Amazonを装った迷惑メールをブロックする方法!本物との見分け方や対処法を解説
Amazonを装った迷惑メールにより、不正アクセスの被害が報告されています。「偽物の見分け方が分からない」「クリックしてしまったかも」と不安になりますよね。
本記事では、迷惑メールをブロックする方法や見分け方、対処法を解説します。
アカウント停止や、無断な商品の注文を防げますので、ぜひ最後までご覧ください。
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Amazonの迷惑メールには要注意!
Amazonの迷惑メールは、受信者の個人情報やアカウント情報を盗まれる可能性があるため注意が必要です。メールの特徴としては、緊急性の高い内容が含まれているものが多く、受信者を焦らせる傾向があります。本文中のURLから早急にログインするように促し、Amazonを装った偽物のサイトへ誘導する手口となっています。
個人情報やアカウント情報を悪用されないためにも、サービスの使用状況と迷惑メールの内容に相違がないか、冷静に判断することが大切です。
Amazonの名前を利用した詐欺の可能性
近年、Amazonの知名度を悪用した詐欺メールが増えています。ネットリテラシーの高い人でさえ「間違えてクリックしてしまった」というケースが絶えません。
実際に消費者庁でも、Amazonの迷惑メールに関する注意喚起が報告されています。
Amazonサービスの利用者の増加により、Amazonを装った「詐欺メール」が増加しています。「請求が滞っている」や「アカウントの利用停止」など、インパクトのある内容で文章も巧妙化しているので見分けがつきにくいことも。ここからは迷惑メールや偽メールの見分け方や、万が一反応してしまった場合の対処法などを解説します。
Amazonを語った迷惑メールの主な手口
Amazonを語った迷惑メールの手口について詳しく確認していきましょう。代表的な手口として、以下3つのケースが挙げられます。
- アカウント停止などと偽って登録情報も更新
- 不正ログインと不安を煽って偽サイトへ誘導
- プライム会員の会費など偽の未納料金の請求
アカウント停止と偽って登録情報も更新
Amazonの迷惑メールは、アカウント停止やロックを偽った内容を含んでいる特徴があります。登録情報の更新を促し、偽サイトへのアクセスを誘導するのが目的である手口です。
また、アカウント情報に限らず、カードの有効期切れや不審な注文などを報告されるケースもあります。「アカウントは停止されました」「アカウントは一時的にロックされています」などのメッセージを含んだメールには注意しましょう。
不正ログインと不安を煽って偽サイトへ誘導
Amazonの迷惑メールには、不正ログインと偽りサイトへ誘導する手口もあります。悪質なのは、一般に不正ログインへの適切な対処法を知らない人が多い隙をついて、緊急だと受信者の不安を煽る点。
不正ログインという言葉の怖さから、アカウント情報の再設定してしまう人も多いようです。メールの内容からは、迷惑メールだと瞬時に判断できない可能性も考えられるでしょう。
プライム会員の会費など偽の未納料金の請求
「会員登録の未納料金が発生しております」 という文言も、Amazonの迷惑メールに該当する特徴の1つです。会費に加えて、商品代金の未納料金を請求するメールが届くケースもあります。さらに「支払いに応じなかった際は、法的手続きに出る」と脅迫の内容が記載されている場合もあります。
Amazonの公式アナウンスでも公開されているように、未納料金を請求された場合は、一度注文履歴や支払い状況を確認することが大切です。
なぜAmazonを装った迷惑メールがくるの?
Amazonの迷惑メールを受信する原因には、実在するであろうアドレスを自動で収集・生成するツールの利用が考えられます。自動生成されたアドレスに対して、無作為に迷惑メールを送信する方法です。
加えて、企業からメールアドレスが流出した影響で受信している可能性もあります。さらに、メールアドレスの登録を促すサイトを経由する手口もあり、さまざまな方法でターゲットを集めていると予測できます。
Amazonの迷惑メールに騙された時の対処法
万が一、Amazonの迷惑メールに騙されてしまった際の対処法を紹介します。以下4つの内容を事前に把握し、落ち着いて対応できる準備をしておきましょう。
- Amazonの迷惑メールを開いた場合
- パスワードを入力した場合
- クレジットカード情報を入力した場合
- 氏名や住所などの個人情報を入力した場合
Amazonの迷惑メールを開いた場合
Amazonの迷惑メールを開いた段階では、深刻な問題はありません。なぜなら偽サイトに移動し、個人情報の入力を完了していないからです。
迷惑メールの目的は、偽サイトへの誘導および個人情報の入力であるため、メールを開いた状態では問題ないといえます。Amazonから不審なメールが届いた際は、メールを開いたり、リンクをクリックしたりせず、すぐに閉じメールを削除しましょう。
パスワードを入力した場合
Amazonの迷惑メールを経由して、パスワードを入力してしまった場合は、早急にパスワードを変更しましょう。万が一、他社のサービスでパスワードを使い回している方は、併せてパスワードを変更しておくのが最適です。
なお、変更せずに放置した場合、不正ログインによって、個人情報を悪用されるリスクが高まります。アカウント情報を変更したくないと考える方でも、パスワードを変更して、送り主の不正ログインを防ぎましょう。
クレジットカード情報を入力した場合
Amazonの迷惑メールからサイトへ移動し、クレジットカード情報を入力した場合は、ただちにカード会社へ連絡しましょう。担当者に現状を説明し、カードの利用をストップするのが有効です。
カード会社によっては、盗難補償として処理してもらえるケースもあります。カードの不正利用を阻止するためにも、速やかに停止手続きを行うことを念頭に置いておきましょう。
氏名や住所などの個人情報を入力した場合
Amazonの迷惑メールに従って個人情報を入力した場合は、都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口に相談しましょう。偽サイトに入力した個人情報は、クレジットカードの不正利用や、金融機関の悪用などが起こり得ます。個人を特定できる情報の流出は、危険に晒されるリスクを伴うため、早急な対処を心がけましょう。
なお、都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口については、下記から詳しく確認できます。
■都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口はこちら:相談窓口|警察庁Webサイト
本物のAmazonメールと迷惑メールの見分け方
Amazonの迷惑メールに騙されないためにも、本物と迷惑メールの見分け方を確認しておきましょう。
- 送信元のアドレスを確認する
- リンクのアドレスを確認する
- 誤字脱字や不自然な文章表記が多くないか
- メールアドレスにAmazonのロゴマークがあるか
それでは順番に解説していきます。
AmazonからのEメール、電話、テキストメッセージ、またはウェブページかどうかを見分ける方法は以下のボタンからご確認ください。
送信元のアドレスを確認する
Amazonの迷惑メールを見分ける場合、メールの送信元であるアドレスを確認しましょう。Amazonの公式サイトでは、「@」以下のメールアドレス(ドメイン)を一覧で発表しています。以下のアドレスに該当しないメールは、迷惑メールであるため、添付されたURLには触れないようにしましょう。
- amazon.jp
- amazon.co.jp
- amazon.com
- gc.amazon.co.jp
- email.amazon.com
- gc.email.amazon.co.jp
- business.amazon.co.jp
- payments.amazon.co.jp
- marketplace.amazon.co.jp
- m.marketplace.amazon.co.jp
リンクのアドレスを確認する
Amazonの迷惑メールは、リンクのアドレスを確認することで見分けられます。
「https://www.amazon.co.jp/」から始まっていないアドレスは、偽サイトに誘導されるの可能性が高いといえます。確認時のポイントは、メール内のURLをコピーし、メモ帳やWord上に貼り付けてチェックすることです。また、ブラウザキャッシュの情報を盗まれる可能性があるため、URLをクリックしないかたちで確認しましょう。
なお、Amazon公式では、短縮URLを利用してメッセージを送ってくることはないと公表しています。短縮されたURLを含むメールも、偽物になるため無視しましょう。
誤字脱字や不自然な文章表記が多くないか
Amazonの迷惑メールを見分ける方法として、文章表記を確認する方法もあります。なぜなら、メールの送り主が外国人である可能性もあるからです。Google翻訳機能を使い、さまざまな言語の文章を生成している場合も増えています。
直訳した文章は、文脈に違和感が生まれやすく、不自然な印象を抱くでしょう。本文を読んで違和感を覚えるメールは、迷惑メールの可能性が高いといえます。
メールアドレスにAmazonのロゴマークがあるか
Amazonからのメールが偽物かを見分ける際は、ロゴマークの有無を確認しましょう。メールアドレスの隣に、Amazon Smileのロゴが付いている場合は、Amazon公式サイトからのメールだと判断できます。
ただし、Amazon Smileのロゴが付くのは、ロゴの表示を許可しているEメールプロバイダーのみです。許可していないプロバイダーの場合は、もともとAmazon Smileのロゴはつかないので、ご注意ください。ロゴの表示を許可しているEメールプロバイダーは以下で確認できます。
■Amazonのブランドロゴの表示を許可しているEメールプロバイダーはこちら
本物か不安な時はAmazonアカウントで情報確認
Amazonからのメールが本物か不安な方は、公式サイトからアカウントの情報を確認しましょう。くれぐれも、迷惑メールに記載されたURLからアクセスしないようにご注意ください。実際に、Amazonの公式サイトでは、個人情報をメールで送るように知らせることはないと公表しています。
なお、Amazonで送受信したメールは「メッセージセンター」から確認できます。 以下の手順に沿ってチェックしてみましょう。
- Amazon公式サイトにログインする
- 「アカウント&リスト」から「アカウントサービス」を選ぶ
- 「Eメールとメッセージ」内の「メッセージセンター」を選ぶ
しつこい迷惑メールをブロックする方法
Amazonの迷惑メールは、無作為に送信されるため、何度も受信してしまう可能性があります。以下の対策を実践して、しつこい迷惑メールをブロックしましょう。
- メールアプリのブロック機能を使う
- キャリアメールの場合フィルターを使う
- セキュリティソフトを入れる
メールアプリのブロック機能を使う
Amazonの迷惑メールは、メールアプリのブロック機能を使って対処できます。特定の差出人やキーワードが含まれたメールを振り分ける機能を活用する方法です。1度設定することで、自動的に迷惑メールボックスへ移動できるため、手軽に利用できます。
また、類似した件名や本文から判断して振り分ける機能を搭載しているアプリの利用もおすすめです。迷惑メールがしつこいと感じる方は、ブロック機能を適用して、煩わしさを解放しましょう。
キャリアメールの場合フィルターを使う
Amazonの迷惑メールが、キャリアメールとして届く場合は、フィルターを使って対処するのをおすすめします。各種携帯キャリアでは、迷惑メールフィルターや機能を提供しているサービスが多く、Amazonの迷惑メールも受信を防げられます。メールアプリをダウンロードする必要がないため、携帯キャリアをご契約中の方に最適な対処法です。
なお、詳しい設定方法は、利用しているキャリアの公式サイトから確認できます。
セキュリティソフトを入れる
セキュリティ対策ソフトを利用するのも、Amazonの迷惑メールがしつこいと感じる方に最適な対処法です。なぜなら、メールの振り分け機能あるいは検出機能を搭載しているからです。
偽サイトのURLが含まれるメールを検出し、自動で振り分けます。加えて、画像形式の迷惑メールを検知して振り分けられるソフトもあるため、さまざまな迷惑メールに対応できます。
さらに、ウイルスへの感染を防げる機能を搭載したソフトなら、目に見えない潜在的なリスクも防げるのです。Amazonに限らず、迷惑メールに対して入念なセキュリティ強化を導入したい方は、ぜひ複数のセキュリティ技術を搭載したソフトを導入してみてください。
Amazonで二段階認証の設定がおすすめ!
Amazonでは、迷惑メール対策として「二段階認証」が設定できます。「二段階認証」とは、電話番号に届いた認証番号を、ID・パスワードと併せて入力する仕組みです。通常ログインよりも、よりセキュリティを強化できるメリットがあります。パスワードのみの認証に不安を感じる方は、ぜひ、Amazonアカウントに設定して、迷惑メールの受信をストップしましょう。
二段階認証を突破する不正アクセス被害の報告も
近年では、二段階認証を突破する不正アクセスし、無断で商品を購入される被害も報告されています。ログインしていないにも関わらず、認証コードが届く場合は、アカウントの情報が第三者に漏れてる状況です。加えて、購入履歴を非表示にし、被害に気付かれにくくする悪質な手口も報告されています。
報告事例に当てはまった場合は、ただちにパスワードを変更し、不正アクセスを阻止しましょう。
Amazonだけでなくヤマト運輸を装う迷惑メールも
Amazonだけでなくヤマト運輸を装う迷惑メールも急増しています。本物そっくりに作られたメールに、偽造した送り状番号や電話番号が記載され、ボタンをクリックするとフィッシングサイトにつながってしまいます。
少しでも違和感を感じた場合はまずメールアドレスを確認しましょう。メールの差出人をタップすると、使用されているメールアドレスが表示されます。ヤマト運輸のような大手サービスの場合は、ドメイン部分にサービス名や企業名を含んでいる場合が多いので見分けるポイントになります。
偽装されたメールアドレスはネットで検索すると「迷惑メールである」と注意喚起もされている場合もあるので、チェックしましょう。迷惑メールを見破るポイントを知っておけば、被害から身を守ることができます。
しつこいAmazonの迷惑メールを見分けてブロックしよう
Amazonの迷惑メールは、URLに触れない限り、個人情報が流出したり悪用されたりする心配はありません。しかし偽サイトに移動し、個人情報を入力してしまった場合は、早急に対処する必要があります。また、さまざまな手口で不正アクセスを狙う業者も存在するため、セキュリティを強化しておくことも大切です。
本記事で紹介した内容を参考にして、Amazonの迷惑メールから個人情報を守りましょう。
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