水耕栽培キットのおすすめ9選!初心者向けキットから本格アイテムまで
土を使わず水と肥料を使って植物を育てる「水耕栽培」。ホームセンターなどでも水耕栽培キットが購入でき、おうちの中でも手軽に家庭菜園を楽しめますよ。今回は、水耕栽培の魅力やキットの選び方について解説します。記事の後半では初心者でも挑戦しやすいものやおしゃれなものなど、おすすめのキットをご紹介します。
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水耕栽培とは?
水耕栽培とは、「ハイドロカルチャー」とも呼ばれ、土を使わず水で植物を育てる方法のことです。植物を土に植えて育てる方法は土耕栽培といい、土の中から水分や栄養分、酸素などを吸収します。土の中に根を張りめぐらせることで植物は体を支えます。
一方、水耕栽培では、水に栄養分を溶かした肥料を与えるのが特徴。土に張る根がないので水耕パネルやスポンジ、ハイドロボールなどで植物を支える必要があります。
水耕栽培の魅力と楽しみ方
土を使わない水耕栽培では、土耕栽培とは違った魅力がいくつかあります。
水耕栽培は土を使わないので汚れる心配が少なく、虫がつきにくいので、屋内で植物を育てたい方にとってはうれしいポイントですよね。また、おうちの中でも栽培することができるので、季節や天候に左右されにくい点もメリットです。
水耕栽培ができる植物には、リーフレタスや小松菜、三つ葉などの葉物野菜や、かいわれ大根や豆苗といったスプラウト、ハーブ、ミニトマトなどがあります。ハーブのように一度に使う量が少ないものは、買っても使い切れずに余ってしまうことも多いのではないでしょうか。家庭菜園の野菜なら、使いたいときに使いたい分だけ収穫でき、いつでも新鮮な味を楽しめますよ。
野菜以外にも、ポトスやパキラなどの観葉植物も水耕栽培で育てることができ、部屋をおしゃれに彩ることもできます。
水耕栽培キットの選び方のポイント
魅力たっぷりの水耕栽培。プラスチック容器やスポンジなどおうちにあるものを使っても始めることができますが、水耕栽培用の容器や肥料がセットになったキットも販売されています。初心者の方でも手軽に水耕栽培ができるので、ぜひ使ってみてください。ここでは、水耕栽培キットの選び方について以下の4つのポイントにまとめました。
- 育てる植物
- 置き場所
- 日当たり
- デザイン
それぞれについて詳しくチェックしてみましょう。
1.育てる植物で選ぶ
はじめて水耕栽培キットを選ぶときは、まずは育てたい植物をイメージしてみましょう。植物の種類によって、適したサイズが異なるので、最適なものを選びましょう。また、キットには種もセットになっているものや、適した肥料がセットになっているものあるので、知識があまりない方でも気軽に挑戦できますよ。リーフレタスやミニトマト、スプラウトは育てやすいといわれていて、初心者の方にもおすすめ!成長が早い葉物野菜やハーブは、早く収穫したい方にぴったりですよ。
2.置き場所で選ぶ
キッチンやリビングに置くなど、あまりスペースをとらずに水耕栽培を始めたい方には小型のキットがおすすめです。コンパクトなものはリーフレタスやスプラウト、ハーブなどを育てるのにぴったりで、インテリアのアクセントにもなりますよ。窓辺におけるサイズなら、日当たりも確保できます。
広めのスペースで本格的に水耕栽培をしてみたい方は、中型や大型のキットで挑戦してみましょう。ハーブや葉物野菜以外にも、トマトやナスなどいろいろな野菜も育てることができます。大きいものほど管理の難易度は上がる傾向にありますが、数種類の野菜やたくさんの量を収穫することができますよ。
3.日当たりで選ぶ
植物の成長には光合成が必要不可欠。光合成に必要な日光が当たる場所にキットを置ける場合はそのまま育てることができますが、日が当たりにくい場所に置く場合にはライトつきのキットを選びましょう。
ライトには主に、蛍光灯とLEDの2種類がありますが、LEDはライト自体の寿命が長く、コスパがよいのが特徴。また、植物の種類に合わせた光の種類や光量に調節できる機能もあり、植物の成長を促してくれるのでおすすめです。ライトを点灯するので電気代はかかりますが、短期間で収穫ができるのはうれしいですよね。
4.デザインで選ぶ
水耕栽培キットにはさまざまなデザインのものがあります。大型の商品では2段になっているものもあり、限られたスペースで効率的に野菜を栽培することができます。
また、デザイン性にこだわったキットも販売されていて、インテリアとして楽しむこともできます。特に小型の商品では、花瓶のように飾れるものやシンプルで部屋になじみやすいもの、オブジェのような形状のものなどバリエーションも多く、部屋をおしゃれに演出してくれますよ。
タイプ別に紹介!おすすめの水耕栽培キット9選
水耕栽培の魅力やキットの選び方についてわかったところで、ここからは実際の商品を見てみましょう。さまざまな商品があるので、初心者におすすめの「スターターキットタイプ」、室内で育てるのにぴったりの「小型タイプ」「ライトつきタイプ」、業務用にも使える「本格派タイプ」の4つにわけてご紹介します!
初心者も始めやすいスターターキットタイプ
まずは、初心者の方にもおすすめの、スターターキットタイプをご紹介します。水耕栽培用の容器やスポンジ、種、肥料など必要なものがセットになっています。種まきに使うピンセットなどの小物やガイドブックが付属しているものあるので、初めて挑戦する方でもすぐに始めることができますよ。
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(38件)
商品情報
重量:200g
セット内容:栽培ケース(1個)、栽培トレイ(1個)、培地シートM(スリット付2枚 2回分)、液体肥料(30cc)、ネームプレート(1枚)、種子(ベビーレタス・ミックス 約2回分)、ピンセット(1個)、ガイドブック付き
初めて水耕栽培をする方におすすめのキットです。栽培に必要な容器や種、肥料などがそろっているので開封したらすぐに始めることができます。ベビーロメインやベビーオークなど7種のベビーリーフをミックスした種子が2〜3回分入っています。付属の種まき用シートに種をまいてから約25日後にはやわらかい食感のベビーリーフが収穫できるので、サラダなどで味わってみてくださいね。
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(5件)
商品情報
重量:4.5kg
セット内容:果菜用マルチパネル、葉菜用マルチパネル、ハイポニカ液体肥料(1L)、果菜用培地(4セット)、葉菜用培地(300個)、鉢カバー(2個)、栽培鉢(2個)、計量カップ、取扱説明書、栽培のしおり
液肥容量: 50L
消費電力:ポンプ50/60Hz、6.0W
大きめのサイズの水耕栽培キットです。トマトのような実のなる野菜用と、葉物野菜用の2種類のパネルが付属していて、使い分けることができます。観葉植物やお花を育てることも可能。容器には最大50リットルの液肥溶液を入れることができるうえポンプで循環させられるので、安定した根の環境作りが実現し、野菜を早く大きく育てることができます。別売りの補水器を使うと自動で補水することができるので手間いらずです。
室内で育てられる小型でかわいいアイテム
次に、室内で育てるのにぴったりの小型タイプの水耕栽培キットをご紹介!キッチンやリビングに飾るのにぴったりのかわいい商品やペットボトルを使ってミニトマトを育てられる商品などをピックアップしました。それでは、チェックしてみましょう。
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(15件)
商品情報
重量:480g
セット内容:栽培ケース(1個)、栽培トレイ(1個)、培地シートM(スリット付2枚 2回分)、液体肥料(30cc)、ネームプレート(1枚)、種子(ラディッシュ 約2回分)、ピンセット(1個)、ガイドブック付き
ラディッシュを育てることができるミニ水耕栽培キットです。22cm×15.3cm×6cmほどの小さなサイズ感の容器なので窓辺にも置きやすく、省スペースで簡単に始めることができます。ラディッシュは種まきから20日前後で収穫することができ、容器が透明なので根が伸びる様子も観察できる楽しみもありますよ。また、季節に関係なく1年中いつでも栽培できるのもうれしいポイントですね!
商品情報
ペットボトルを使ってミニトマトを育てることができるキットです。水を入れたペットボトルにキットをセットし種をまくと、1~2週間で発芽し、それから約3か月で収穫になります。肥料はペットボトルの中の水に混ぜて与えます。キットには支柱を立てることができるので、成長してきたら紐などを使って支柱に茎を固定することで上手に育てることができますよ。ミニトマトの種まきは一般的には3~5月にしますが、このキットは室内で育てるので、季節に関係なく種をまくことができます。
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(350件)
商品情報
重量:約100g
セット内容:セパレート型容器(PET),培地フィルター,スプーン,種,セラミックボール,説明書×各1
こちらもペットボトル型の容器を使って水耕栽培ができます。容器は上部が切り離せるようになっていて、ろうとのように逆さにして本体内にセットし、培地フィルターやハイドロボールを固定します。本体にはかわいいラベルがついているので、インテリアとしてもおしゃれに飾れます。こちらはレモンバームの種が入っていますが、同シリーズにはほかにもミントやワイルドストロベリー、ミニトマトなどを栽培できるキットもあるので、いくつか並べて飾るのもおすすめです。
商品情報
セット内容:スポンジ培地 (H型スリット付き)60個、種子 1袋、ガイドブック(植え方)1枚
すでに水耕栽培用の容器を持っている方や、自宅にある容器で代用したい方には、種とスポンジ培地だけのセットもおすすめです。こちらはルッコラの種子が約100粒とスポンジ培地60個がセットになっています。ルッコラはサラダやパスタのアクセントにぴったりの野菜なので、リビングやキッチンで栽培すれば、使いたいときに収穫してパパッと料理のトッピングに使うことができますよ。
日当たりが悪くても大丈夫!ライトなどがついている本格派
前述したように植物の成長には日光が必要です。水耕栽培キットを日当たりのよい場所に置けない場合は、蛍光灯やLEDライトの光で補うことも可能ですよ。ライトを点灯させておくと電気代がかかってしまいますが、LEDライトなら蛍光灯などに比べて消費電力が少ないのでおすすめ!さらに、LEDライトは熱くなりにくいので植物が熱にさらされる心配も少なくなります。ここでは、おすすめのライトつきのキットを見てみましょう。
商品情報
重量:約1Kg(溶液満水時1.2kg)
セット内容:お試し用種子(サラダ菜)、栽培ケース、パネルふた×3個、栽培スポンジ×10個、お試し用液体肥料、ACアダプター、取扱説明書、保証書
日当たりの悪い部屋でも安心な、LEDライトつきの水耕栽培キットです。白を基調としたスタイリッシュなデザインで、リビングやキッチンになじみやすいですよ。溶液満水時でも約1.2kgと軽量なので、壁に掛けて使うこともできます。ライトはタイマー設定することができ、16時間点灯、8時間消灯を毎日繰り返してくれるのも特徴。ライトは植物の成長に合わせて高さを変えることも可能です。
商品情報
重量:約0.7Kg(溶液満水時約0.7Kg)
セット内容:お試し用種子(サラダ菜)、栽培ケース、パネルふた×5個、栽培スポンジ×10個、お試し用液体肥料、ACアダプター、取扱説明書、保証書
こちらもLEDライトつきの水耕栽培キットで、コの字型が印象的なデザインです。2つ組み合わせて置くことで、長方形のデザインのように使うこともできます。ライトは明るさを生活シーンに合わせて100%から2.5%まで4段階に調節することができるのもうれしいポイントで、お部屋の雰囲気作りにも一役買いますよ。サラダ菜の種が付属していますが、それ以外にもハーブやレタスを育ててみるのもおすすめです。
業務用でも使える本格派タイプ
本格的な栽培にチャレンジしてみたい方には、業務用でも使える水耕栽培キットがおすすめです。小型のキットでは栽培が難しいナスやキュウリなど、収穫できる野菜の種類も広がります。大型のキットをご家庭で使う場合には、ベランダや庭などの屋外に設置する場合が多いでしょう。また、大型のキットでは、給水機能や循環機能を使うために電源が必要なものも多いので、コンセントが近くにあるかどうかなども合わせて確認してみてくださいね。それでは、おすすめ商品を見てみましょう。
商品情報
野菜作りのプロが使用するものと同じ仕様の、大型の水耕栽培キットです。一台あたりの長さは約14m。組み立てには時間と手間がかかりますが、1枚あたり64株植えられるパネルを30枚設置できます。パネルは地面から70cmの高さに設置するので、たくさんの野菜の種まきや収穫をしても体に負担がかかりにくいのも魅力の一つ。水はポンプで自動給水されるので、ビニールハウスの中などに設置すれば、天候に左右されることを抑えて栽培することができます。
おすすめ商品比較表
リビングファーム リビングファーム ミニ水耕菜園キット BM ベビーレタス・ミックス LFS-329 | ハイポニカ 協和ハイポニカ 家庭用水耕栽培装置 ホームハイポニカ MJA083 303 | リビングファーム リビングファーム ミニ水耕菜園キット RA ラディッシュ LFS-325 | 聖新陶芸 グリーントイ プチトマト GD-93501 | 聖新陶芸 聖新陶芸 家庭菜園 簡単 栽培キット レモンバーム GD-86303 | リビングファーム リビングファーム ルッコラ 種子付き スポンジ培地 | LED 水耕栽培器 Akarina15 (アカリーナ) OMA15 | LED 水耕栽培器 Akarina14 (アカリーナ) OMA14 | 水耕栽培装置 DIY 組み立てベースキット アマテラス | |
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水耕栽培キットを使って野菜作りにチャレンジしてみよう!
今回は、水耕栽培キットの魅力や選び方について解説し、おすすめ商品をタイプごとにわけてご紹介しました。初心者の方でも育てやすいものから本格的なものまで、さまざまな商品がありましたね。自分で育てた野菜だと愛着がわき、いつもよりおいしく感じるかもしれませんね。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ水耕栽培にチャレンジしてみてくださいね。