フィルムカメラおすすめ8選 | 初心者でも使いやすい一眼レフから手軽な使い捨てカメラまで紹介
今はスマートフォンでいつでも気軽にデジタル写真が撮れる時代です。思い出の記録やSNSの更新のために、日常的に写真を撮っている人も多いのではないでしょうか。
その一方で、最近ではアナログでレトロな写真が撮れる「フィルムカメラ」が若者を中心に人気を集めているようです。そこで今回は、フィルムカメラの特徴や選び方のポイント、種類ごとのおすすめ商品などについて紹介します。
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フィルムカメラの特徴と魅力
フィルムカメラとは、カメラ内にセットしたフィルムに、撮影した像を焼き付ける仕組みを持つ撮影機器のことです。乳剤を塗ったフィルムにレンズから入った光を当て、感光させることで物理的に像を保存します。
1990年代まではこのフィルムカメラが主流でしたが、2000年代からはデジタルカメラやスマートフォンが普及し始め、デジタル写真が主流の時代に変わりました。
しかしここ最近では、味のある風合いの写真が楽しめるとして、若者を中心にフィルムカメラへの注目が集まっており、リバイバルヒットしているフィルムカメラもあります。
デジタルカメラとの違い
フィルムカメラはフィルムを物理的に感光させるというアナログな方法で像を保存します。カメラの操作方法も大部分がアナログで、ピントや露出などの設定を撮影者自身で調整しなければいけないものが多いです。
一方、デジタルカメラは、レンズから入った光をデジタルデータに変換し、SDカードなどの記憶媒体に記録するカメラです。オート機能が充実しており、周囲の明るさや撮影対象に応じて最適な設定を自動で行ってくれます。そのため、撮影者が特別な技術を持っていなくても、一定のクオリティの写真が撮れます。また、撮影したデータを自宅のプリンターで手軽に印刷できるのも魅力。
そのため、クオリティが高い写真を手軽に撮りたい場合は、デジタルカメラの方が使いやすいでしょう。
フィルムカメラの魅力
手軽さを優先するとデジタルカメラの方が便利かもしれませんが、フィルムカメラにはデジタルカメラにはない以下のような魅力があります。
レトロであたたかみのある写真が撮れる
フィルムカメラの1番の特徴は、フィルムならではのレトロな雰囲気の写真が楽しめること。そのあたたかみのある写真に魅力を感じ、フィルムカメラを使う人も多いようです。使用するフィルムはもちろん、撮影時の気温などにも影響を受けて仕上がりが変わるので、その時々の階調表現を楽しめます。
機械式の操作が楽しい
フィルムカメラは、フィルムをセットしたり、ダイヤルを回してフィルムを巻き上げたりするなどの作業を楽しめます。また、シャッターを押した時の「カシャッ」という音もフィルムならでは。このようにアナログな作業や操作を行えるため、デジタル機器より“機械”を操作している実感を得やすく、そこに魅力を感じる人も多いようです。
現像するまでのワクワク感が味わえる
デジタルカメラの場合は撮影した写真をすぐにカメラのモニターで確認できますが、フィルムカメラは写真を現像するまでどのような写真が撮れているのか分かりません。待つ間のワクワク感も、フィルムカメラならではの魅力のひとつです。
ファインダーの種類
フィルムカメラといってもさまざまなタイプのカメラがあります。それぞれ特徴が異なるので、自分に合うものを探しましょう。
一眼レフカメラ
一眼レフカメラは初心者にもおすすめのカメラです。レンズの取り外しが可能で、撮影内容や被写体に合わせて変えられるのが特徴。レンズの種類は「広角」「望遠」「単焦点」「魚眼」などさまざまで、それぞれのレンズによって異なる見え方の写真を撮ることができます。
コンパクトカメラ
一眼レフよりコンパクトで、片手でも持ちやすいサイズのカメラ。正確な定義はないものの、一般的にはレンズが交換できないカメラを指すケースが多いようです。機能は少ない傾向があるので、その分操作が簡単。持ち運びにも便利で、おしゃれなデザインが多いです。
レンジファインダーカメラ
カメラ内部にあるレンジファインダー(光学視差式距離計)によってピントを合わせるカメラ。ファインダーがカメラ本体に埋め込まれているため、比較的凹凸が少ないすっきりとしたシルエットで、コンパクトなのが魅力です。一方で、ファインダーから見える像と実際に写る像にズレがあり、ピントを合わせづらいという特徴も。扱いに慣れるまで、時間がかかる可能性があります。
二眼レフカメラ
撮影用レンズとファインダー用レンズが別々になった、その名の通り“2つのレンズ”が付いたカメラ。正方形(スクエア)の写真が撮れるのが特徴です。また、クラシカルでおしゃれな見た目も魅力。この見た目に憧れ、二眼レフを選ぶ人もいるようです。ただし、レンジファインダーと同様、ファインダーから見える像と実際に写る像にズレがあるので、扱いは難しく玄人向けのカメラです。
フィルムカメラ選びで注意するべきポイント
数あるフィルムカメラのなかで、どれを選べば良いのか悩んでしまう人のために、フィルムカメラを選ぶ際に注意するべきポイントを紹介します。
フィルムのサイズ
フィルムカメラは、あらかじめフィルムがセットされている使い捨てカメラなどを除き、基本的には自分でフィルムをセットしなければ撮影できません。使用するフィルムはカメラごとに異なるので、必ず確認が必要です。
例えば、35mmフィルムや中判フィルムのほか、チェキやポラロイドカメラなどには専用フィルムが必要なこともあります。それぞれ価格も異なるので、ランニングコストを考える上でも、しっかり確認しておきましょう。
ピントの合わせ方
フィルムカメラのピントの合わせ方には、マニュアルフォーカス(MF)とオートフォーカス(AF)の2種類があります。マニュアルフォーカスとは、手動でピントを合わせる方法のこと。自分の好きなポイントにピントを合わせることができる反面、初心者には操作がやや難しい傾向があります。
一方、オートフォーカスは、カメラが自動でピントを調整する方法のことを指します。動く被写体もブレにくく、初心者でも撮影しやすいのが魅力です。
露出方式
露出とは、撮影時にカメラに取り込まれる光の量のことで、この光が多ければ明るい写真、少なければ暗い写真になります。露出の設定は、「絞り」「シャッター速度」「ISO感度」という3つの設定によって決まります。前出のオートフォーカス機であれば、露出制御も自動で行われるため、カメラに任せて撮影しても失敗が少なくて済みます。
一方、マニュアルフォーカス機の場合は、設定方法を確認しておくことが大切です。すべてを自分で設定するのが難しい人は、「優先AE」や「プログラムAE」という撮影モードが搭載されているものを選ぶと良いでしょう。
撮影モード | 特徴 |
---|---|
絞り優先AE | 撮影者が絞りを調節すれば、シャッタースピードはカメラが自動で制御する |
シャッター優先AE | 撮影者がシャッタースピードを設定すれば、絞りの調節はカメラが自動で行う |
プログラムAE | 被写体にピントを合わせてシャッターを押すと、カメラが自動的に適切な絞り値とシャッタースピードを設定する |
露出計の有無
露出計は、適切な露出値を割り出すための機械です。これが内蔵されているカメラであれば、ファインダー内に適正設定がガイドされるので、初心者でも自分で露出を設定しやすいでしょう。
安くて初心者にもおすすめなフィルムカメラ8選
1.ニコン「FM10」
種類:一眼レフ
シャッタースピード:1/2000・1/1000・1/500・1/250・1/125・1/60・1/30・1/15・1/8・1/4・1/2・1秒、B(バルブ)、13段階
レンズ:交換レンズ:CPU内蔵ニッコールレンズ(DタイプAFレンズ・Dタイプ以外のAFレンズ・Ai-Pレンズ)マニュアルモード使用可/PCマイクロ85mmf/2.8D 露出モードマニュアル使用可/非CPUニッコールレンズ(Ai-Sレンズ・Aiレンズ・改造Aiレンズ・シリーズEレンズ)マニュアルモード使用可/レフレックスニッコールレンズ マニュアルモード使用可/メディカル120mmf/4 マニュアルモード使用可(シャッタースピード1/125秒以下)/PCニッコールレンズ マニュアルモード使用可
寸法(幅×高さ×奥行):約幅139×高さ86×奥行53mm
質量:約420g(電池含まず)
シンプルなマニュアルフォーカス一眼レフ
シンプルな基本機能を備えた、マニュアルフォーカスの一眼レフ。ピントはもちろん、絞りやシャッタースピードまで、ひとつひとつを自分で決定する楽しみを味わえます。設定はマニュアルであるものの、機能はシンプルなので、これからカメラを学びたい初心者にもおすすめです。
ボディの重さは約420g。露出計が内蔵されているほか、メカニカルシャッター、多重露出機構、絞り込み機構が搭載されています。
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商品情報
シャッタースピード:1/125秒
レンズ:-
寸法:約W126×H74×D56mm
質量:約210g
価格推移
かつて長野県諏訪市に存在した、日本発のブランド「YASHICA」の生誕70周年を記念して作られた復刻版です。懐かしさが感じられるデザインは、シンプルながらレトロ感が漂います。
持ち運びしやすいような片手で持てるサイズ感となっているため、旅などの際に持ち歩くのもおすすめ。フィルムは交換可能で、好みの35mmロールフィルムで撮影できます。YASHICAオリジナルフィルムも3種類販売されています。
商品情報
シャッタースピード:1/120秒
レンズ:31mm、 F9、
1枚構成寸法:W119×H67×D44mm質量:122g
価格推移
シャッターボタンを押して、フィルムを巻き上げるだけで撮影できる手軽なカメラ。F9の固定焦点広角レンズ、固定シャッター速度(1/120s)を備えており、シャッタースピードや絞りは調整できない分、複雑な操作はありません。使い捨てカメラからのステップアップを考えている人々にぴったりです。
晴れた昼間のシーンだけでなく、建物の中や夜間の撮影もできるよう、チャージ時間15秒の内臓フラッシュを搭載。カラーバリエーションが全8色と豊富なのも魅力です。
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価格推移
レトロな質感と、バイカラーがかわいいフィルムカメラ。「ブラック×イエロー」と「ホワイト×グリーン」の2種類のカラーリングがあります。絞りは固定式のため、調整する必要がありません。使い方はシンプルなので、初心者でも気軽に使いやすいでしょう。
単四電池式のフラッシュが内蔵されており、室内でも使用可能。また、上部のフィルム巻き取りレバーに剛性の高い亜鉛合金を採用しているのも特徴です。化粧箱に入っているので、自分用としてだけでなく、プレゼント用にもおすすめですよ。
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価格推移
1台で27枚の写真が撮れる使い捨てタイプ。あらかじめフィルムが内蔵されているので、準備の手間がかかりません。撮影後もフィルムを取り出す必要はなく、本体ごと現像に出せばOKです。
フォルムはシンプルですが、被写体を大きく捉える大きなファインダーと、握りやすいグリップによって、使いやすい設計になっています。また、有効撮影距離1~3mのフラッシュが内蔵されているのもポイントですよ。
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価格推移
レザー調の質感とシルバーフレームというクラシカルなデザインが特徴的。専用フィルムを入れて撮影すれば、すぐにその場でプリントされるインスタントカメラです。
周りの明るさにカメラが自動で反応するので、面倒な調整は不要。また、レンズ部を手で引き出すと、簡単に「セルフィーモード」に変更できます。レンズ横にはミラーが付いているので、自分の姿を確認しながら撮影可能。30cmまで接写できるので、被写体をフレームいっぱいに写せるのも魅力です。
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価格推移
デジタルカメラのようにモニターを見ながら、何度でも撮影できるインスタントカメラ。撮った写真を選んでから専用フィルムにプリントできるので、フィルムが無駄になりません。また、撮影時や撮影後、被写体に合わせてフレームやフィルターを選択・編集することも可能です。
さらに、音まで“撮”れるのが最大の特徴。カメラで録音した音をQRコード化し、撮影画像と共にプリントすれば、そのコードをスマートフォンで読み取ることで画像とともに音が再生されます。
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価格推移
撮影データをその場でプリントできるインスタントカメラプリンター。印刷用の専用用紙は裏面がシールになっており、ノートや手帳、小物などに貼ることができます。撮影モードは「風景」「人物」「自撮り」の3種類。レンズ回りに自撮り用の大きなミラーとリングライトが搭載されており、自撮りしやすいのも魅力です。
Bluetooth接続でスマートフォンと接続すれば、プリンターとしても使用できるのもうれしいポイント。軽くてコンパクトなので、持ち運びにも便利です。
フィルムカメラの使い方
最後に、フィルムカメラの基本的な使い方の流れと、注意点について紹介します。
1.フィルムをセットする
まずカメラの裏側にあるフタを開け、フィルムをセットします。フタの開け方はカメラによって異なりますが、クランクと呼ばれるフィルムの巻き取りレバーを上に引き上げると開くものが多いです。
2.撮影を行う
フタを閉めたら、フィルムを巻き上げて撮影を行います。その際、一度撮影を始めたら、フィルムを使い切るまで絶対にフタを開けないでください。途中で開けてしまうと、そこから差し込んだ光でフィルムが感光してしまいます。
3.フィルムを取り出し、写真店に持っていく
最後まで使い切ったらフィルムを巻き戻し、フタを開けて取り出します。そのフィルムを写真店に持って行き、現像してもらいましょう。
Amazonで人気のフィルムカメラをチェック!
ここまではフィルムカメラの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。さらにフィルムカメラを探したい方は、Amazonで売れ筋のフィルムカメラをチェックしてみてくださいね。
おすすめ商品比較表
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フィルムカメラで、日常を切り取ろう
今回はフィルムカメラの特徴やおすすめ商品、使い方についてご紹介しました。いつもはスマートフォンで撮っている写真をフィルムカメラに持ち変えるだけで、何気ない風景が思い出の一枚になるかもしれませんよ。カバンにいれて出かけたくなるような、お気に入りのフィルムカメラを探してみてくださいね。
この記事ではおすすめミラーレス一眼カメラをご紹介します。キヤノン・ニコン・富士フイルムといった人気メーカーから厳選しています。ミラーレス一眼の初心者が注目すべき選ぶポイントも解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
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