楽天カードの還元率が改悪?これまでの変更内容まとめも紹介

楽天カードの還元率が改悪?これまでの変更内容まとめも紹介

楽天市場でのショッピング以外にも、さまざまな出費をまとめて楽天ポイントへと変えられる楽天カードは、楽天サービスのユーザーにとってはマストアイテムともいえるクレジットカードですよね。楽天カードをどこでどのように使うかによってポイントへの還元率は変わりますが、なぜか最近ポイントが以前よりも貯まりづらくなったなと感じている人は少なくありません。

これは、還元倍率や獲得上限などに変更があったからです。いつからどのように変わったのでしょうか?もしも改悪変更されたのなら、別のカードへ乗り換えたほうが良いのでしょうか?具体的に解説します。

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楽天カードは改悪された?

楽天では複数のカードを発行しています。定期的に見直しが行われてユーザーにとってお得な方向へ改善されることが多いのですが、今回は変更が改悪だという声も多くありますよね。

サービスの内容が変更となったのは、楽天からラインナップされているプレミアムカードやブラックカード、そしてビジネスカードなど年会費が発生する複数の有料カードです。なぜ変更になったのかは公式に発表されていませんが、カードを上手に使う人が多すぎてポイントが貯まりすぎる事態が発生したのかもしれませんね。

いつから変わったのかというと、2023年の段階ですでにサービスが変更されていました。このサービス変更によって、これまでサクサクと楽天ポイントを貯めていた人にとってはあまりうれしくない事態が起こっています。

ポイントの倍率が減少した

1つ目は楽天市場で獲得できるポイントの倍率が減少したという点ですね。楽天市場では持っているカードの種類によって獲得できる倍率は変わります。キャンペーンや期間限定ボーナスも上手に活用することで、とてもお得にポイントが貯まる仕組みとなっています。

例えば、楽天カードを利用することで倍率は1倍でポイントを獲得できます。もしも持っているカードが楽天プレミアムカードなど有料カードなら倍率は2倍が別途でつき、それだけで3倍率になります。これだけでもとてもお得です。

このように、どんなサービスをどのように支払うかによってこれまでは最大5倍までの倍率でポイントを貯めることができました。しかしこの変更によって、獲得できる最大倍率は3倍までと低くなってしまったのです。これに対して、なぜ?と不満な人は少なくありません。楽天でもなぜかという理由については公表されていません。

最大ポイント数が減少した

2つ目の変更は毎月獲得できる最大ポイント数が減少したという点ですね。さまざまなサービス利用をまとめて楽天ポイントにできるという点ではこれからも変わりません。しかし、月間当たりの最大獲得数がこれまでの上限と比較して3分の1となってしまいました。楽天カードの利用金額がこれまで多かった人は、ガッカリしてしまったかもしれませんね。

プライオリティパスの利用条件が変わった

3つ目の変更点はプライオリティパスの利用条件が変わったことです。今までは、海外ラウンジを利用する際には回数無制限で無料利用できましたが、変更後には年間で5回までが無料となりました。

ただし、プライオリティパスの変更に関しては、いつから新しいルールになるのかという点が異なります。この特典変更は来年の初めからスタートするため、楽天カードのポイント倍率の変更時期よりも遅くなりますね。

現在の楽天カードの還元率

この変更によって、楽天カードを利用した場合にどのようにポイントへ還元されるのか、その計算方法も少し変わりました。還元率という点ではこれまでと同じ1%で変更はありません。しかし、計算方法が変わったことによって影響を受ける人は少なからずいるでしょう。

変更前は、その月のショッピングや飲食の際に楽天カードを利用した金額をまとめた合計に対して1%の還元率で計算されていました。しかし変更後は、ショッピングなどでカードを利用するごとに、還元率1%で計算されることとなり、月の利用金額をまとめた分に対して計算しなくなります。

決済の際に端数が出た場合、毎月の利用金額をまとめていれば、端数がどんどん合算されてポイントへと還元されやすくなりますよね。しかし利用するたびにその時の利用金額をポイントとして計算するため、端数はそのたびに切り捨てられることになります。

この変更は、日常生活の中で楽天カードを頻繁に使う人にとっては残念ですね。特に、少額のショッピングを数多くする人は切り捨てられてしまう部分が多くなるためポイントの貯まり方は減速するでしょう。

楽天カード還元率の変更内容

楽天カードを利用すると、一定額の利用ごとにポイントへと還元されるわけですが、還元率は変わらないため一見すると大きな変更ではないような印象があります。しかし実質的な還元率を見るとやはり低くなっています。

数千円から数万円のように金額が比較的高いショッピングや飲食に楽天カードを使った場合、実質的な還元率は変更前と大きく変わらず、変更前の1%と比較しても0.99%程度です。しかし、数百円の利用が多い人にとっては、上記の通り計算方法が変わったことで切り捨てられる端数の部分が増えてしまうため、実質的な還元率は0.8%程度まで下がってしまうこともあります。

ご自身のこれまでのカード利用傾向を振り返り、比較的高額な利用に対して使うことが多かったならルールが変更された後でもそれほど大きな打撃を受けることはないかもしれません。しかし、日常生活の中で少額の買い物に使うことが多かった人はこれまでよりも実質還元率が下がり、ポイントも貯まりにくくなったと感じているでしょう。

楽天カードから乗り換えるべき?

この楽天カードのルール変更に対しては改悪だという声が少なくありません。しかし、改悪だから別のカードへ乗り換える人が増えたかと言えば、決してそういうわけではないようですね。なぜなのでしょうか?

その理由は、やはり楽天カードは楽天経済圏で利用するにはとても便利なカードだからです。還元率は少し悪くなったとしても、これまでと同じように楽天のサービスを利用することでポイントを貯めることはできます。また、貯めたポイントを使うこともできます。その便利さを考えると、改悪でもカードを乗り換えるほどではないと判断するユーザーが多いのかもしれません。

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ルール変更に対しては、ユーザーがいくつかの対応策をとることで実質的な還元率を高く維持することも可能です。

1つ目の対策は、楽天カードを利用する際にはできるだけ端数が出ないように工夫するという点です。端数が出てしまうと切り捨てられるので、考えながらショッピングをすることで切り捨てられるポイント数を最小限に抑えられるでしょう。

2つ目の対策は一度のカード利用で何重にもポイントを獲得できる方法を選ぶというものでしょう。例えば、楽天カードと紐づけて楽天ペイや楽天Edyなどの決済方法を選べばより効率的にポイントが貯まります。

具体的には、楽天カードを使ってペイやEdyをチャージして、支払いには楽天ペイやEdyを使うという方法です。こうすることで、通常なら1%の還元率を1.5%まで引き上げられます。

3つ目の対策は楽天デビットカードも検討することです。カードという共通点はあっても、今回の変更で対象となったのはクレジットカードのみで、デビットカードはこれまでと同じ利用金額の合計に対してポイント計算されます。この点を理解しておけば、利用する金額やお会計の際に出る端数によって、今日はクレジットカードで払おうとか、やはりデビットで払おうとご自身で調整できるでしょう。

また、意外と知られていませんが、デビットカードで公共料金を支払うと通常の還元率0.2%よりも高い1%で計算してもらえます。この点も理解した上でデビットカードも賢く使いこなしたいですね。

改悪変更はあっても乗り換えるほどではない

楽天カードのルール変更に関しては複数の変更点があり、それぞれいつから有効になるかという点が異なります。その中でもポイントの計算方法はすでにルールが変わっていますが、別のカードへ乗り換えるほど改悪ではないと判断するユーザーが多いようですね。

これまでのように月間利用額がまとめて還元されるわけではなくなりましたが、利用方法や支払方法を工夫することによって、高い還元率を維持することはできそうですね。

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