整腸剤のおすすめ12選と選び方!善玉菌の働きで良好な腸内環境へサポート
ビフィズス菌をはじめとする乳酸菌や酪酸菌などが入っていて、便秘やお腹の張りなど慢性的なお腹の不調が気になる方にぴったりの「整腸剤」。整腸剤は医薬品または医薬部外品なので、サプリメントよりも本格的に腸内環境作りができますよ。この記事ではおすすめの整腸剤をご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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理想的な腸内環境とは?
理想的な腸内環境とは、腸内細菌の種類が多様で、かつ善玉菌が悪玉菌よりも多い状態です。腸内細菌には約1000以上の種類がありますが、大きく「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」の3種類に分けられます。
善玉菌は体にとってよいはたらきをする菌、悪玉菌は体にとって有害な菌と考えてよいでしょう。そして日和見菌は善玉菌が多いときは善玉菌に、悪玉菌が多いときは悪玉菌に協力する、長いものに巻かれる菌です。
この3つの中では日和見菌が最も多く、腸内にいる細菌全体の7割を占めるといわれています。さらに善玉菌は2割、悪玉菌が1割のバランスが理想的とされており、悪玉菌はちょっとしたことで簡単に増えてしまうので腸活には日々のちょっとした心がけが大切ですよ。
腸内環境作りをサポート!整腸剤とは
整腸剤とは、善玉菌を主成分とした医薬品または医薬部外品のことを指します。整腸剤以外で腸内環境が気になる方向けの製品としては、プロバイオティクスなどと呼ばれるサプリメントも有名ですよね。
しかしサプリメントは医薬品や医薬部外品ではなく、栄養補助食品なので、特定の効き目を謳うことはできません。医薬品や医薬部外品として販売されている整腸剤は、特定の効き目を謳うことができる有効成分を配合しているため、より本格的に腸活したい方に向いていますよ。
便秘薬や下痢止めとの違いは?
整腸剤・便秘薬・下痢止めはそれぞれ、配合されている有効成分や体への作用が異なります。まず便秘薬は、便の量や水分量を増やしたり、腸のぜん動運動をサポートして排便を促したりする成分がメインです。
下痢止めは逆に腸のぜん動運動を抑制または正常化したり、食あたりを引き起こしている菌を殺菌したりする成分が主に配合されています。それに対して整腸剤は、腸に直接はたらきかけるような成分が含まれておらず、腸内環境の乱れを穏やかに正常な状態へ導いていくよう作られているのが大きな違いです。
整腸剤はどんな時に飲む?
腸内環境作りにはある程度の期間が必要になるため、整腸剤は何らかの不快な症状が出たときに飲むというよりも、毎日コツコツと飲み続けることが大切です。
腸内環境は1日単位でも変化しますが、変化した腸内細菌のバランスが定着するまでは個人差があり、数週間〜長くて1年以上かかるとされています。そのため説明書に記載の用法・用量を守って毎日飲み、長い目で見てお腹のベースを整えていくといったイメージを持つとよいでしょう。
整腸剤にはどんな善玉菌が含まれる?
整腸剤によって含まれている善玉菌は異なりますが、以下ではとくに配合されることが多い乳酸菌・酪酸菌・ビフィズス菌の3種類について解説します。それぞれの菌が体内でどんなはたらきをしてくれるのか、1つずつチェックしてみましょう。
乳酸菌
乳酸菌は炭水化物などの糖を分解して乳酸を産生し、さらに酪酸菌が乳酸を酪酸に変えてくれます。酪酸については後述しますが、乳酸菌も腸内のpHを低下させ、悪玉菌が棲みつきにくい環境を作ってくれることが特徴です。
乳酸菌といっても数多くの種類があり、それぞれ体内でのはたらきや生きたまま腸に届きやすいかなども異なりますが、免疫力や便通のサポートなど健康維持に役立つはたらきをしてくれることは共通していますよ。
酪酸菌
酪酸菌(らくさんきん)は腸内のpHを低下させて、悪玉菌が育つのを抑えるはたらきがあります。さらに腸の粘膜細胞のエネルギーとなり、バリア機能を強くすることでウイルスや細菌の侵入を防いだり、善玉菌が棲みやすい腸内環境にしていくというのも特徴です。
また、腸のぜん動運動もサポートするのも酪酸菌の主なはたらきの1つなので、便秘が気になる方にとってもうれしい善玉菌といえますね。酪酸菌は、酪酸菌のエサとなる水溶性食物繊維やビタミンDをこまめに摂ったり、運動を習慣化したりすることで増やすことは可能です。酪酸菌入りの整腸剤を活用すればより効率的に摂取できますね。
ビフィズス菌
ビフィズス菌は乳酸菌の1種で、年齢とともに減少しやすい善玉菌として広く知られています。中にはビフィズス菌がいないという方も少なくなく、下痢や軟便が気になる場合は特にビフィズス菌が少ない可能性があるので、ビフィズス菌入りの整腸剤を選ぶとよいでしょう。
ビフィズス菌は生きたまま腸に届けるのが難しい善玉菌ではありますが、腸内に定着しやすいという特徴もありますよ。食事で増やしたい場合は、ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖がおすすめです。
整腸剤の選び方
整腸剤を選ぶ際には、以下のようなポイントをチェックしましょう。
- 形状(錠剤・チュアブル)
- 含まれている善玉菌
- 善玉菌以外の配合成分
- コスパ
特に善玉菌や成分選びの際は、お悩みや体質に合ったものを選ぶことが大切ですよ。
1.形状で選ぶ
整腸剤の形状には、糖衣錠など水で飲むタイプの錠剤と、水なしで飲めるチュアブルタイプの2種類があります。どちらの方が吸収がよいというわけではないので、自分にとって飲みやすい、続けやすい方を選びましょう。
糖衣錠など水で飲む錠剤タイプ
水で飲み込むタイプの錠剤はほとんど味がしないので、薬の味が気になる方におすすめです。錠剤の中でも糖衣錠は、錠剤表面に甘い成分をコーティングしているので、より薬ならではの風味を感じにくくなっていますよ。
薬を飲み込むのが苦手な方は、できる限り粒が小さめのものを選ぶと喉に引っかかりにくく飲み込みやすいでしょう。
水なしで飲めるチュアブルタイプ
チュアブルタイプは噛み砕いたり、トローチのように口の中で少しずつ溶かしたりして、水なしで服用できるタイプです。錠剤と比べると口の中に長く止まるため、おいしく感じるよう風味を調整したものが多く販売されています。
また錠剤を飲み込む必要がないため、嚥下が苦手なお子様や高齢者の方も飲みやすいですよ。ただしチュアブルタイプは、溶かさずに飲み込むと吸収に時間がかかる場合があるので、説明書をしっかり読んで服用してくださいね。
2.含まれている善玉菌をチェック
気になるお腹の不調があるなら、症状に合った善玉菌が含まれているものを選びましょう。たとえば「整腸剤にはどんな善玉菌が含まれる?」でご紹介したように、便秘になりやすいなら乳酸菌や酪酸菌、よく下痢をする場合はビフィズス菌を選ぶのもよいでしょう。
特定の菌にこだわらないなら、多様な種類の善玉菌が含まれているものを選ぶのがおすすめです。腸内に棲んでいる善玉菌の種類が多いほど、特定の善玉菌がダメになったときにバランスが乱れにくくなりますよ。
3.善玉菌以外の配合成分をチェック
商品によっては、善玉菌以外にも排便をサポートしてくれる成分や、より効率的に腸内環境作りができる成分が配合されていることもあります。それぞれの特徴をチェックして、お腹の悩みや体質に合ったものを選んでみてくださいね。
酸化マグネシウム
酸化マグネシウム(水酸化マグネシウム)は、便に含まれる水分量を増やして柔らかくすることで、排便をサポートしてくれるというメリットがあります。腸のぜん動運動を促進するのではないため、刺激が少なく、お腹が痛くなりにくいのも特徴です。
あくまで整腸剤なので、下剤のような即効性はありませんが、便が硬くなりやすい方に向いていますよ。
ジメチルポリシロキサン
ジメチルポリシロキサンは「ジメチコン」とも呼ばれ、お腹の張りや膨満感、ガス溜まりが気になる方におすすめの成分です。無色透明で味やにおいはほとんどありません。
消泡作用に優れているため、お腹に無数の小さな泡として溜まっているガスにはたらきかけ、体外へ排出するのをサポートしてくれます。比較的すぐに実感が得られやすい成分でもあるので、お腹の張りが気になるときなどタイミングを見計らって飲むのもよいでしょう。
ビタミン類
ビタミンCやビタミンA、ビタミンB類やビタミンDなど、ビタミンといってもさまざまな種類があります。種類によっては悪玉菌の増殖を抑えたり、善玉菌が増えるのをサポートしてくれたりといったものがあるので、より効率的に腸内環境作りをしたい方はビタミン入りを選ぶとよいでしょう。ビタミンはフルーツや野菜などに多く含まれていますが、普段食べられていない場合は整腸剤に配合されていると心強いですね。
4.毎日続けやすい?コスパをチェック
整腸剤は毎日コツコツと飲み続けることが大切なので、無理せず続けやすい価格かどうかも重要なポイントです。一般的に大容量タイプになるほど1回分あたりのコストが低くなるため、長期的なコスパを考えるなら大容量タイプを選んでみてください。
また販売店によっても価格が異なるので、お得に購入したい方はドラッグストアだけでなく、Amazonや楽天市場などの通販もあわせてチェックするとよいですよ。
整腸剤のおすすめ12選
ここからはおすすめの整腸剤をご紹介します。商品によって配合されている成分が少しずつ異なるので、自分の体質に合いそうなものを試してみてくださいね。
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商品情報
【成分】6錠中
糖化菌 150mg、ラクトミン(乳酸菌)30mg、酪酸菌 150mg
添加物:ポリビニルアルコール(完全けん化物)、ポビドン、バレイショデンプン、乳糖水和物、ステアリン酸Mg
【形状】錠剤
【商品区分】指定医薬部外品
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商品情報
【成分】9錠中
ビフィズス菌 24mg、ラクトミン(フェカリス菌)24mg、ラクトミン(アシドフィルス菌)24mg
添加物:還元麦芽糖水アメ、アメ粉、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース(その他の添加物は添付文書に記載)
【形状】小粒の錠剤
【商品区分】指定医薬部外品
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商品情報
【成分】9錠(15歳以上の1日服用量)中
ビフィズス菌:18mg(ビフィダム菌:9mg、ロンガム菌:9mg)、ラクトミン:36mg(フェーカリス菌:18mg、アシドフィルス菌:18mg)
添加物:トウモロコシデンプン、デキストリン、乳糖水和物、沈殿炭酸カルシウム、アメ粉、白糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、フラクトオリゴ糖
【形状】錠剤(直径8.0mm)
【商品区分】指定医薬部外品
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商品情報
【成分】18錠(15歳以上の成人1日量)中
ビフィズス菌40mg、ラクトミン(フェカリス菌)40mg、ラクトミン(アシドフィルス菌)40mg、乾燥酵母2025mg、チアミン硝化物(硝酸チアミン)1.125mg、リボフラビン(ビタミンB2)2.25mg
添加物:乳糖水和物、ステアリン酸Mg、無水ケイ酸
【形状】錠剤
【商品区分】指定医薬部外品
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商品情報
【成分】9錠(15歳以上の1日服用量)中
ビフィズス菌(ビフィダム) 9mg、ロンガム菌 9mg、フェーカリス菌 18mg、アシドフィルス菌 18mg
添加物:トウモロコシデンプン、デキストリン、乳糖水和物、沈降炭酸カルシウム、アメ粉、白糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、フラクトオリゴ糖
【形状】錠剤
【商品区分】指定医薬部外品
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商品情報
【成分】6錠(成人1日量)中
ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ロンガム菌散・ビフィドバクテリウム・ビフィダム菌散)72mg、ラクトミン(ラクトバチルス・アシドフィルス菌散 新分類名:ラクトバチルス・ガッセリ菌散)36mg
添加物:乳糖水和物、バレイショデンプン、粉末還元麦芽糖水アメ、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム
【形状】錠剤
【商品区分】指定医薬部外品
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商品情報
【成分】9錠中
有胞子性乳酸菌(ラクボン原末)45mg、タカヂアスターゼN1 135mg、ビオチン(ビタミンH)18μg
添加物:タルク、ステアリン酸Mg、塩化Na、ヒドロキシプロピルセルロース、香料、バニリン、エチルバニリン、白糖、セルロース、乳糖
【形状】錠剤(小粒)
【商品区分】指定医薬部外品
商品情報
【成分】6錠中
ビフィズス菌(乳酸菌)18mg、ラクトミン(乳酸菌)18mg、ビタミンC(アスコルビン酸)(ビタミン)500mg、ビタミンB2(リボフラビン)(ビタミン)6mg、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)(ビタミン)12mg
添加物:
ウモロコシデンプン、還元麦芽糖水アメ、カルメロースカルシウム、エリスリトール、ステアリン酸マグネシウム、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、無水ケイ酸
【形状】飲みやすいサイズでレモンカラーのタブレット
【商品区分】第3類医薬品
商品情報
【成分】9錠(成人1日量)中
ビフィズス菌45mg、ガッセリ菌22.5mg、アシドフィルス菌22.5mg、リボフラビン(ビタミンB2)9mg、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)15mg、アスコルビン酸(ビタミンC)225mg
添加物:D-マンニトール、粉末還元麦芽糖水アメ、エリスリトール、スクラロース、アセスルファムカリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ショ糖脂肪酸エステル、香料、エタノール、エチルバニリン、グリセリン、バニリン、プロピレングリコール
【形状】黄色の錠剤
【商品区分】第3類医薬品
商品情報
【成分】1日服用量(9錠)中
ビフィズス菌30mg、ラクトミン(ガッセリ菌)30mg、酪酸菌90mg、ゲンノショウコエキス(ゲンノショウコとして)102mg(1,020mg)、アカメガシワエキス(アカメガシワとして)63mg(504mg)、ゲンチアナ末51mg、ビオヂアスターゼ1000 60mg
添加物:l-メントール、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、セルロース、還元麦芽糖水アメ
【形状】錠剤
【商品区分】第3類医薬品
商品情報
【成分】9錠中
納豆菌末10mg、ラクトミン(乳酸菌)30mg、ビフィズス菌30mg、ジメチルポリシロキサン84.6mg、センブリ末30mg、ケイヒ末30mg、ウイキョウ末30mg、メチルメチオニンスルホニウムクロリド30mg、沈降炭酸カルシウム300mg、水酸化マグネシウム300mg、パントテン酸カルシウム22.5mg
添加物:乳酸Ca、乳糖、ヒドロキシプロピルセルロース、D-ソルビトール、セルロース、ケイ酸Ca、無水ケイ酸、クロスカルメロースNa、l-メントール、ステアリン酸Mg、バレイショデンプン、二酸化ケイ素
【形状】錠剤
【商品区分】第3類医薬品
商品情報
【成分】3錠(15歳以上の1日服用量)中
ビフィズス菌 30mg、ラクトミン(乳酸菌) 30mg、ケツメイシエキス 120mg、(ケツメイシ約1,200mgより抽出)、ジメチルポリシロキサン 180mg、パントテン酸カルシウム タイプS 34.6mg(パントテン酸カルシウムとして22.5mg)
添加物:トウモロコシデンプン、エリスリトール、無水ケイ酸 、セルロース、還元麦芽糖水アメ、アメ粉、白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、アスコルビン酸、CMC-Ca、ステアリン酸Mg、乳酸Ca、スクラロース、アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)、香料
【形状】チュアブル錠
【商品区分】第3類医薬品
おすすめ商品比較表
ビオスリー アリナミン製薬 ビオスリーHi錠 270錠 | by Amazon by Amazon 整腸薬 560錠 | ビオフェルミン 大正製薬 新ビオフェルミンS錠 550錠 | エビオス アサヒグループ食品 エビオス整腸薬 504錠 | ビオフェルミン 大正製薬 新ビオフェルミンSプラス錠 550錠 | わかもと わかもと製薬 わかもと整腸薬 240錠 | パンラクミン 第一三共ヘルスケア パンラクミン錠 350錠 | ビオフェルミン 大正製薬 ビオフェルミンVC 120錠 | シオノギヘルスケア シオノギ ポポンVL整腸薬 90錠 | 太田胃散 太田胃散 太田胃散整腸薬 160錠 | ザ・ガード 興和 ザ・ガードコーワ整腸錠α3+ 550錠 | ビオフェルミン 大正製薬 ビオフェルミン ぽっこり整腸チュアブルa 60錠 | |
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