Amazonの領収書をPDF化する方法!文字化けやできない時の対処法も解説
Amazonの領収書を経費精算や確定申告のためにPDF化したいとき、どのように発行するのか解説します。iPhoneやAndroidスマホとPCからできる方法をそれぞれまとめました。領収書発行ができない支払い方法や注意点、文字化けした場合の対処法についても解説するのでぜひ参考にしてくださいね。
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Amazonで領収書は発行できない?
ネット注文の場合、領収書の発行がどうなるかは各サイトによって異なるため、事前に確認しておきたいですよね。Amazonでは1回の注文ごとに領収書または購入明細書の発行ができます。書類は印刷用のデータとしてオンライン上に表示されるため、PDF形式で保存したい場合はPDF化が必要です。
なお、一部の注文は購入明細書のみ発行でき、領収書は発行できないケースもあるので注意しましょう。
Amazonの領収書は自分で出力する方式
Amazonの領収書は、商品に同梱されず、オンライン上でも自動で発行はされません。領収書が欲しいときは、自分でAmazonサイトからデータを出力する必要があります。データはスマホやPCで出力できるので、出品者が商品を発送した後は発行したいタイミングですぐに入手可能です。
支払い方法によっては購入明細書しか発行できない
注文した後に領収書が発行できず、困ってしまう事態は避けたいですよね。Amazonでは、注文時の支払い方法によって購入明細書しか発行できない場合があるため、事前に確認しておけば対策できます。領収書発行に対応している支払い方法と、購入明細書しか発行できない支払い方法をそれぞれ見ていきましょう。
Amazonで領収書発行ができる支払い方法
Amazonで領収書発行に対応している支払い方法は以下の通りです。Amazon上で領収書を発行したいときは必ずいずれかの支払い方法を選択しましょう。
- クレジットカード
- 携帯決済
- あと払い(ペイディ)
- PayPay
- Amazon.co.jpギフトカード
- Amazonポイント
- パートナーポイント
なお、クレジットカードを選択した場合は、領収書にカード番号の下4桁と請求先住所、利用した分割回数やリボ払い回数も印字されます。
Amazonで領収書発行できない支払い方法
以下の支払い方法を選択した場合はAmazon上での領収書発行ができません。
- コンビニ払い
- ATM払い
- ネットバンキング払い
- 電子マネー払い
- 代金引換
Amazonでは購入明細書のみの発行となりますが、支払い先のコンビニや銀行、代金引換時の配送会社が発行する領収書は利用できます。
コンビニや銀行の場合は、店舗によってAmazonアカウントの所有者名が印字される場合とされない場合があるため、留意しておきましょう。代金引換の場合は領収書が出荷ラベルとして貼付され、配送先の居住者名が印字されます。社名を印字してほしい場合は、配送先を会社の所在地にする必要があるので注意してくださいね。
Amazonで領収書を発行・PDF化する方法
ここからは、実際にAmazonで領収書の発行とPDF化する方法をご紹介します。iPhone、スマホ、PCの3つの場合に分けて解説するので、ご自身にとってやりやすい方法で発行してくださいね。
1.スマホでPDF化する
スマホでAmazonの領収書を発行する場合は、まずアプリからではなく、ブラウザからAmazonサイトにアクセスしましょう。Amazonサイトでは以下の手順で領収書を表示できます。
表示した領収書をPDF化する方法は、iPhoneとアンドロイドで手順が異なります。それぞれ解説するのでお使いの機種に合った方法を確認してくださいね。
- 1.人型アイコンをタップしてマイページに入る
- 2.注文履歴メニューの「すべてを表示」を選択する
- 3.注文済みの商品一覧から領収書を発行したいものを選択する
- 4.「注文内容を表示」をタップし、続いて「領収書/注文明細書の表示」をタップする
iPhoneの場合
iPhoneでデフォルトブラウザのSafariを使用する場合は、以下の手順で領収書をPDF化できます。
- 1.領収書表示画面の「このページを印刷してご利用ください」をタップする
- 2.プリントオプションメニューで「プリント」をタップする
- 3.PDF化したデータの保存先を選択する
「プリント」をタップした時点で領収書はPDF化され、iPhone上のファイルやメールなど保存したい場所にスムーズに保存できますよ。クラウド上に保存しておけば、PCともすぐ共有できて便利です。
アンドロイドの場合
デフォルトブラウザがChromeになっているアンドロイドの場合は、以下の方法で領収書のPDF化を行いましょう。
- 1.領収書表示画面の「このページを印刷してご利用ください」をタップする
- 2.プレビュー画面が表示されたら「PDF形式で保存」を選択する
- 3.「PDF」ボタンをタップしてデータの保存先を選択する
手順はiPhoneと異なりますが、同様に別途アプリをダウンロードする必要はなく、デフォルトブラウザのみで完結できます。
PCから領収書をPDF化する場合も、まずはブラウザでAmazonサイトを開きましょう。領収書発行からPDF化までの一連の流れは以下の通りです。
2.PCでPDF化する
- 1.トップページの「注文履歴」をクリックする
- 2.領収書を発行したい注文ボックスの「領収書等」から「領収書/購入明細書」をクリックする
- 3.領収書表示画面の「このページを印刷してご利用ください」をクリックする
- 4.プレビュー画面の送信先を「PDFに保存」にしてデータの保存先を選択する
保存時に自分がわかりやすいファイル名に変更しておくと、その後のデータの取り扱いがスムーズになりますよ。
Amazonの領収書が文字化けした時の対処法
使用しているブラウザや環境設定によっては、Amazonの領収書を表示したときに文字化けしてしまう場合があります。対処法として、ブラウザを変更して再度領収証を表示してみましょう。ブラウザはSafariやChrome、Microsoft Edgeなどさまざまな種類があるため、現在使っていないものをインストールして試してみてください。
普段からデフォルトブラウザ以外のブラウザを使用している場合は、iOSデバイスならSafari、アンドロイドデバイスならChromeといったように、デフォルトブラウザを使用すると文字化けが直る可能性もあります。
Amazon領収書についての注意点
Amazonで領収書を発行するにあたっていくつか注意点もあります。思わぬ事態を避けてスムーズに領収書を発行するために確認しておきましょう。
- 捺印はない
- 宛名が空欄になる
- 同時購入の商品を分けて発行できない
- 2回目以降の表示では「再発行」表示がされる
- Amazonアプリからは発行できない
注意点について順番に解説していきます。
Amazonの領収書には捺印がありません。捺印がなくても経理上は問題ないですが、会社によっては社内規定で捺印がないと経費として認められない場合もあります。ネット注文の経費精算を考えている場合は、購入する前に社内規定を確認しておいた方がよいでしょう。
Amazonの領収書には捺印はない
Amazonの領収書の宛名は入力設定ができず、印刷後に個人名または社名を記入できるものとして空欄で発行されます。宛名は空欄でも領収書としては有効ですが、会社で経費精算する場合は、社内規定により社名の記入が必要な場合があるため注意しましょう。
Amazonの領収書では宛名が空欄になる
会社によってルールは異なるので、記入する前にそもそも記入が必要かどうかと、自分で記入しても問題ないかを自社の経理部門に確認してみてください。
同時購入の商品を分けて領収書発行できない
領収書は注文単位で発行されるため、複数商品を同時に購入した場合は、すべての商品が領収書に表示されます。商品単位での分割発行はできず、領収書の内容を後から自分で修正することもできません。プライベートの買い物であれば必要なものはまとめて注文した方が楽ですが、領収書発行したいものがある場合は、プライベートのものを同時に買わないように注意しましょう。
2回目以降の表示では「再発行」表示がされる
Amazonの領収書は同じ手順で何度でも再発行できますが、2回目以降の発行時には「領収書」の見出し内に「再発行」と表示されます。領収書発行日は再発行日に更新され、初回発行時とは表示が異なるので注意しましょう。
再発行でも基本的には領収書として有効ですが、会社の規定によっては認められないケースもあるので、経理部門に確認してみてください。あらかじめ初回発行時のデータはわかりやすい場所に保存しておくと再発行の手間を減らせますよ。
Amazonショッピングアプリから注文履歴を開くと「領収書/購入明細書」のメニューが表示されず領収書発行ができません。スマホで領収書発行をしたい場合は、ブラウザでAmazonサイトを開きましょう。
Amazonアプリからは領収書は発行できない
Amazonショッピングアプリをインストール済みのスマホでは、ブラウザの検索結果からAmazonサイトにアクセスするときに自動的にアプリが立ち上がってしまう場合もあります。Amazonのリンク先を長押しして新しいタブで開くと、ブラウザで直接開けるので試してみてください。
Amazonの領収書は経費報告書に使える?
会社で必要なものを事業経費で購入する場合、適切な様式の領収書を提出する必要があります。Amazonの領収書は、経費報告書に対応している正式なフォーマットなので問題なく使えますよ。ただし、捺印や社名記入の有無などの細かい経費精算のルールは会社によって異なるので、必ず確認しておきましょう。
Amazonはインボイスに対応している?
2023年10月からのインボイス制度の導入に伴い、法人・個人事業主向けサービスの「Amazonビジネス」では仕入税額控除に必要な機能が追加されています。注文履歴や購買データからのインボイスのダウンロードや、商品検索時に「適格請求書発行対象」商品の絞り込みが可能です。
Amazonの商品出品者を大きく分けると、公式の「アマゾンジャパン合同会社」と個人や法人が出品できる「Amazonマーケットプレイス」があります。アマゾンジャパン合同会社は、適格請求書発行事業者なのでインボイスが交付されますが、Amazonマーケットプレイスは販売事業者によって、インボイス交付の対象外になる場合もあるため注意しましょう。対象外の事業者から購入した場合は、登録番号が記載されていない区分記載請求書が交付されます。
Amazonで購入するメリット
経費として計上したいものをAmazonで購入すると以下のようなメリットがあり、万が一の場合の経費処理の手間を減らせますよ。
- 必要な時に過去の領収書も発行できる
- 簡単に再発行できるから紛失対策になる
それぞれのメリットについて解説します。
必要な時に過去の領収書も発行できる
Amazonでは領収書の発行期限がなく、過去すべての注文の領収書をいつでも発行できます。必要に応じて発行できるので、複数注文分をまとめて発行したいときや発行漏れがあった場合にも便利ですね。PCやスマホからオンラインで対応できるため、店舗に領収書発行を依頼する必要がなく手間もかかりません。
簡単に再発行できるから紛失対策になる
領収書を適切に保存していたつもりでも、誤って削除したり端末変更で保存先がわからなくなったりと、意図せず紛失してしまうケースも考えられます。領収書は数年間保存しておく義務がある大切な書類だけに、万が一の事態に備えておくと安心です。Amazonなら領収書を何度でも再発行できるので紛失対策になりますよ。
領収書を一括管理しやすいAmazonビジネスもおすすめ!
ビジネスに必要なものをAmazonで購入する機会が多い法人や個人事業主の方は、Amazonの個人アカウントではなく「Amazonビジネス」を利用するのもおすすめです。Amazonビジネスの登録は無料で、企業利用の場合はグループを作成して従業員をユーザーとして追加できます。
支払い方法の共有や領収書の一元管理ができ、経費精算がスムーズになる便利なサービスです。個人アカウントでは使えない「請求書払い」での後払いに対応しているため、支払い業務の効率化やキャッシュフローの改善にも活用できます。
Amazonビジネスは個人事業主も利用可能!
Amazonビジネスは、法人だけでなく個人事業主も利用可能です。個人事業主の方は確定申告にあたって個人の買い物との経費分別をする必要がありますが、Amazonビジネスを利用すれば、個人アカウントでの買い物と明確に区別できるため経費処理が簡単になりますよ。また、発注時に任意の勘定科目を追加できるため、毎回追加しておけば確定申告時に仕分けする手間を減らせてスムーズです。
法人割引5%以上の商品も多い
Amazonビジネスを利用すると、法人価格や数量割引が適用され、個人向けのAmazonよりお得に商品を購入できます。購入数によって割引率が上がる数量割引は最低5%引きからで、オフィス備品や消耗品の大口購入にも活用できますよ。
領収書をPDF化できるAmazonを経費処理に活用しよう
AmazonではいつでもスマホやPCで領収書を発行・PDF化できます。過去分をさかのぼった発行や再発行も可能なので、領収書の管理や経費処理を楽にしたい方はぜひ購入先のひとつとしてAmazonを活用してみてくださいね。
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