革靴のソールの種類やお手入れ方法を徹底ガイド!レザーソールに使えるケア用品も
革靴を選ぶ際に重要なポイントとなる「革靴のソール」。紳士靴には革製のレザーソールとゴムを使用したラバーソールの2種類がありますよ。この記事ではソールの種類や特徴、お手入れ方法などを詳しく解説していきます。ソール部分の交換の目安やレザーソールに使えるケア用品もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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そもそも革靴のソールってどこ?
「そもそも革靴のソールってどこの部分?」と疑問に思われる方も多いかもしれませんね。革靴のソールとは、革靴の底の部分全体のことで、主に「アウトソール」「インソール」「ミッドソール」があります。
「アウトソール」は地面に直接触れる部分を指し、「インソール」は靴を履いたときに足に触れる部分のことをいいます。「ミッドソール」は名前の通り、アウトソールとインソールの間に挟まれている部分のことを意味しますよ。
革靴のソールの種類は?特徴も解説!
それでは、革靴のソール部分にはどのような種類があるのでしょうか?革靴のソール部分は革で作られた「レザーソール」と、合成ゴムや天然ゴムで作られている「ラバーソール」の2種類があります。ここからは、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて解説します。
1.フォーマルなシーンに合うレザーソール
フォーマルなシーンに合うソールといえば、革製のレザーソールがあげられます。革の光沢が美しく高級感があり、ビジネススーツにもよく合いますよ。紳士靴のスタンダードモデルとして、一足は持っておきたいタイプです。
メリット
革靴のレザーソールには、以下のようなさまざまなメリットがあります。
- 高級感のある見た目
- 高い弾力性で足になじみやすい
- 通気性がよく蒸れにくい
「ソール部分は目に見えないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、実は横から見たときにしっかり見え、素材によって印象を大きく左右するといわれています。
また、フォーマルな場面でコツコツと鳴るエレガントな足音も、レザーソールならではの特徴。通気性がよく、履くほどに足の形になじみ、高級感と長時間履いたときの疲れにくさもメリットといえるでしょう。
デメリット
高級感や履き心地のよさが特徴のレザーソールですが、デメリットも存在します。以下ではそのデメリットについてご紹介します。
- フラットな作りのため滑りやすい
- 雨や雪の水分を吸収してしまう
- こまめなメンテナンスが必要
レザーソールは表面がフラットになっているため、濡れた床では滑りやすい特徴があります。また、水分を吸収するので天候によっては靴の中に水が浸み込みやすく、そのまま放置しておくとカビの原因にもなりかねません。
そのため、雨の日に使用した後は乾拭きしたり数日間乾燥させたりとメンテナンスが必要になり、お手入れが手間に感じる方には不向きでしょう。
2.カジュアルなシーンに合うラバーソール
高級感のあるレザーソールに対して、カジュアルなシーンに合わせやすいのがラバーソールです。実用性に優れており、一般的に流通している多くの革靴がラバーソールを採用しています。それでは、ラバーソールのメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
天然ゴムや合成ゴムを使用したラバーソールのメリットは、以下のようになっています。
- 耐水性に優れている
- ソール部分に溝が刻まれていて滑りにくい
- ソール部分の張替えが安く済む
- 足音が響きにくい
レザーソールと比較して耐水性に優れているので、雨の日でも履きやすいのがメリットです。また、歩く際に靴の音が響きにくいので静かなオフィスでも使いやすいですよ。
なお、靴底は擦り減ったら張り替えることで長く使え、レザーソールよりも安価で張り替えられるのもラバーソールの魅力といえます。
デメリット
水に強く、お手入れも簡単なラバーソールですが、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。以下を参考にしながら検討してくださいね。
- 通気性はレザーソールよりも劣る
- フォーマル感や高級感が低い
ラバーソールのデメリットは、水に強い素材だけに靴の中に湿度がこもりやすい点があげられます。足の裏に汗をかきやすい人や湿度の高い季節には、ムレが気になる場合もあるでしょう。
また、フォーマルな場所ではレザーソールが適しているとされているので、シーンによっては場にそぐわないことも。大切な場面ではレザーソールが無難でしょう。
3.代表的なラバーソールの種類
ラバーソールにはビジネスにも使えるものからカジュアル度の高いものまで、さまざまな種類があります。ここからはラバーソールの種類をご紹介するので、シーンに合わせて選んでくださいね。
でこぼこの表面と軽さが特徴のラグソール
タイヤを思わせる、でこぼこした表面が特徴のラグソール。かためのソールで山道や悪路でも歩きやすいので、登山靴やワークブーツ、スニーカーなどにも多く採用されています。イタリアのソールメーカーである、ビブラム社のものがよく知られていますよ。
溝が大きいため小石などが挟まりやすいのがデメリットですが、アウトドアシーンやカジュアルファッションが好きな人に適したソールです。
グリップ力の高いコマンドソール
ラグソールと同様に、カジュアル度が高めなシューズによく使われているのがコマンドソールです。コマンド(特別攻撃隊員)という言葉が示す通り、もとは軍用のブーツに採用されていたソールでグリップ力が高く滑りにくいため濡れた岩場などを歩くのにも向いています。
革靴の横からちらりと見えるゴツゴツとしたカットが、たくましさを感じさせるデザインで、営業職のようなたくさん歩く人に向いていますよ。一方フォーマル度は低いので、冠婚葬祭の際にはやや不向きでしょう。
ドレスシューズにも適したダイナイトソール
丸いソールパターンが特徴のダイナイトソールは、イギリスのハルボロラバー社が開発したブランドである「ダイナイト」が語源のソールです。コマンドソールやラグソールと違って横から見た時の凹凸が少ないので、ドレスシューズにも適していますよ。
フォーマルにも日常的なオフィスシーンにも使いやすく、汎用性の高いソールといえるでしょう。
ソールの交換目安やお手入れに関するQ&A
ソールは路面に直接触れる部分のため、履いている間に摩耗してきます。特にレザーソールは水に弱いため、雨の日に履いた後にはお手入れが大切です。ここではソールの交換目安やお手入れに関する疑問を、Q&A形式で解説します。
ソールの交換時期の目安は?
Q:ソールがどうなったら交換するの?
A:レザーソールやラバーソールに関わらず、穴が開いたりすり減ったりしてきたら交換が必要です。レザーの場合はカビの発生もチェックしてくださいね。
Q:どこで交換するの?
A:主に購入したショップや、靴の修理専門店で張り替えができます。なかにはネットから修理を依頼できるところもあり、宅配便でのやりとりで完結するので、時間があまりない方におすすめです。その際には交換したい靴のソールに対応しているかを、あらかじめ確認するとよいですよ。
レザーソールのお手入れ方法は?
Q:レザーソールはお手入れが必要?
A:レザーソールは乾燥すると硬くなったりひび割れたりして劣化を早めてしまうので、保湿クリームで定期的にお手入れすることをおすすめします。
Q:レザーソールのお手入れ方法は?
A:レザーソールは雨に濡れたらしっかりと乾燥させて、定期的に専用のオイルやクリームを塗ることで油分が復活し滑らかな状態を保てるとされています。通常はクロスなどで塗り込みますが、かけるだけで浸透させるスプレータイプもあり、時間がない時におすすめです。
革靴のおすすめ3選!
ここからは、革靴のおすすめ商品をご紹介します。レザーソールやラバーソールでビジネスやフォーマルにも使いやすいものをセレクトしているので、革靴選びの参考にしてくださいね。
Amazonカスタマーレビュー
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(29件)
商品情報
ソール 素材ゴム
外装素材 レザー
ソールの厚さ 1cm
ビブラム社のアウトソールを使用した、雨の日や雪の日でも滑りにくい革靴です。ストレートチップでフォーマル感のあるデザインは、ビジネスシーンにおすすめですよ。カラーはブラックとブラウンの2色から好みのものが選べます。
商品情報
ソール レザーソール
外装素材 レザー
ソールの厚さ 3cm
1枚の大きな革でアッパーを包み込むようにして作られた、ホールカットシューズです。縫い目の少ないプレーンなデザインが特徴。フォーマルに適したレザーソールを採用しており、ビジネスシーンで重宝しますよ。
商品情報
ソール レザーソール
外装素材 レザー
ソールの厚さ 3cm
全体に施された穴飾りのデザインがおしゃれな革靴です。靴底は職人が1点ずつこだわって仕上げており、しっかりお手入れをすることで革の風合いが引き立ち、長く使えるでしょう。冠婚葬祭にも使いやすく、1足あるとさまざまなシーンで活用できますよ。
ソールのケアアイテムもチェック!
革靴と一緒に、レザーソールのケアアイテムもチェックしておきましょう。ここではレザーソール専用のものや、革製品全般に使えるクリームをご紹介します。気になるアイテムがあればぜひチェックしてみてください。
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(339件)
商品情報
タイプ:乳化性 ボトル
容量:135ml
成分:ラノリン、油脂、有機溶剤
カラー:ニュートラル(無色)
レザーソールを長持ちさせる栄養クリームです。ソール部分にしっかり塗れば、柔軟性が高まり耐久性もアップしますよ。さらに定期的なお手入れでツヤとやわらかさが出て、歩きやすさが向上する効果が期待できます。
Amazonカスタマーレビュー
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(937件)
商品情報
タイプ:クリーム
容量:45g
成分:ろう、動物性油脂、流動パラフィン
カラー:無色
幅広い革製品に使えるミンクオイルは、レザーソールだけでなく革のバッグや野球グローブ等にも使えます。クロスを使って塗ることで、革製品のエイジングケアができますよ。革靴を購入する際に、あわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
おすすめ商品比較表
KENFORD(ケンフォード ) KENFORD ストレートチップ ラバーソールシューズ | グッドイヤー GLENFORD ホールカット プレーントゥ レザーシューズ | Elastico 830 パンチドキャップ レザーソールシューズ | M.MOWBRAY(M.モゥブレィ) M.モゥブレィ レザーソール専用クリーム ソールモイスチャライザー | columbus(コロンブス) コロンブス ミンクオイル シューズ・レザーグッズ用 | |
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シーンに適した革靴のソールを選ぼう!
この記事では革靴のソールの種類やお手入れ方法などをご紹介しました。革靴のソールは履き心地だけでなくフォーマルやカジュアルなどシーンに合わせて選ぶと使いやすいものが見つかりますよ。ぜひ自分にとって大切な一足を探してみてくださいね。