Amazon Musicのイコライザーの設定方法!iPhone・PCの音質改善方法も解説
イコライザーとは、音質を向上させるために音の低音や高音を調整することを指します。音楽業界はサブスクが主流となり、最近では、PCやスマホなどを利用して音楽を楽しめるようになりました。しかし、スマホは音楽専用機器ではないため、音質や音のバランスなどにはまだまだ課題があるのが現状です。
Amazon MusicもスマホやPCで音楽を聴くのが主流ですが、イコライザー機能のようにさらに音質を良くする機能がないか気になる方も多いでしょう。今回は、Amazon Musicのイコライザーの設定方法やスマホ、PCの音質改善方法などを紹介します。
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イコライザーとは?
「イコライザー」とは、低音と高音のバランスを調整することで音質を向上させ、聴きやすいように調整することです。略して「EQ」とも呼ばれています。
音には周波数があり、音の高さによって周波数は異なるため、曲中に特定の場所で音が大きく感じたり聴こえにくく感じたりすることがあります。
イコライザー機能を使えば、音の高低にかかわらず均一に揃えられるため、音質を向上させられます。特に重低音は音が小さくなりやすいですが、イコライザーで大きく聞こえるようにすれば、重厚感のある音楽をスマホでも手軽に楽しめるようになるでしょう。
音質や音域の調整は難しそうですが、Amazon Musicでは曲のジャンルごとにパターンが分けられており、設定が簡単になっているのでチャレンジしてみてください。
Amazon Musicのイコライザー設定のやり方
AmazonMusicのイコライザーの設定は、初心者でも簡単にできるようになっています。
たとえば、低音高音をジャンルからパターン設定ができたり、好きなバランスに細かく調整したりが可能。ただし、現状はAndroidスマホのみが対応しており、iPhoneやPCにはまだ対応できていません。
iPhone・PCのAmazon Musicアプリではイコライザーが使えない
現状、iPhone、PCのアプリではイコライザーは使用できません。今後対応する可能性もありますが、今のところ目途は立っていないようです。
しかし、アプリを使わなくても、iPhoneやPCの機能で音質を改善する方法はいくつかあります。
- 接続方法を調整する
- PCで排他モードを利用する
接続方法を調整する
ヘッドフォンやイヤホンで音楽を聴く場合、接続方法でも音質に変化があります。基本的にアクセサリと端末を接続する方法は、有線と無線で接続できるBluetoothの2種類です。
Bluetoothで接続するアクセサリはコードがなく、絡まってしまうわずらわしさがないため使いやすいですが、音質では有線の方が優れていると言えるでしょう。
有線は音声データをそのまま再生できるのに対し、無線では音声データを圧縮しなければアクセサリへの転送ができないからです。圧縮する際に音質が落ちたり遅延が発生したりしやすいため、音質にこだわる場合は有線のヘッドフォンやイヤホンを使用するのがおすすめ。
PCで排他モードを利用する
排他モードとは、特定のアプリのサウンドのみを出すモードのことです。Amazon Musicで音楽を聴いている最中に、SNSなど他のアプリの通知音が鳴ってしまい音楽に集中できなくなったという方も多いのではないでしょうか。
排他モードを利用すると、Amazon Music以外のアプリから発せられる音が制限されるため、本来の音質で音楽を楽しめるようになります。手順は以下の通りです。
- PCでAmazon Musicのアプリを起動
- 設定画面を開く
- 設定から「排他モード」をタップし有効にする
ただし、排他モードはPCから音楽を流す場合のみ使用できる機能なので、iPhoneやAndroidでは使用できません。
AndroidのAmazon Musicアプリならイコライザー設定ができる
AndroidのAmazon Musicアプリは、イコライザー設定が可能なため、以下で手順を紹介します。
- 1.Android端末でAmazonMusicアプリを開く
- 2.右上の歯車をタップ
- 3.「設定」をタップ
- 4.「イコライザー」をタップ
- 5.「イコライザー」の中から音楽のジャンルに合わせて選択
ジャンルは9つあり、POPやCLASSICAL、HIPHOPなどから選べます。あらかじめ曲のジャンルに合わせて音質が調整されているので、ジャンルを選ぶだけで簡単に音質改善が可能。
また、ジャンルに合わせて選択するだけでなく、周波数での調整もでき、周波数は5つのなかから選択可能です。調整する場合は左に動かすと低音、右に動かすと高音になるため、自分の好きな音質に細かく調整できるでしょう。
iPhone・PCユーザーも利用可!Amazon Musicの音質を上げる方法
iPhoneやPCでAmazon Musicの音質をあげる方法は以下の通りです。
- ラウドネス・ノーマライゼーションをオフに切り替える
- 音質をHD/Ultra HDにする
ラウドネス・ノーマライゼーションをオフに切り替える
「ラウドネス・ノーマライゼーション」とは、自動で音量を基準値にしてくれる機能のことです。
Amazon Musicでは、さまざまなジャンルの音楽が聞けるようになっていますが、どれも同じ音量で単調に聞こえてしまうことも少なくありません。
曲により音量差がある場合は、ラウドネス・ノーマライゼーションを設定しておく方がストレスフリーですが、そのままの音源で楽しみたいという場合は設定をオフにするようにしましょう。
オフにする手順は以下の通りです。
1.ホーム画面から「設定」をタップ
2.スクロールし、「ラウドネス・ノーマライゼーション」の項目を見つけたらオフにする
音質をHD/Ultra HDにする
音質をHD/Ultra HDにすることで音源と同等の音質を楽しめるようになります。オンラインの状態で音楽再生をするストリーミング再生とダウンロード再生のどちらもHD/Ultra HDに設定できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
音質をHD/Ultra HDにする手順は以下の通りです。
1.ホーム画面から「設定」をタップ
2.「ストリーミング設定」or「ダウンロード設定」のどちらかをタップ
自分の好きなタイミングでの音質改善を選択してください。
3.「HD/Ultra HD」を選択する
なお、HD/Ultra HDを選択できるのはAmazon Music Unlimitedに会員のみ。FreeプランやPrimeプランの方は標準までしか選択できないため注意しておきましょう。
ハイレゾ対応のイヤホンやヘッドホンで聴く
ハイレゾとは、「ハイレゾリューションオーディオ」の略であり、CDよりも非常に解像度が高い音源データのことを指します。
通常、音質は「Kbps」という単位で表されており、数字が大きくなるほど解像度が高く高音質になります。CDの音質はそのまま再生すると一般的には「1,411Kbps」です。
iPhoneやPCにイヤホやヘッドホンをつないで音楽を聴く場合、音楽サブスクサービスによって音質は異なります。Amazon Musicの場合は「320~3,730kbps」とプランによってはCDよりも高音質なハイレゾ音源で楽しむことができるでしょう。
しかし、iPhoneやPCに繋ぐヘッドフォンやイヤホンがハイレゾ対応でない場合、ハイレゾの高音や低音を表現しきれないため、本来の音質を十分に楽しめない可能性があります。
特に、Amazon Music Unlimitedでは高音質が楽しめる音楽も配信されているため、イコライザーのように特別な設定をせずに高音質を楽しみたい場合は、イヤホンやヘッドホンもハイレゾで揃えるのがベストです。
Amazon Musicのイコライザー設定ができるのはAndroidのみ
現状、AmazonMusicのイコライザーが設定できるのはAndroidのみです。今後、スマホやPCにも対応する可能性はあるものの、それまでは「ラウドネス・ノーマライゼーション」や「HD/Ultra HD」を利用して、より音源に近い音質や自分の好みの音質で音楽を聴いてみましょう。
Amazon Musicは、プランによってはほかの音楽ストリーミングサービスと比べて高音質で音楽を楽しめます。 今回は、Amazon Musicの音質の設定を変える方法や、音楽をさらに高音質で聴くための改善策などをご紹介していきます。
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