モバイルバッテリーの寿命は何年?劣化のサインや確認方法・長持ちさせるコツも紹介

モバイルバッテリーの寿命は何年?劣化のサインや確認方法・長持ちさせるコツも紹介

「モバイルバッテリーの寿命」について、気になっている方は多いのではないでしょうか。便利なアイテムなので、できれば長く使いたいですよね。今回は、モバイルバッテリーの寿命や劣化の確認方法、長持ちさせるコツを詳しく解説します。未使用品の保管方法やAnkerのおすすめ製品もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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モバイルバッテリーの寿命の目安は何年?

モバイルバッテリーの平均寿命は、使用頻度や保管状態によって異なりますが、一般的に約1年~2年程度といわれています。実際の寿命は使用頻度や充電サイクル数、保管状態などさまざまな条件で変化します。

【確認方法】モバイルバッテリーが劣化したサイン

モバイルバッテリーの劣化は、いくつかの兆候から判断できます。ここでは、主なサインを3つご紹介します。

使用し始めて1年半以上経っている

モバイルバッテリーは、使用開始から1年半以上経過すると、劣化のリスクが高まります。その理由としては、リチウムイオン電池の性質上、充放電を繰り返すごとに少しずつ性能が低下するからです。

とくに毎日モバイルバッテリーを充電し使用している場合、1年半を過ぎると容量の減少や充電速度の低下が感じられることがあるでしょう。

本体が熱くなったり膨らむことが多い

本体が熱くなったり、膨らんでいたりする場合は劣化のサインです。内部のリチウムイオン電池の劣化により、発熱や膨張を引き起こしている可能性があります。

このような状態のまま使用を続けると火災や爆発のリスクを伴うため、直ちに使用を中止し、安全な方法で処分しましょう。

バッテリーが早く減る・充電時間が長い

「フル充電したはずなのに、バッテリーがすぐに減ってしまう」という現象が起きたら、モバイルバッテリーの交換を検討しましょう。これは、バッテリーの容量が著しく低下しているときに見られるサインです。

また、モバイルバッテリーのフル充電までに時間がかかるようになったら、バッテリーの寿命が近付いている可能性があります。

モバイルバッテリーの寿命を長く保つ5つの方法

モバイルバッテリーの寿命を延ばすには、正しい使用と適切な管理が必要です。ここでは、寿命を延ばすための5つの重要なポイントをご紹介します。

温度変化に注意する

モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、極端な温度変化を嫌います。そのため、直射日光の当たる車内や暖房機器の近くには置かないことが重要です。もちろん、ヘアアイロンやドライヤーの近くでの使用も控えましょう。

さらに、寒冷地や雪国など寒い地域にお住まいの方は、冬場の保管方法にも注意が必要です。適切な動作環境としては、一般的に5℃から45℃の範囲内とされています。常温での使用・保管を心がけましょう。

100%の満充電のまま放置しない

モバイルバッテリーを100%まで充電しているのに、そのまま長期間放置するのも避けましょう。充電が終わっても、コンセントに差しっぱなしにしておくのは、繰り返し充放電する「過放電」の状態となります。

劣化を加速させたり、バッテリーが膨らんだりする原因となるため、充電が終わったのを確認したら、速やかにコンセントから抜きましょう

充電しながらスマホを使用しない

モバイルバッテリーを充電しながらスマートフォンを使用する方もいるかもしれませんが、この方法はバッテリーに大きな負担をかけるのをご存じでしょうか。

モバイルバッテリーは、内部で電流の出力制御を行っているため、充電時に一定以上の発熱があります。これが通常の充電時であれば、許容範囲に収まります。

しかし、充電しながらスマートフォンを使用した場合、バッテリーに過度の負荷がかかり、通常以上の高温状態に。リチウムイオン電池は熱に敏感なので、過度の熱は寿命を縮める可能性が高くなります。

さらに、極端に高温状態となると、発火や爆発といった重大事故につながる可能性もあるため、充電中のデバイス使用は避けましょう

本体が熱くなったり膨らんだら充電をやめる

モバイルバッテリーの本体が明らかに熱かったり、膨らんでしまったりしている場合は、すぐに使用を中止しましょう。異常を感じたら、電源を切りコンセントから取り外してください。本体が冷めたのを確認してから、適切な方法で処分しましょう。

過度な衝撃を加えない・水気を避ける

モバイルバッテリーの寿命を延ばすためには、物理的な衝撃にも気を付けましょう。リチウムイオン電池は落下などの衝撃に弱い特徴があるため、取り扱いに注意する必要があります。例えば、「ズボンのポケットに入れたまま座る」という状況もよくありません。

また、水分はショートの原因となり、故障や発火の原因にもなります。モバイルバッテリーを屋外で使用する場合は、専用のケースを利用したり、雨天時は防水バッグに入れたりするなどの対策を行いましょう。

長い期間モバイルバッテリーを使わない場合の保管方法

長期間使用しないモバイルバッテリーは、正しい方法で保管しましょう。ここでは、押さえておきたいポイントをご紹介するので、確認してみましょう。

バッテリー残量が0%のまま長期間放置しない

モバイルバッテリーを保管する際に、使い切った状態で置いておくという方も少なくないでしょう。しかし、バッテリー残量が0%のままで長期間放置してしまうと、「過放電」と呼ばれる状態となります。バッテリーの寿命を縮める原因となるため、避けたほうがよいでしょう。

未使用でも注意!残量は50〜80%を維持する

長期保管時は、50~80%の充電状態を維持することが推奨されています。この範囲内であれば、モバイルバッテリーへの負担が最小限に抑えられ、劣化も遅くなります。

完全充電や完全放電状態は避け、3カ月~6カ月ごとに残量をチェックしましょう。なお、未使用のモバイルバッテリーでも対応は同様です。

高温多湿での保管は避ける

モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、高温に弱い性質があります。高温下ではバッテリー内部の化学物質が活発に反応し始め、結果的にリチウムイオンが減少し、寿命が短くなってしまうからです。

また、湿気の多い場所に置いておくのも厳禁です。水分が内部に侵入すると、バッテリーの中で予期せぬ電気の流れを引き起こし、ショートして発火の原因になることも。

つまり、「雨で濡れたカバンに入れっぱなし」「お風呂の近くや脱衣所に放置」という状況もよくありません。モバイルバッテリーは、高温多湿になる場所を避けて保管しましょう。

寿命になったモバイルバッテリーの捨て方

寿命を迎えたモバイルバッテリーは適切に廃棄しましょう。自治体の回収ルールに従うことが基本ですが、製造元が独自の回収プログラムを実施している場合もありますので、確認してみましょう

Ankerなど各メーカーでは回収をしている場合も

Ankerをはじめ、一部のメーカーでは使用済みのモバイルバッテリーやポータブル電源の回収サービスを提供しています。Ankerの場合は自社製品であれば、付属品がなくても、保証期間が過ぎていても、故障していても利用できます。

Ankerの回収の手順としては、バッテリーを梱包してから指定の回収窓口に送付します。送料は発送者負担となりますが、詳細についてはAnkerや各メーカーのサイトを確認してみましょう。

モバイルバッテリーを買い替えるなら併せてチェック

モバイルバッテリーが劣化してきたと感じたら、安全のため買い替えをおすすめします。ここでは、おすすめのモバイルバッテリーをご紹介するので、チェックしてください。

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約180gのクレジットカードサイズで、携帯しやすいモバイルバッテリーです。容量は大きめで、iPhone 15を約2回、iPad mini 5であれば、約1.3回充電可能です。さらに、Anker独自のPowerIQとVoltageBoost技術により、さまざまな機器を最大2.4Aで高速充電できます。
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軽量で薄型のモバイルバッテリーを探している方におすすめなのが、INIUのモバイルバッテリーです。10000mAhの大容量ながら、重さ約198gで持ち運びに適しています。USB-C入出力ポートと2つのUSB-Aポートを備え、3台同時充電に対応。iPhone15を約1.8回、Galaxy S22を約1.7回充電できる容量で、いざという時に頼りになる心強いアイテムです。
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安全性を重視したい方におすすめのモバイルバッテリーです。「電気用品安全法」を満たしていることを示すPSEマーク取得済みで、安全な充電が行えます。また、20000mAhの大容量で、iPhone 14を約3.6回、iPad mini 6を約2.3回分のフル充電が可能です。3ポート同時充電が可能で、USBとType-Cを搭載。コンパクトで持ち運びやすく、LEDランプで残量もかんたんに確認できます。
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EC-C03BKの大きな特徴としては、重ね持ちに便利なデザインである点です。薄型でありながら、手になじむラウンド形状を採用しており、スマートフォンと重ねて持ち運ぶのに便利です。また、接続機器を自動で識別し、適切な出力で最速充電を行う"おまかせ充電"機能も搭載しています。持ち運びに便利なUSB-C to USB-Cケーブルが付属しているのも嬉しいポイントですね。
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モバイルバッテリーを長く安全に使うために

モバイルバッテリーの寿命を延ばし、安全に使用するためには、日頃の適切な管理が重要です。充電が完了したら速やかにコンセントから外すことで、過放電を防げます。

さらに衝撃や水分、急激な温度変化などにも注意が必要です。そして、寿命を迎えたモバイルバッテリーは、各メーカーの回収プログラムや自治体のルールに従って適切に処分しましょうね。

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