Amazonと楽天市場を比較してみた!それぞれの特徴やメリット・デメリットを徹底解剖
Amazonと楽天、それぞれの出店者とユーザーのメリットやデメリットについて紹介していきます。期間限定のイベントやポイントの付与、Amazon Payや楽天ペイに紐付けて支払うことができるかなども併せて確認していきましょう。
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Amazonとは?
Amazonは、2000年に開設されたAmazonおよびその関連会社によって運営されるショッピングモールです。世界有数のショッピングサイトでもあり、日本だけでなく世界中で利用されています。
個人でも法人でも商品を出品し販売できるAmazonマーケットプレイスや、独自の決済手段であるAmazon Payでは紐付けてショッピングに利用できるサービスがあります。
Amazonは商品を「出品」するショッピングモール
Amazonの特徴は、商品を出品するタイプのショッピングモールであることです。商品を出品することで、出品元として自分の情報が掲載されるECモールであることから、出品した商品自体の閲覧数は伸びたとしても、ショップとして周知や集客を行うのは厳しいと言えるでしょう。
しかし、商品を掲載するページの規格が統一されていることから、ページの作成が簡単。スムーズに出品したい、商品の閲覧数を伸ばしたいという場合にはとてもおすすめのECモールとなっています。
楽天市場とは?
楽天市場は楽天グループが運営するECモールで、国内有数のECモールとして知られています。
楽天市場は、楽天グループが提供する70サービスの一つで、それらは「楽天経済圏」と呼ばれています。ショッピングサイトだけでなく、銀行や保険などの事業も展開しています。また、独自の決済手段である楽天ペイがあり、ショッピングの支払いに紐づけて利用可能です。
普段の生活を楽天経済圏の中で済ませると「楽天ポイント」が貯まり、楽天市場でのお買い物もお得になることが魅力です。
楽天市場は店舗を「出店」するショッピングモール
楽天市場はショップを出店するタイプのECモールです。楽天市場に出店することでユーザーにショップを認識してもらい、リピーターとなってもらうことができるでしょう。
楽天市場では、最短約1か月でネットショップを出店・開業できます。楽天出店案内ページにて資料請求し、webから出店申し込みをすると、新規出店にあたり無料でコンサルタントによる案内を受けられます。その後、店舗オープンアドバイザーによるサポートを受け、開店後もECコンサルタントに相談しながら店舗運営ができます。
Amazonと楽天市場の違いについて
Amazonと楽天市場はそれぞれショッピングに利用できる便利なサービスですが、それぞれ特徴が異なります。
出品するか出店するかのビジネスモデルの違い
Amazonは統一されたページ規格の中で商品を出品します。
一方、楽天市場はページを自由にデザインしショップを出店していくシステムになっています。
ポイントシステムの違いについて
ポイントに関して、Amazonは対象商品に関してのみポイントが付与されます。
一方、楽天市場は商品を購入することでポイントが付与され、キャンペーンや各種イベントなどにエントリーすると付与率が変動するという仕組みです。
期間限定のキャンペーンは特にポイントが貯まりやすく、ポイントを活用したいユーザーにとっては魅力的と言えるでしょう。
アフターサービスをはじめとした各種サポート体制の違い
商品を購入後、問題などがあった場合、AmazonはAmazonへの連絡で対応を依頼できますが、楽天市場は商品を購入したショップへの連絡が必要です。
楽天市場は各ショップでカスタマーサポートを行っており、ショップごとに対応スピードが異なります。
配送サービスの違い
Amazonの商品は基本的にAmazonの倉庫から発送され、プライム会員に登録していれば送料無料で、お急ぎ便などを活用すると最短で配送してもらうことが可能。
楽天市場は楽天市場から発送のサービスもあるものの、基本的には各ショップからの直接発送が主流となっており、配送にかかる日数や量も購入する商品によって違ってきます。
利用者から見たAmazonのメリットとデメリット
Amazonはプライム会員に登録しておけば、送料や配送の日時指定においてメリットがあります。また、トラブルがあった場合の問い合わせ先がAmazonに統一されていることから対処もしやすいでしょう。
ただし、Amazonを介さず発送している商品の場合は別途送料がかかる、サクラによるレビュー投稿が記載されているケースなどがあり、注意しておく必要があります。
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利用者から見た楽天市場のメリットとデメリット
ポイントシステムが充実しており、ポイントをお得に貯めやすいというのが楽天市場の大きなメリット。また、お気に入りの店舗を見つけることでショッピングがしやすくなる点も魅力と言えるでしょう。
一方で、注文に関する問い合わせが各店舗になっているため、アフターサービスに差が生まれがちです。さらに、ショップごとに送料が異なっているのもデメリットとして挙げられます。
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出店者から見たAmazonのメリットとデメリット
Amazonは大口、小口どちらの出品においても出品に関する初期費用を支払う必要がありません。小口出品に関しては月額料金も不要となるため、小さな商品を出品したいと考えている出店者には大きなメリットとなるでしょう。
店舗デザインに関しては商品ページの規格が統一されていることから、出品自体は楽であるものの、店舗のアピールにつなげられないことがデメリットかもしれません。登録する商品の画像は白地背景などの決まりがあるため、店舗のアピールに紐付けることもできないでしょう。
Amazonは、毎月タイムセールを開催しているだけでなく、初売りや新生活、プライムセールなどの各種セールを定期的に開催することから、それぞれのタイミングで販促が期待できます。ただし、タイムセールは招待制で自分から申請することができないという点には注意が必要です。
また、Amazonは出品に関するサポート体制が電話やメールでのサポートとなるので、この点で苦戦することがしばしばあるというのは心得ておかなければなりません。
出品用のアカウントを作成したのち、身分証や取引明細書類などを提出して審査を通過すればすぐに出品できるようになります。そのため、すぐにでも売上を伸ばしたいなら、Amazonは非常にメリットが大きいでしょう。
出店者から見た楽天市場のメリットとデメリット
楽天市場は出店にあたって複数のプランが設定されており、プランごとにかかる初期費用も異なります。初期費用や月額料金、販売手数料が必須であるとともに、プランごとに商品数、画像容量も異なるため、Amazonと比較すると大幅に費用を支払う手間がかかり、デメリットと感じる方もいるでしょう。
しかし、店舗デザインの自由度は高く、単に商品を販売するだけではなく独自性のあるページデザインでショップのアピールを行うことが可能です。リピーターを獲得し販売促進に紐付けていきたい場合には大きなメリットとなるかもしれません。
また、楽天市場では定期的に期間限定を含む様々なセールを実施しています。複数のショップを買いまわることでポイントを貯められるキャンペーンもあることから、ポイントの倍率アップを狙うユーザーを対象に売り上げアップが期待できます。
キャンペーンに参加するためには、希望枠の広告を購入する必要がありますが、広告費用を支払うことさえできればどのショップでも参加可能です。
さらに、楽天市場では出店にあたって店舗ごとにECコンサルタントがついており、相談しやすいサポート体制が整っています。各種サービスとの紐付けや広告運用などの施策についても、追加の料金を支払うことなく相談することができるでしょう。
出店のしやすさに関しては、書類審査ののちオープン審査が行われ、売り上げの見込みなども審査の対象となります。出店内容によっては審査通過が難しい場合もあるものの、商品の価値や店舗の独自性を重視し売上を伸ばしたいなら、楽天市場に出店する価値は十分にありますよ。
Amazonと楽天市場についてよくあるQ&A
Amazonと楽天市場に関してよくあるQ&Aと言えば、やはり何が違うのかということについてです。いずれもショッピングサイトであることに違いはありませんが、Amazonは商品を出品するサイト、楽天は店舗を出店するサイトと覚えておくと良いかもしれません。
また、商品を比較するならAmazon、商品探しに加えて便利に利用できる店舗を見つけたいなら楽天ということも併せて知っておきましょう。
出店者もユーザーも違い把握し上手に使い分けよう
Amazonと楽天は、それぞれ様々な商品が揃っているのはもちろん、電子マネー決済に紐付けて料金を支払うことができるとても便利なサイトです。しかし、商品を出品、店舗を出店という基本的な構造の違いがあるので、出店予定者もユーザーもその違いをよく理解し、使い分けていくことが重要と言えますね。
それぞれのサイトで期間限定のセールやキャンペーンなどを行っていますが、その際自分にとってどちらが利用しやすいか、より利益が大きいかなども考えていくことも大切。期間限定のイベントは集客とポイント獲得の両面でメリットがあるので、賢く活用していく必要があるでしょう。
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