Amazonで領収書を発行する方法!PDF化やコンビニ印刷、インボイス対応も解説

Amazonで領収書を発行する方法!PDF化やコンビニ印刷、インボイス対応も解説

Amazonで領収書を発行する際「具体的な方法がわからない」「発行の手順や宛名指定の方法を知りたい」と悩みますよね。

本記事では、Amazonで領収書を発行する具体的な方法を解説します。PDFに保存する方法や、コンビニ印刷の方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。

Amazonで商品に領収書は同封されない

Amazonでお買い物した荷物には、領収書が同梱されません。領収書が必要な場合はAmazonの公式サイト上から発行する必要があります。


領収書は、商品が発送された後に注文履歴から発行可能であり、以下の項目が記載されます。

  • 発行日:領収書を発行した日付
  • 注文日:商品を注文した日付
  • 注文商品:商品名(但し書き)
  • 請求金額:購入時に支払った金額(送料・手数料を含む)
  • お届け先住所:指定した住所
  • 支払い方法:指定した支払い方法

上記のように、Amazonの領収書には正式な様式の領収書として必須の項目が記載されています。

Amazonで領収書は発行される?

Amazonでは、印刷可能な領収書や購入明細書を発行できます。確定申告や経費の計上に必要な書類として利用できるのもポイントです。

2023年10月現在、Amazonの公式サイトのヘルプ&カスタマーサービスでも下記のように発表されています。

「注文履歴」に表示される印刷可能な税記載領収書は、経費報告書に使用できる正式な様式の領収書です。

Amazonの印刷式の領収書は経費報告書に使える?

Amazonの印刷式の領収書は、経費報告書としてそのまま使用できます。データ保存ができることから、管理コストの削減に繋がる点がメリットです。

個人事業主やフリーランスの方でも、領収書の保管場所を確保したり、劣化に気をつかったりする心配がありません。

なおAmazonの領収書は改正された電子帳簿保存法の対象のため「電子取引」に該当します。

Amazonで領収書を発行する時の注意点

Amazonで領収書を発行する際の注意点は下記の4つです。詳しい内容について、順番に確認していきましょう。

  • Amazonの領収書には捺印はない
  • Amazonの領収書では宛名が空欄になる
  • 同時購入の商品を分けて領収書発行できない
  • 領収書が発行されない支払い方法がある

Amazonの領収書には捺印はない

Amazonから発行される領収書には捺印がないことを把握しておきましょう。2020年6月には、総務省から下記の内容が発表されています。「見積書、請求書、領収書等については、押印不要とする」
参考元:地方公共団体における書面規制、押印、対面規制の見直しについて

領収書は、帳簿に記載された内容が正しいかを裏付けしたり、経費として認められるかを判断したりする書類のため、必ず捺印が必要というわけではありません。

しかし社内規定として、領収書への捺印を必須としている事業者も存在するため、事前に確認しておきましょう。

Amazonの領収書では宛名が空欄になる

Amazonで領収書を発行する際は、宛名が記載されていないことに注意しましょう。Amazonが発行した領収書のデータを編集することはできないため、宛名を記入する際は、印刷後に書き加える必要があります。

しかし事業所によっては、領収書の宛名を書き加えることを不正行為としているケースもあるため注意が必要です。

「領収書の宛名が空欄の状態で、経費精算できるか不安」という方は、経理担当者や専門家に確認しておくのをおすすめします。

同時購入の商品を分けて領収書発行できない

Amazonでは、同時に購入した商品ごとに分けて領収書を発行できません。一度に複数の商品を注文する際は、領収書1枚にまとめて記載されてしまいます。

金額を指定して発行することもできないため、確定申告や経費精算を控えている方は注意しましょう。

Amazonで経費として精算する商品を購入する際は、個人的に購入した商品と混ざらないように手続きを進める必要があります。

領収書が発行されない支払い方法がある

Amazonでは、公式サイトから領収書を発行できない支払い方法があります。

領収書を発行できない支払い方法を適用した場合、経費として計上するのが困難になり、税金対策の面で損してしまうでしょう。

なお、具体的な支払い方法については、下記の見出しで紹介していきます。

領収書が発行されない支払い方法

2023年10月現在、Amazonで領収書を発行できない支払い方法は下記の通りです。

  • 代金引換
  • ATM支払い
  • コンビニ支払い
  • 電子マネー支払い
  • ネットバンキング支払い

上記の支払い方法を利用する際は、支払い先の銀行が発行する利用明細や、コンビニが発行する領収書を利用しましょう。

また代金引換の場合は、外箱に配送業者から発行される領収書が添付されています。

お届け先住所に登録している名前が表示されるため、領収書に会社名を記載したい方は、事前に届け先を会社の住所に変更しておきましょう。

領収書が発行される支払い方法

2023年10月現在、Amazonで領収書発行に対応している支払い方法は下記の6種類です。

  • 携帯決済
  • Paidy翌月支払い
  • Amazonポイント支払い
  • Amazonギフト券支払い
  • クレジットカード支払い
  • パートナーポイント支払い

なお、Amazon.co.jpやAmazonマーケットプレイス出品者が発行する領収書では、社判の捺印を承っていないため注意が必要です。

Amazonで領収書を発行する方法

本見出しでは、Amazonで領収書を発行する具体的な方法を紹介します。

下記の流れに沿って確認してきましょう。

  • スマホから発行する場合
  • PCから発行する場合

スマホから発行する場合

Amazonの領収書をスマホから発行する手順は下記の通りです。実際の操作画面と合わせて順番に解説していきます。

①Amazonホーム画面「アカウントリスト」から「注文履歴」を選ぶ画像(選択する該当箇所を印など入れて加工)Amazonのトップ画面「アカウント&リスト」から「注文履歴」を選びます。

②「注文履歴」から「領収書」を選ぶ画像(該当箇所を印などで加工)アカウントサービスが表示されたら「注文履歴」を選びましょう。また、領収書を発行したい商品の「領収書/購入明細書」を選びます。

③領収書の表示画面で「このページを印刷してご利用ください」をマーキング加工した画像領収書あるいは購入明細書が表示されるため、ページ上の青文字「このページを印刷してご利用ください」から印刷してください。

PCから発行する場合

Amazonの領収書をパソコンから発行する手順は下記の通りです。操作画面と合わせて確認していきましょう。

①PC上のAmazonホーム画面「アカウントリスト」から「注文履歴」を選ぶ画像(選択する該当箇所を印など入れて加工)Amazonトップ画面の「アカウント&リスト」を選択し、画面左上の「注文履歴」を選びます。

②「注文履歴」から「領収書」を選ぶ画像(該当箇所を印などで加工)領収書を発行する商品の右上にある「領収書/購入明細書」を選び、領収書あるいは購入明細書を表示させましょう。

③領収書の表示画面で「このページを印刷してご利用ください」をマーキング加工した画像ページ上にある「このページを印刷してご利用ください」を選択して印刷しましょう。

iPhoneでも領収書をPDF化できる?

Amazonの領収書はiPhoneでもPDFに変換可能です。下記の方法に沿って変換してみましょう。

①Amazonのサイトを表示し、画面右上にある「更新ボタン」を長押しします。

②画面下の「デスクトップ用サイトを表示」を選択しましょう。

③Amazonのサイトのトップ画面で「アカウント&リスト」から「注文履歴」を選択します。

④領収書をPDFへ変換する商品の「領収書/購入明細書」を選択しましょう。

⑤領収書が表示されたら、画面下部の「共有ボタン」を選択し「PDFを作成」を選んで完了です。

家にプリンタがない時はコンビニで印刷可能

Amazonの領収書は、PDFのデータをSDカードやUSBに入れることでコンビニを利用して印刷できるようになります。

ご自宅にプリンターがない場合は、PDF化した領収書をメモリースティックに保存しコンビニのコピー機で印刷しましょう。

加えて、Amazonの領収書は「ネットプリント」という無料アプリを使って印刷するのもおすすめです。

お近くのセブンイレブンに設置されたコピー機にスマートフォンを繋ぐことで、領収書を印刷できます。

Amazonでインボイス(適格請求書)交付される?

2023年10月現在、Amazonではインボイス(適格請求書)が交付されるのかについて紹介します。詳しい内容は下記の通りです。

  • 販売元がAmazonならインボイスが交付される
  • Amazonマーケットプレイスなら出品者による

販売元がAmazonならインボイスが交付される

購入した商品の販売元がAmazonの場合は、インボイスが交付されます。実際に、Amazon businessのサイトでも下記の内容が公表されています。

Amazonセラーセントラルに登録番号を登録した販売事業者様から購入された場合、Amazonビジネスでは媒介者交付特例を適用して、Amazonの登録番号を記載したインボイスを交付します。

Amazonマーケットプレイスなら出品者による

購入した商品の販売元がAmazonマーケットプレイスの場合、インボイスが交付されるかは出品者によって異なります。

Amazon businessのサイトで公表されている内容も確認しておきましょう。Amazonセラーセントラルに登録番号を登録していない販売事業者様から購入された場合、現状通り「支払い明細書」および「返金明細書」を区分記載請求書として交付いたします。

上記のように、販売元が登録事業者でない場合は、インボイスの交付が適用されないため注意しましょう。

Amazonでインボイスの対象か確認する方法

Amazonからインボイスの対象内外を確認する方法について解説します。下記の流れに沿って1つずつ確認していきましょう。

  • Amazonビジネスの場合
  • 通常の個人向けAmazonの場合

Amazonビジネスの場合

Amazonビジネスの場合は「商品検索結果」にある「絞り込み条件」から確認できます。絞り込み条件に発行対象が含まれる商品という部分が追加されているのでそこをチェックしましょう。

インボイス発行対象のみにすることが出来ます。商品詳細ページでのバッジ表示また、インボイスの発行事業者の出品の場合は「適格請求書の発行対象です」と表示されていることを確認しましょう。

適格請求書発行事業者以外の出品を確認するために、購買ルールを設定できるようになっています。

通常の個人向けAmazonの場合

通常の個人向けAmazonの場合は、Amazonビジネスのように「適格請求書発行事業者」であることを認識できません。適格請求書発行事業者かを確認する際は、販売元の名前および法人番号を確認しましょう。

なお、法人番号は「インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」から確認可能です。

Amazonでインボイスをダウンロードする場所は?

Amazonでインボイスをダウンロードする 場所は、Amazonビジネス・個人向けのAmazonを問わず、注文履歴の「領収書等」からダウンロードできます。

一方、個人向けのAmazonでは「媒介者交付特例」を使用しないため、販売事業者の登録番号が印字されたインボイスが交付されます。

なお、Amazonビジネスは「媒介者交付特例」を適用したうえでインボイスが発行され、Amazonの登録番号が記載されたインボイスを受け取れます。

それぞれ、登録番号の記載内容に違いがあることを押さえておきましょう。

Amazonビジネスの「請求書払い」はインボイスとして使用できません。適格請求書の端数処理における「1つのインボイスにつき、税率ごとに1回ずつ端数処理をする」の条件を満たせないからです。

Amazonビジネス「請求書払い」はインボイス対象外

インボイス制度では「1つの請求書内で1回の端末処理ができる」という原則を守る必要があります。

Amazonビジネスでは、インボイス制度の原則を守れないため、商品を購入するごとに領収書を発行しましょう。

AmazonのPDF化について知ろう!

本記事では、Amazonで領収書を発行する手順やPDF化、印刷方法、インボイス対応について紹介しました。

Amazonは幅広い領収書発行に対応している反面、商品ごとに分割できない注意点があります。

またインボイス対応については、Amazonビジネスと個人向けで扱いが異なることも抑えておきましょう。

本記事で紹介した手順に沿ってAmazonの領収書発行を行い、確定申告や経費の精算に役立ててみてください。

※本記事に掲載している情報は、記事更新時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。

※記事経由で商品を購入すると、売上の一部がクラシル比較に還元されることがあります。

この記事に関連するおすすめ記事

Amazon入門ガイドのカテゴリー

その他のAmazonお得情報カテゴリー

新着記事

カテゴリー