どんな革靴がコスパがよいのかを徹底解説!価格帯別のおすすめ商品11点もご紹介
大人なら一足は持っておきたい「革靴」。シンプルなプレーントゥは、ビジネスから結婚式まで幅広く使えます。ブランドから販売されていたり本革が使用されていたりと高価なものもありますが、手ごろな価格のものもたくさんあるんですよ。本記事では、コスパのよい革靴の選び方について解説します。おすすめ商品の情報も必見です。
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コスパのよい革靴とは?
コスパのよい革靴といっても、安ければよいというわけではありません。購入価格が高くても丈夫で長く履き続けられるものなら、長期的に見ると非常にお得になります。そのためコスパのよさを重視する場合は、購入時の価格だけでなく、性能や耐久性とのバランスを考えることが重要です。
またどれだけ品質のよい革靴でも、履く機会が少なければもったいないので、コスパがよいとはいえないでしょう。このような点を考慮すると、シーンを問わず履ける歩きやすさや汎用性の高さ、自分が「履きたい」と思える靴であるかどうかも大切なポイントですよ。
長く使えるものを選ぶということは、お財布にやさしいだけでなく地球にもやさしいので、ぜひお気に入りのコスパのよい1足を選んで長く使ってみてくださいね。
革靴のコスパを考えるときのポイント
革靴を選ぶ際は本革か合皮かといった素材に加え、ブランドや生産地、製法といったポイントをチェックしてみてください。とくに長く履けるかどうかや、価格に関係するポイントはコスパにも関わってきますよ。次のポイントを押さえておきましょう。
合皮 or 本革
合皮と本革の靴の違いは、伸縮性・通気性・エイジングの3点です。本革は靴の中の湿気で生地が伸びるので、最初はきつく感じても履いているうちに足の形になじみます。どの動物の皮を使っているかや加工方法によっても異なりますが、このように通気性や吸湿性に優れていたり、エイジング(経年による変化)を楽しめたりするのも本革の魅力です。
ただしこまめなお手入れが必要になる点はデメリットといえます。合皮は本革のような伸縮性がないため、購入時のサイズから変化することはなく、足の形になじむということもありません。しかし吸水性や通気性がない分、雨の日も履きやすく、お手入れがほとんど必要ないのはメリットですね。
グッドイヤーウェルト製法 or 他の製法
革靴の製法には、グッドイヤーウェルト製法・マッケイ製法・セメント製法などがあります。違いはアッパー(足の甲全体を覆うパーツ)と靴底のつけ方です。
グッドイヤーウェルト製法は中底の裏に「リブ」と呼ばれるパーツがあり、中底に直接靴底を縫い付けず、リブに靴底を縫い付けて作られます。使用するパーツが多い分、高価でやや重く感じやすいですが、修理しやすいので長く愛用できるところが魅力です。
また中底と靴底の間に「中物」と呼ばれるクッションのようなものが入っており、履き始めは硬く感じますが、時間をかけて足底の形になじむため長期的に見ると履きやすいという特徴もあります。
それに対して、マッケイ製法は中底と靴底を直接縫い付ける製法、セメント製法は縫い付けずに強力なのりで貼り付ける製法です。どちらも使用するパーツや作業工程が少ないため、比較的安価で購入できます。
ただしグッドイヤーウェルト製法と比べると耐久性が低く、修理のしやすさも劣るため寿命が短い点がデメリットです。しかし履き始めから足になじみやすいので、購入後すぐに快適な履き心地を求める方に向いています。
ブランドの知名度
ブランドの知名度は、社会的な印象が大切な職業についている方や、取引先と良好なパートナー関係を築きたいビジネスパーソンにとって重要なポイントです。知名度の高いブランドは老舗であることも多く、長い歴史の中で培ってきた高い技術力があります。
しかしあまり知られていないブランドでも、知名度の高いブランドに引けを取らないくらい性能のよい革靴は多いものです。性能が同等でも比較的安く手に入ることも多いため、社会的な印象が重要ではない方なら、ブランド名を重視せずに性能重視で選ぶのもよいでしょう。
生産地
価格よりもクオリティや印象を重視するなら、イギリス・イタリア・フランス・アメリカといった、海外産の革靴が魅力的。しかし海外産の革靴には関税や輸送費のコストが上乗せされているため、同じ品質でも国産の商品よりも高額になりやすい点がデメリットです。その点では国産の革靴のほうが入手しやすく、価格と性能のバランスがよいといえるでしょう。
また海外産の靴は、日本人の足の形やサイズに合わないことも多いため、サイズも慎重に選ぶ必要があります。国産の靴は基本的に日本人に合わせて作られているので、サイズ選びでの失敗も減らせるでしょう。
長く使える革靴を選ぶポイント
高価な革靴を購入しても、長く使い続けられれば、長期的に見ると経済的でコスパがよくなります。丁寧にお手入れしたりこまめに修理に出したりするほか、飽きのこないデザインを選ぶことで長くきれいに履き続けられるでしょう。
修理できるものを選ぶ
どれだけ本体価格が安くても、すぐに壊れてしまったり、高額な修理費用がかかったりするものは決してコスパがよいとはいえません。コスパを重視するなら、不具合があった際に修理できるかどうかや修理が簡単にできるかどうかも、しっかりチェックしておきましょう。
革靴の場合、商品によっては構造上、修理が難しかったり、修理できる回数に限りがあったりするものもあります。革靴の修理のしやすさは製法が大きく関わってくるので、製法をよく調べて購入してみてください。
トラディショナルなデザインのものを選ぶ
流行している特徴的なデザインや奇抜なデザインの靴を購入すると、初めのうちはおしゃれで気に入るかもしれませんが、流行が廃れたり飽きたりしたときに履きたい気持ちが薄れてしまいます。できる限り長く飽きずに履き続けるためには、古くから長く愛されるトラディショナルなデザインを選ぶのがおすすめです。
トラディショナルなデザインなら廃れることがなく、シンプルなものが多いのでさまざまなテイストのコーディネートに合わせやすいでしょう。
こまめに手入れをする・早めに修理する
革靴は長くきれいに履き続けるためには、こまめなお手入れが必要です。靴を脱いだあとは型崩れを防ぐシューツリー(シューキーパー)を入れてブラシで汚れを払い、定期的にクリーナーやクリームを使って念入りにケアしましょう。自分でケアするのが難しい場合は、費用がかかりますがプロにお願いするのも1つの方法ですよ。
また修理時にオールソール(靴底全体)の交換ができるタイプであっても、ボロボロになるまで履き続けるのではなく、こまめに修理に出すことも重要。オールソール交換よりも部分的な修理のほうがコストがかからないため、長期的に見ると経済的であり、革靴も長持ちしますよ。
革靴の手入れの仕方
革靴を履いたあとは毎回シューツリーを入れてブラッシングし、1ヶ月に1回、または10回の着用に1回程度の念入りなお手入れをすることが重要です。お手入れは慣れると5〜10分程度ででき、工程も簡単なので、初心者の方も以下を参考にやってみてくださいね。
ブラシでホコリを落とす
まずアッパーについたホコリをブラシで落とします。ブラッシングは、靴を脱いだあと、毎回行うようにすると持ちがよくなるのでおすすめです。
ブラシをかける際はシューツリーやシューキーパーを入れて形を整えるか、アイテムがない場合は自分の手を入れて形を作るとブラシをかけやすくなります。かかとからつま先にかけて、一定方向にブラシをかけるのがポイントです。ブラシの面を広く使って、あまり力を入れずに払いましょう。
クリーナーをつけたクロスで拭く
次にクリーナーとクロスを使って、ブラッシングでは落ちない汚れや古いクリームを除去します。クロスは人差し指と中指の2本に巻き付け、親指で布の端を固定するように持つとお手入れしやすいですよ。
100円玉くらいの量のクリーナーをクロスに乗せたら、かかとの内側から少しずつ小さな円を描くように拭いていきます。全体を拭き終わったら、クロスのきれいな面を使ってもう1周拭き取り、靴のツヤが取れていたらこの工程は完了です。
クリームを塗る
汚れを拭き取ったあとは、クリームブラシを使って靴にクリームを塗布していきます。使用するクリームの量は、両足の靴1回分でコーヒー豆1粒程度です。塗布する際はブラシの先端に少量ずつ軽くつけて塗り進めましょう。
塗りムラができないよう、手を止めずにひたすらクルクルと小さな円を描き続けるのがポイントですよ。また力を入れすぎると革に傷がついてしまうので、軽い力で塗布してくださいね。
ブラシでクリームをなじませる
次に塗ったクリームをしっかりとなじませ、余分なクリームを取り除くために、再度ブラッシングをします。使用するブラシはポリッシングブラシです。力を入れすぎない程度に、小刻みにゴシゴシとこすりましょう。
表面がサラッとしてきたら磨き方を変え、縦方向に大きくブラッシングしていきます。だんだんとツヤが出てくるので、できているのがわかりやすいですよ。
クロスで磨く
仕上げにグローブクロスやシュークロスを使ってやさしく全体を磨きましょう。軽く磨くだけでもよいですが、好みのツヤが出るまで念入りに磨いてもよいですよ。細かい部分はグローブの中で指を立てるようにすれば磨きやすいでしょう。
このあと撥水性をプラスしたい方は、防水スプレーをかけて仕上げれば水や油に強くなるだけでなく、汚れもつきにくくなりますよ。
汎用性の高い外羽根式プレーントゥ
革靴は、羽根(靴ひもを通すパーツ)のデザインの違いで「外羽根式」と「内羽根式」の2種類に分けられます。外羽根式のほうが羽根が大きく開閉するため、脱ぎ履きが楽でフィット感もありますが、フォーマルな場では内羽根式のほうが好まれます。
しかし外羽根式はビジネスシューズとしてもプライベートでも履きやすい汎用性の高いタイプなので、1足持っておくと便利です。デザインに関してはストレートチップやプレーントゥなどさまざまですが、つま先に模様のないシンプルなプレーントゥなら冠婚葬祭から日常使いまで幅広く活躍しますよ。
5万円から3万円のコスパのよい革靴3選
ここからはコスパのよい革靴のおすすめ商品をご紹介します。3万円以上の価格帯は、修理しやすく長く愛用できるグッドイヤーウェルト製法の革靴が増えてくることが特徴です。
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商品情報
【素材】牛革
【製法】グッドイヤーウェルト
【生産地】日本
グッドイヤーウェルト製法で作られた日本製の牛革靴です。つま先がななめにカットされた、エッジが際立つ「チゼルトゥ」というデザインが特徴的。ヒールが約35mmと一般的な革靴よりも高めの設計になっているため、エレガントな雰囲気のスタイルになりますよ。革の質感やツヤなどにこだわって作られており、冠婚葬祭にも履いていける上質な1足です。
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商品情報
【素材】キップ・牛革
【製法】ー
【生産地】日本
キップという、仔牛と成牛の中間である生後半年〜2年未満の牛の革を使用しています。適度に厚みがあって強度もあり、しなやかさもあるので足になじみやすいでしょう。また中敷きやかかと部分に搭載されたクッション素材のおかげで、革靴とは思えないほど歩きにくく疲れにくいのも特徴。外羽根のプレーントゥなのでビジネスシューズにも最適です。
商品情報
【素材】ステアハイド
【製法】マッケイ
【生産地】日本
やや細身のスタイリッシュなデザインで、カジュアルにもフォーマルにも合わせられます。素材は肉牛として飼育された牛の革を副産物として使用しているため流通量が多く、牛革としては代表的な種類です。表面に傷が少なく耐久性にも優れており、お手入れも簡単にできるので長持ちする革と呼ばれています。あらかじめ履き込まれたような独自のシワ加工が施されているため、履き始めから革ならではの風合いを楽しみたい方にもおすすめです。
3万円から1万円のコスパのよい革靴5選
1〜3万円の革靴は、あまり高価なものは選べないけれどある程度よいものがほしいという方にぴったりですよ。
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商品情報
【素材】牛革
【製法】セミマッケイ
【生産地】日本
基本的にはマッケイ製法で製造し、ソールのみセメント製法で接着された「セミマッケイ」製法の革靴です。軽くて足に合わせてよく反るので、革靴に慣れていない方も歩きやすいでしょう。素材はしっとりとした質感でシワになりにくい牛革を使用しており、ビジネスシューズだけでなく冠婚葬祭にも履いていける内羽根式のストレートチップです。初めて革靴を購入するという方はこちらを選んでみてはいかがでしょうか。
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商品情報
【素材】ステア
【製法】セメント
【生産地】日本
食用のため生後3〜6ヶ月で去勢され、生後2年以上経った雄牛の革である「ステア(ステアハイド)」を使用しています。去勢した雄牛の革はやわらかく、厚みが均等なので安定した品質の革製品が作れることが特徴です。耐久性が高くお手入れも簡単にできます。つま先が細すぎないバランスのよいデザインは、ビジネスからフォーマルシーンまで履きやすいですよ。
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商品情報
【素材】本革
【製法】ー
【生産地】カンボジア
あらゆる天候でも快適に履ける、全天候型のビジネスシューズです。水を通さない防水性のレザーを使用し、ミシン目にも防水処理を施しているため、雨で水が染みてくることも防げます。アウトソールは滑りにくくなっているので、濡れた路面や雪道でも歩きやすいですよ。足の締め付けも少なく、ヒール部分には衝撃吸収材が内蔵されているため長時間履いても疲れにくいでしょう。
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商品情報
【素材】撥水ソフトステア
【製法】ー
【生産地】日本
水滴より小さく、水蒸気よりも大きい絶妙なサイズの孔が空いており、水を侵入させずに靴内の湿気を逃す設計になっています。雨の日でも快適に履きやすく、暑い日にも靴の中が蒸れにくいでしょう。さらにかかと部分に搭載されたエアーポンプも足蒸れを抑制し、歩行時の足への負担も軽減してくれます。ソールは特殊ゴムに繊維状のセラミック粒子が配合され、凍結した道路でも滑りにくい設計です。
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商品情報
【素材】牛革
【製法】ー
【生産地】カンボジア
スニーカーのような履き心地で気軽に使える、牛革のビジネスシューズです。水を通さず水蒸気を通す「防水透湿」機能が特徴的で、天候や環境を問わず快適に履けます。幅広で締め付け感の少ない独自の靴型を使用しており、消臭繊維「MOFF」も搭載しているのでニオイも気になりにいでしょう。
1万円以下のコスパのよい革靴3選
1万円以下でも100%本革製のものや、高機能な合皮のものが購入できますよ。見た目もよく履き心地にもこだわったものが多いので、ぜひチェックしてみてください。
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商品情報
【素材】牛革
【製法】ー
【生産地】日本
軽量でクッション製と屈曲性に優れており、スニーカーのように気軽に履ける牛革のビジネスシューズです。3E相当の幅広設計なので締め付け感が苦手な方も違和感なく履きやすいでしょう。履き口にはスポンジパッドが搭載されており、足首をやさしく包み込んでくれます。脱ぎ履きしやすいデザインも魅力的ですね。
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商品情報
【素材】合成皮革
【製法】ー
【生産地】ー
雨の日にも履きやすく、お手入れも簡単な合成皮革のビジネスシューズです。日本人に多い幅広の足に合わせて設計されているので、長時間履いていても疲れにくいでしょう。中敷きには低反発インソールを採用しており、やわらかくて履き心地がよいですよ。ミドルエイジ向けデザインの靴を専門とするブランドから販売されています。
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商品情報
【素材】合成皮革・革(床革)
【製法】ー
【生産地】ー
幅広甲高の方におすすめな、甲高で5E相当の幅広設計の革靴です。合成皮革と、本革の表面を剥いだ「床革」を50%使用しています。床革は耐水性が高いため、急な雨にも対応しやすいですよ。アッパーのサイドにはジッパーがついており、脱ぎ履きも簡単にできます。カジュアルなデザインで、ビジネスシーンからプライベートまで使いやすいでしょう。
おすすめ商品比較表
REGAL(リーガル) リーガル オックスフォード ストレートチップ 315R | asics(アシックス) アシックスウォーキング 機能ビジネス ランウォーク | パドローネ 外羽根 ダービープレーントゥシューズ | REGAL(リーガル) リーガル オックスフォード ストレートチップ 811R | KENFORD(ケンフォード ) ケンフォード ビジネスシューズ ストレートチップ | HYDRO-TECH(ハイドロテック) ハイドロテック 防水 ビジネスシューズ | 通勤快足(ツウキンカイソク) 通勤快足 ビジネスシューズ ゴアテックス プレーントゥ | TEXCY LUXE(テクシーリュクス) テクシーリュクス ビジネスシューズ ゴアテックス | TEXCY LUXE(テクシーリュクス) テクシーリュクス ビジネスシューズ 本革 | Wilson(ウイルソン) ウイルソン 軽量幅広ビジネスシューズ | DUNLOP ダンロップ ウォーターシューズ | |
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