市販のカレースパイスのおすすめ11選！有名メーカーの商品などご紹介

食べるお店やルーごとに違うカレーの味は、使われている「カレースパイス」で決まります。ここではカレーによく使われる市販のスパイスや通販で手軽に購入できるスパイスなどを、メーカーや種類ごとにご紹介していくのでぜひ参考にしてくださいね。スパイスの香りが飛ばない工夫がされている保存容器にも注目していきます。

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カレーという料理はスパイスを自由に調合してつくられるインド料理の総称のため、明確なレシピがあるわけではありません。でも、あまりに自由度が高いと何を使っていいのかわからなくなってしまいますよね。

自宅でカレーをつくる際に、カレー粉やカレールーを使用する方も多いと思いますが、いつも使っているカレールーもスパイスを調合して使いやすく固形または粉状にしたものです。特に日本のカレールーはお米にかけて食べることが前提になっているため、とろみが強いという特徴があります。

カレーはインドからイギリスを経て日本に入ってきましたが、その際にイギリスで開発されたC&B社のカレー粉が日本に伝わったスパイスの調合のもととなっていると言われています。ここからは、カレー粉によく使われているスパイスの種類をご紹介していきますね。

本場のインドでは明確なレシピがないカレーですが、やはりカレーに欠かせないスパイスやカレーに合ったスパイスというものがいくつかあります。ここからは市販のルーやカレーショップでもよく使われているカレーに欠かせないスパイスを、香りや風味、辛さを加えるスパイスのほか、カレーに色をつけることを目的としたスパイスの順にご紹介していきます。

カレーのおいしさの基本と言えば、食欲をそそるスパイシーな香ばしさです。まずはカレーの味を形成している香りづけに使える基本的なスパイスを4つご紹介していきますね。一からスパイスカレーをつくるのは大変なので、いつものカレーにお好きなスパイスを少し足すだけでもオリジナルカレーがつくれますよ。この4つのスパイスに「辛さ」はなく、辛さが必要なときにはこの後でご紹介する唐辛子が必要になってきます。

カレーの香りの一番のもととなっているのがクミンというスパイスです。紀元前から栽培されていたと伝えられる歴史のあるスパイスで、セリ科の1年草の種子からつくられるクミンはインド料理だけでなく、地中海沿岸や中東、中央アジアなどの広い地域で使われています。種子のままのクミン・シードとパウダーになっているクミンパウダーがありますが、調理の際にはパウダー状の方が使いやすいでしょう。

カレーの香りに甘さと爽やかさをプラスするコリアンダーも、クミンと同じセリ科の1年草の種子のことです。コリアンダーの葉の部分はタイ語ではパクチー、中国語では香草（シャンツァイ）と呼ばれており、日本でもとてもなじみ深い香草です。カレーをつくる際には油と一緒に炒めて香ばしい香りを出して使います。ちなみに串に刺した豚肉をコリアンダーと塩コショウで味をつけて焼くと、ギリシャの名物料理である「スブラキ」のような味になりますよ。

カルダモンはインド原産のショウガ科の植物で、スパイスには断面が三角形になっている種子を使います。少量でも強い香りがするため「香りの王様」または「スパイスの女王」とも呼ばれる高価なスパイスです。種子の皮を剥がないと香り成分が出てこないので、皮をむいてからパウダー状に加工されている商品が使いやすいでしょう。殺菌作用や匂い消しの効果もあるのでマトンなどの匂いの強い肉料理に使用されるほか、インドの紅茶であるチャイにも利用されていますよ。

百味胡椒と呼ばれるオールスパイスは、クローブ、ナツメグ、シナモンをひとつに合わせたような香りを持っているスパイスです。数種類のスパイスを調合したような名前ですがれっきとした1種類の植物で、フトモモ科の樹木からなる果実を乾燥させたものをスパイスとして使用します。これ1つで3種類のスパイスを合わせたような香りが出せるので、カレーだけでなくトマトソースやハンバーグなどのさまざまな料理に応用できますよ。

ここまではカレーに香りをつけるために必要なスパイスを4つご紹介しましたが、カレーのもうひとつの特徴はやはりその辛さです。カレーの辛さのもとは、主にレッドペッパーやチリペッパーなどの唐辛子によるものです。山椒やコショウなども使われますが、基本的には赤唐辛子の量でお好みの辛さが変えられますよ。辛いカレーが好きな場合には多めに、マイルドな味にしたいときには少なめの量で自由に辛さを調節できるのも自分でつくるスパイスカレーのよいところですね。

口の中がカーッと熱くなるような辛さが特徴の赤唐辛子を使ったスパイスです。乾燥した赤唐辛子を粉末状にしたもので、赤唐辛子を使ったスパイスにはほかにも「チリパウダー」や「レッドペッパー」などがありますが、これらにはほかのスパイスやハーブなどがブレンドされています。

原料となる赤唐辛子は日本でもよく使われる鷹の爪やキムチなどに使用されている韓国の赤唐辛子のほかにも、強い辛さで知られるハラペーニョなどさまざまな種類があるので購入する際には原材料をよく確認してくださいね。世界中で愛されているスパイスで、チリソースやラー油だけでなくタバスコにも使用されています。

カレーの色というと多くは黄色や、茶色を想像する方が多いのではないでしょうか。しかし、香りづけのスパイスとチリペッパーだけでは黄色や茶色のカレーライスの色は再現できません。実際にはカレーの色に定義はなく、インド料理では青唐辛子を使ったグリーンカレーやほうれん草のカレーなど緑色をしているカレーもあり、タイカレーは唐辛子の赤色をしています。それでもやはりカレーらしい色をつけたいという場合にはどのようなスパイスを使ったらよいのでしょうか。

ウコンとも呼ばれるターメリックは、黄色い料理によく使われるスパイスです。ショウガ科の植物で食材に黄色い色をつけるほか独特な苦みと香りを持っており、このスパイスを加えると見た目がぐっとカレーらしくなります。ターメリックに使われるウコンには50種類以上もの品種があり、中でも「春ウコン」と「秋ウコン」のほか「紫ウコン」が主に使われますが、ターメリックとして用いられるのはこの3種の中でも風味がよくマイルドで食用に向いている「秋ウコン」になります。

これまでにご紹介してきたスパイスはカレーの基本となるものですが、このほかにもコショウやニンニクなどを考えると多種多様なスパイスが必要になります。こだわりのカレーをつくる際にはぜひチャレンジしてみたいところですが「もう少し手軽にスパイスを楽しむ方法はないの？」と考えてしまいますよね。そのようなときにはカレーの味を引き立てる万能な混合スパイスもありますよ。

インドの言葉でガラム（熱い）マサラ（合わせたもの）という意味を持つガラムマサラは、平均して3～10種類くらいのスパイスを合わせた使いやすいスパイスミックスです。カレーによく使用されているカルダモンやコリアンダーのほかにもブラックペッパーやシナモンなどがブレンドされているため、ガラムマサラを使えば基本となるスパイスの足りない部分を補えますよ。

手軽な混合スパイスですが商品ごとにブレンドされているスパイスの種類が違うので、裏面やパッケージをよく確認してお好みに合ったガラムマサラを見つけましょう。チリペッパーやターメリックが入っている商品もあり、市販のカレールーにガラムマサラを少量使うだけでも本格的なインドカレーの風味が楽しめますよ。

ここからは「実際にスパイスを試してみたい」「専用のスパイスを使ってカレーライスをつくってみたい」という方におすすめのスパイスをご紹介していきます。カレーの基本となる香りづけに必要なクミンやコリアンダーのほか、辛さに必要なチリペッパーや色づけに使うターメリックまで幅広くご紹介していきますよ。

カレーの基本スパイスであるクミンを使いやすいパウダー状にしたスパイスパウダーです。カレーらしい独特な香りとほのかな苦みとを併せ持っているため、いつものカレーに少し加えるだけで味が引き立ちますよ。

缶に入ったコショウで知られる日本の香辛料メーカーであるGABAN（ギャバン）のクミンパウダーです。保存性の高い缶に入っており、プラスチックゴム製のキャップが付いているため開封後も香りが飛びにくくなっています。カレーのほかにもシチューやドレッシングなどの風味づけにも使えますよ。

日本の食品メーカーであるエスビー食品のコリアンダーパウダーは、環境に配慮した有機栽培の原料だけを使用して丁寧な製法でつくられています。開封した後はキャップをしっかり閉めて、劣化を防ぐために冷蔵庫などの冷暗所に保管してくださいね。カレーだけでなくスパイシーな風味を加えたいときに手軽に使えるためひとつあると便利です。

GABAN（ギャバン）のコリアンダーのスパイスパウダーです。レモンのような爽やかな香りとスパイシーながら優しい辛さで、カレーのほかにもタンドリーチキンやビリヤニなどの肉料理の下味に使えますよ。また、ドレッシングの風味づけにも適しています。

スパイスの王様とも呼ばれるカルダモンの種子を新鮮な状態で瓶に詰めたスパイスです。2人前のビリヤニには約2粒、インドの伝統的なスイーツであるシュリカンドと呼ばれるヨーグルトを使ったデザート5人前でも約2粒を目安に使用します。カレーに使用する際にも何人前かを検討しながら、お好みに合った量を調節してくださいね。お米3合に対して塩少々とカルダモン7～8粒を加えることで、カレーにぴったりなカルダモンライスがつくれますよ。

国内の食品メーカーである「甘利香辛食品」のオールスパイスパウダーです。品質が高いとされるジャマイカ産のほかメキシコ産のオールスパイスを使いやすいパウダー状に仕上げています。上質なオールスパイスはナツメグやシナモン、クローブを合わせたような優しい香りが特徴です。

数多くのスパイスパウダーやカレールウを取り扱っているエスビー食品のチリペッパーです。乾燥させた赤唐辛子を粉末にしたもので、カレーに辛さをプラスするには欠かせないスパイスです。スクリュー状の蓋がついている容器は気密性に優れ、ペッパーの強い香りを外に逃がしません。さらに蓋の部分に突起がついているので開けやすい形状になっています。

有機栽培でつくられた赤唐辛子だけを使った、環境や体に優しいチリペッパーです。カレーの辛みづけだけでなく、チリソースや肉料理などさまざまな用途に使えるのでキッチンにひとつあると便利ですよ。エスビー食品のオーガニックスパイスシリーズではクミンやコリアンダーなども販売されているため、カレー用に何種類かそろえて使うのもよいですね。

GABAN(ギャバン) GABAN ターメリックパウダー 360g

GABAN(ギャバン)

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商品情報

ブランド GABAN(ギャバン)
種類 ローリエ
商品の形状 パウダー
ユニット数 360.0 グラム
パッケージ情報 カン

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カレーに黄色い色をつけるGABAN（ギャバン）のターメリックパウダーです。ターメリックはショウガのようなピリッとした爽やかな辛さと土の匂いのような苦みが特徴のスパイスで、カレーに入れるほかにもチャーハンやターメリックライスなどに利用できますよ。GABAN（ギャバン）の青い缶はシンプルでおしゃれなデザインですが、英語で表示されているスパイスの名前以外はほとんど同じのためほかのスパイスと間違えないようにしてくださいね。

マスコットというブランド名でさまざまなスパイスを販売しているヤスマ株式会社の使いやすいターメリックパウダーです。1947年に創業した長い歴史を持つヤスマ株式会社は世界各地から安心で安全なスパイスやハーブを買い付けて日本国内の食品メーカーや店舗に卸していますが、こちらのマスコットというブランドは業者向けのスパイスを個人でも購入できるようにした小売り用の商品です。店舗や食品メーカーでも使われている本格的な味を家庭で使えるのはうれしいですね。

赤い缶の色が目を引くGABAN（ギャバン）のガラムマサラ80g入りです。カレーを含むインド料理全般をつくる際に便利な混合スパイスは、市販のカレールーを使ったいつものカレーの仕上げに少し足すだけでもカレーの風味が引き立ちますよ。フライドチキンや炒め物の風味づけにもぴったりです。

記事内紹介順レビューの高い順価格の安い順

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マスコット クミンシードパウダー 22g	GABAN(ギャバン) GABAN(ギャバン) GABAN クミン パウダー 300g	S&B(エスビー) 有機スパイス S&B ORGANIC SPICE 有機コリアンダー(パウダー) 18g	GABAN(ギャバン) GABAN(ギャバン) コリアンダー パウダー 300g	マスコット カルダモン 25g	CA C&A 甘利香辛食品 CA オールスパイス(粉) 200g	S&B(エスビー) S&B チリーペッパー(パウダー) 12g	有機スパイス 有機スパイス S&B ORGANIC SPICE 有機チリーペッパー(パウダー) 18g	GABAN(ギャバン) GABAN(ギャバン) GABAN ターメリックパウダー 360g	マスコット ターメリック 30g	GABAN(ギャバン) GABAN(ギャバン) ガラムマサラ 80g
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さまざまなスパイスを使えばオリジナルカレーがつくれますよ。「スパイスだけで一からつくるのは大変そう」という場合には、いつものカレーにスパイスを足すだけでも風味がプラスできます。自由な発想でお好みのスパイスを取り入れながら、カレーの奥深さを楽しんでみてくださいね。