銀山温泉のおすすめ旅館まとめ!山形県のノスタルジックな雰囲気を楽しもう
カップルでの旅行やのんびりとした一人旅、気の置けない友人との女子旅など、さまざまな目的での旅行で銀山温泉が選ばれています。大正時代にタイムスリップしたかのような雰囲気の良い洋風木造建築が多く、伝統的な旅館やモダニズムを感じさせるホテルまでさまざまです。この記事では、銀山温泉に行く際の旅館の選び方やおすすめな旅館についてご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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銀山温泉とは
銀山温泉は、山形県尾花沢市に位置する温泉街です。江戸時代初期に銀山として活用されていた延沢銀山に由来し、銀山川の両岸に旅館が建ち並んでいます。
大正時代から昭和にかけて建てられた旅館が多く、ロマンあふれるノスタルジックな雰囲気に魅力があります。四季折々の景色が楽しめますが、豪雪地帯であるため冬の景色が特に見事です。
泉質はナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉となっており、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などに有用とされていて、飲泉も可能です。
自然の中でゆったり過ごせる散策コースが設けられており、神社や銀山の遺構などさまざまな見どころがあります。
景色の良さや温泉だけでなく、銀山や温泉とともに生きてきた地元の方々の文化や歴史にも触れられる温泉街です。
銀山温泉の旅館の選び方
続いて、銀山温泉に行く際の旅館の選び方についてご紹介します。
旅館を選ぶ際は、まず宿泊人数が何人になるかによってお部屋の広さやタイプを決めましょう。また、どのような目的で旅行に行くのかもはっきりさせておくと、適したサービスを提供している旅館を選べます。それぞれの選び方について、詳しい内容を確認していきましょう。
宿泊人数で選ぶ
銀山温泉で旅館を探す際は、宿泊人数や相手との関係性に応じて条件を検討すると良いでしょう。
一人旅、女子旅、カップル旅行、子連れでの家族旅行など、人数によって泊まれる旅館が変わってくるほか、人数が同じでも関係性によって適した旅館は変化します。
一人旅でのリフレッシュや家族での思い出づくりなど、旅行に行くメンバーの構成によってどのようなポイントをチェックしたいか見ていきましょう。
一人旅
趣味で観光名所や温泉地を訪れる場合や仕事のリフレッシュなど、近年では一人旅の需要も高まりつつあります。銀山温泉での一人旅では、温泉旅館ならではの落ち着いた客室で、比較的贅沢なステイを楽しめるでしょう。
注意したいのは、銀山温泉の旅館は2人以上での宿泊を前提としており、一人旅の宿泊プランがあまりないことです。宿泊人数一人で宿を探しても見つからず、問い合わせても予約を断られる可能性があるため注意しましょう。
女子旅
2人以上の人数での女子旅の際は、おしゃれな内装の客室がある宿や、華やかなお料理が提供される旅館を選ぶと、お友達同士で盛り上がれるでしょう。
旅館によっては、外を散策するための浴衣などを貸し出している場合があります。また、伝統的な和食だけでなく、イタリアンなど、センスの良い独自のお料理を提供している旅館も少なくありません。
人数が多い場合は、広めのお部屋を選ぶようにしましょう。和洋室のようにベッドが置いてあるお部屋の場合、布団を直接敷くお部屋よりも定員が少なく設定されている可能性もあります。
カップル旅行
2人で行くカップル旅行の場合、温泉街の旅館では比較的お部屋を選びやすいです。
落ち着いたラグジュアリーな内装のお部屋や昔ながらの和風でノスタルジックなお部屋など、さまざまなタイプのお部屋を選べるでしょう。
お部屋の内装の好みや温泉の種類、お料理などをポイントに選ぶのがおすすめです。また、お部屋に貸切のお風呂が付いているタイプの旅館なども人目を気にせずゆっくり入浴できてリラックスできます。
子連れ・家族旅行
子連れなど家族旅行で行く場合は、なるべく広めのお部屋があり、1人あたりの宿泊費が安い旅館を選ぶと良いでしょう。
大人向けのお料理だけでなく、子ども向けのメニューも用意してくれるタイプの旅館であれば小さなお子さまでも楽しめます。また、旅館によっては家族用の貸切風呂を用意している場合もあり、ゆっくり温泉を堪能できるでしょう。
子連れ旅行で気を付けたいのは、温泉旅館には静かな環境を求めて訪れる方も多いという点です。年齢によっては静かに過ごすことが難しい場合もあるため、子連れを歓迎している旅館を選ぶと良いでしょう。旅館側に直接確認してみるのも良いかもしれません。
旅館の特徴で選ぶ
銀山温泉で旅館を選ぶ際は、旅館が備えている特徴やサービスによって選ぶのもおすすめです。
露天風呂の有無やこだわりのお料理、客室の内装などさまざまな条件があるため、予約サイトをチェックする際に好みの条件で絞り込んでみると良いでしょう。また、銀山の遺構や神社、仏像のあるお堂など、見に行きたい観光名所に近い場所にある旅館を選ぶのもおすすめです。
旅館に対する希望条件とその優先順位を決めて、より旅の目的にコミットした旅館を選びましょう。
露天風呂がある
銀山温泉には、宿泊者が共同で利用できる露天風呂や、客室に付いている半露天風呂などがある旅館が多いです。
どのような景色を眺めながら入浴したいかによって旅館を選ぶのも良いでしょう。なかには、貸切で利用できるお風呂もあり、ゆったりと景色や温泉を独り占めできます。
内湯しかない旅館でも、ほとんどの場合は源泉かけ流しとなっており、ヒノキ製の湯船などリラックスタイムを過ごせる設備が用意されているのが特徴です。
個室にお風呂が付いている旅館も良いでしょう。
こだわりの料理
銀山温泉の旅館では、旅館ごとにさまざまなこだわりのあるお料理を提供しています。山形黒毛和牛など、山形県産の食材や山形県産のお酒を提供している旅館が多いです。
温泉旅館らしい伝統的な和食や山形県の郷土料理はもちろん、創作料理やイタリアンなどモダンでおしゃれなお料理を提供している旅館もあります。
旅館によっては食事代が宿泊費用に含まれており、価格を気にせずお料理を楽しめるよう設定されているところもあるためチェックしてみましょう。
客室
銀山温泉で旅館を選ぶ際は、客室の内装などもこだわりたいポイントです。
昔ながらの和室でくつろげるお部屋や和室と洋室の特徴を兼ね備えベッドが設置された和洋室など、さまざまなタイプがあります。お湯のなかで寝転んで景色を楽しめる半露天寝湯があるお部屋を用意している旅館などもあり、旅館ごとの個性が豊かです。
大正時代の意匠を大切にしたロマンあふれるノスタルジックなお部屋など、建築された年代やコンセプトもさまざまです。
銀山温泉のおすすめ旅館
続いて、銀山温泉に行く際におすすめな温泉旅館5選をご紹介します。
銀山温泉の旅館を選ぶ際は、温泉の種類やお料理の内容、お部屋の内装、建物全体の雰囲気や設備、目的地からの距離などを加味すると良いでしょう。
どのような旅館が向いているかは、旅行に行く人数や目的によっても適した旅館は異なるため、旅行計画に合った旅館を選ぶ際の参考にしてください。
仙峡の宿 銀山荘
仙峡の宿 銀山荘は、銀山温泉のなかでも特に広い露天風呂を備えた旅館です。
40室あるお部屋のなかには、寝そべりながら景色を楽しめる半露天寝湯もあります。屋根が付いているため、雨の日でも温泉と景色を楽しめておすすめです。
和室の客室には大きな窓が付いており、一枚の絵画のように四季折々の景色を楽しめます。
食事の際は大宴会場や個室会食場、ランチタイムに開放されているレストランなどが利用でき、山形黒毛和牛をメインとする和食や山形県産のフルーツを使ったメニューを提供している旅館です。
滝と蕎麦の宿 瀧見館
滝と蕎麦の宿 瀧見館は、露天風呂と手打ち蕎麦を楽しめる旅館です。
本館と別館に分かれており、滝や四季の景色を眺めながらお湯に浸かれるパノラマ露天風呂があります。
別館には貸切のお風呂もあるため、大切な方とゆっくりリラックスしながら温泉を楽しめるでしょう。また、別館には和モダンを取り入れた高級感のあるお部屋が4部屋あり、本館にもモダンテイストな和室が備えられています。
お部屋の寝具はいずれもベッドです。旅館自体の前身がお蕎麦屋さんであるため、別館のそば処 瀧見亭で尾花沢蕎麦を提供しています。山形牛や山菜など、県内で採れた食材を使った和創作料理が特徴です。
旅館 松本
旅館 松本は、家庭的な雰囲気を大切にしている全10室の小さな旅館です。源泉かけ流しとなっており、露天風呂はありませんが、木のぬくもり豊かなお風呂を堪能できます。浴室は2つあり、男女日替わりです。
2~8人で泊まれる客室が用意されており、自宅のような落ち着きや懐かしさのある和室となっています。お部屋や個室で食事を取ることができ、山形牛の陶板焼きをメインに季節によってメニューの異なる蕎麦や山菜、あゆ、お刺身、地元産野菜を使ったお料理が特徴です。
旅館 永澤平八
旅館 永澤平八は、小規模ながら大正ロマンあふれる街並みを客室から眺められる旅館です。
通常の男女に分かれた内湯のほか、貸切のお風呂が2種類あります。貸切のお風呂は、5~6名用の半露天風呂と2~3名用の家族風呂になっており、予約しなくとも空いている時に好きに利用可能です。
客室は大正ロマンを感じられる風情のある和室となっており、ベッドがあるお部屋と布団のお部屋があります。ベッドに加えて布団を用意してもらえる場合もあり、家族やグループでの宿泊に便利です。
お料理は旬の食材を利用した和食を楽しめます。
クラノバ
クラノバは、古山閣の新館として2017年に開館した旅館です。
イタリア語で古典を意味する「classica」と、新しいを意味した「nuova」を組み合わせた名前になっています。温泉は本館で入ることができ、木のぬくもりあふれる女湯と石造りの男湯、2ヶ所の貸切風呂が利用可能です。
モダンでおしゃれな雰囲気の館内や客室を備えており、全館洋室となっています。山形県の風土を活かして育てられたイタリア野菜を用いたイタリアンや尾花沢牛を利用したお肉料理、山形県産ワインなどが魅力です。
銀山温泉で大正ロマンあふれる温泉街を楽しもう!
銀山温泉は、山形県の豪雪地帯にある温泉旅館街です。
大正ロマンあふれるノスタルジックな街並みと四季折々の景色を楽しめる温泉が魅力となっています。温泉旅館を選ぶ際は、温泉やお料理など旅の目的や一緒に行く人の人数、構成に合わせてお部屋を選ぶと良いでしょう。
ぜひ、銀山温泉での旅館選びにこの記事を参考にしていただき、素敵な旅をお楽しみください。