないです。
デビットカード | ポイント還元率 |
---|---|
GMOあおぞらネット銀行 Mastercardプラチナデビットカード | 1.2% |
GMOあおぞらネット銀行 デビットカード | 0.6~1.2% |
楽天銀行デビットカード | 1% |
Sony Bank WALLET | 0.5~2% |
効率的にポイントを貯めるなら、クレジットカードで支払うのがおすすめです。
Amazonでデビットカードを使うときの引き落としはいつ?
Amazonでデビットカードを使った場合、商品の出荷準備が始まった時点で利用代金が預金口座から引き落としされます。
注文が完了した時点ではまだ引き落としはされません。そのため、出荷準備が始まるまでは引き落とし口座に利用代金分のお金を入れておく必要があります。
注文時点では口座残高に余裕があっても、出荷準備開始時点で残高が不足していた場合は引き落としができません。
商品の発送は保留となり、そのまま放置すると注文がキャンセルされて商品が届かなくなってしまいます。デビットカードを使う際は引き落としのタイミングに注意しましょう。
Amazonアカウントにデビットカードを登録する方法
Amazonでデビットカードを使うには、Amazonアカウントにデビットカードの情報を登録しておく必要があります。
デビットカードの登録はAmazonのアプリ・サイトの両方で行えますが、今回はスマホのAmazonアプリからデビットカードを登録する手順をご紹介します。
- Amazonアプリを起動したら、画面下部の人型のアイコンをタップ
- 「アカウントサービス」をタップ
- 「お客様の支払い方法」をタップ
- 「カード&アカウント」の右横にある「+追加」をタップ
- 「クレジットまたはデビットカードを追加」をタップ
- デビットカードの名義人、カード番号、有効期限を入力したら、「カードを追加」をタップ
これで登録完了です。
Amazonでデビットカードを使ったあと返金はできる?
デビットカードで購入したAmazonの商品をキャンセル・返品した場合や二重引き落としが発生した場合の返金は可能です。
ここからは、商品を返品する場合や二重払いがあった場合の返金される仕組み、返金までにかかる日数について解説していきます。
商品を返品する場合の返金される仕組み
デビットカードで購入した商品を返品した場合は、以下ような流れで預金口座に支払った代金が返金されます。
- ショップにて返金処理
- ショップから銀行へ返金情報を送信
- 銀行に返金情報が到着
- 銀行が商品代金を預金口座に振込し、返金処理完了
ショップから銀行に返金情報が届くまでに時間がかかることが多いですが、銀行に情報が到着してからは即日対応が行われます。
二重払いがあった場合の返金される仕組み
Amazonでデビットカードを使用した時に二重払いが発生した場合は、以下の流れで預金口座に支払った代金が返金されます。
- ショップで二重払い分の決済をキャンセル処理
- ショップから銀行へキャンセル情報が送信
- 銀行にキャンセル情報が到着
- 銀行が二重払い分の代金を預金口座に振込し、返金処理完了
二重払いの場合も、キャンセル情報が銀行に到着してからは即時返金の対応をしています。
Amazonでデビットカードを使ったときの返金までにかかる日数
Amazonでデビットカードを使った場合の返金までにかかる日数は、カードの発行会社によって異なります。
早ければ数日~1週間程度で返金されますが、一部のカード会社では45~60日程度の時間を要する場合があります。
返金まで遅いと感じるかもしれませんが、これは処理の都合上、仕方のないことなので返金されるまで気長に待ちましょう。
返金が遅い場合はカスタマーセンターに問い合わせを
デビットカードで購入した商品をキャンセル・返品してから60日以上経過しても返金されない場合や返金を急いでほしい場合は、一度Amazonのカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。
カスタマーセンターへの問い合わせはAmazonアプリ・サイトから行えますが、今回はAmazonアプリから問い合わせる手順をご紹介します。
- Amazonアプリを起動したら、画面右下の「≡」をタップ
- 画面を一番下までスクロールしたら、「カスタマーサービス」をタップ
- 「注文内容について」をタップ
- 返金について問い合わせたい商品をタップ
- 「返品・交換・返金」をタップ
- 「返金時期について」をタップ
- 「カスタマーサービスへ連絡」をタップ
- 「今すぐ電話リクエストする」をタップ
- 自分の電話番号を入力したら、「今すぐ電話がほしい」をタップ
上記の手順で入力した電話番号宛にAmazonから電話がかかってきます。電話に出たら、返金が遅い旨をオペレーターに伝えてください。
デビットカードはAmazonで安全にスムーズな買い物ができておすすめ
Amazonでは、国際ブランドが付いているデビットカードなら支払いに使えます。
商品代金は出荷準備開始時点で自動的に引き落としされるので支払いに手間がかからないほか、口座残高を超える決済はできないので使いすぎも防止できます。
不正利用補償が付帯しているカードなら、第三者に不正利用されたとしてもカード会社が損害分を補償してくれるので、安全かつスムーズな支払いが可能です。
支払い手数料もかからない上、ポイントの還元も受けられてお得なので、これまで代引きやATM払いを利用してきた方は、ぜひデビットカードの利用を検討してみてください。
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