スーツに合うスニーカーのおすすめ18選！ビジネスでも「アリ」なものを男女別に紹介
スーツにスニーカーを合わせるスタイルがかなり一般化してきました。とはいえビジネスの場に履いていくスニーカーを選ぶのにはコツがあるのも事実。そこで、靴のことを知り抜いた専門家に、スーツに合うスニーカーの選び方のコツを聞いてきました。おすすめスニーカーも多数紹介していますので、参考にしてみてくださいね！
- プロシューズアドバイザー
- シューフィッター こまつ
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ビジネスシーンで「スーツにスニーカー」はアリ？
一昔前まで、スーツには革靴を合わせるのが当たり前でした。しかし、最近ではビジネスシーンでも革靴代わりにスニーカーを選ぶ方が増えています。
ドレスコードとしてオフィスカジュアルが許容されている会社なら、スーツにスニーカーを合わせてもよい場合が多いものです。スーツではなくジャケットとパンツを合わせたいわゆるジャケパンスタイルであれば、スニーカーを合わせるハードルはさらに下がります。
もちろん、トラディショナルな企業ではスーツに革靴が暗黙のルールになっていることも多いでしょうし、フォーマルな場に白スニーカーというわけにはいかないことも。大人としてTPOをわきまえるのは前提ですが、ジャケットのインナーにTシャツを合わせ、パンツにスニーカーを合わせるような、ひと昔まではビジネスではNGだったコーディネートも多くの場面で許容されるようになってきているのもまた間違いがありません。
有名革靴ブランドもスニーカーを発表している
プロシューズアドバイザー
TPOを意識するのがビジネスシーンで履く条件
スーツにスニーカーを合わせるのが許容される職場であっても、「なんでも良い」わけではないことに気をつけましょう。たとえば昨今流行りのハイテクスニーカーや、多くの色を組み合わせたド派手なスニーカーは、私服OKの職場であれば問題ないかもしれませんがスーツやジャケパンスタイルに合わせるのには不向きです。
冠婚葬祭や特別な会食などもスニーカーは避けたほうが無難な可能性があります。これからますますスーツにスニーカーが一般化していくなかで、やがてはかしこまった場でもスニーカーがOKとなるかもしれませんが、今はまだ気をつけておくべきでしょう。
逆にいえば、いくつかの注意点だけ押さえておけばあとは多くの場面でスーツやジャケパンにスニーカーを合わせて問題がないということ。早速、選び方のポイントを見ていきましょう！
アッパーがレザーシューズライクだとフォーマルな印象に
プロシューズアドバイザー
今後はスニーカーの中でも「ブラックのレザースニーカーならフォーマルOK」といったような認識がされるようになる可能性は大いにあります。アッパーがレザーシューズライクなものは、現時点でも多くの場面で“履ける”と思います
スーツに合うスニーカーの選び方
レザー製のスニーカーなら、幅広いスーツと組み合わせられます。ほかには、ローテクスニーカーやベーシックカラーなどを意識するとTPOに合わせてコーディネートしやすいですよ。
1.ローテクスニーカーを選ぼう
「ローテクスニーカー」とは、昔から販売されているシンプルなスニーカーで、クラシックな印象を与えられます。「ローテク」は、「ローテクノロジー」の略称です。ローテクスニーカーであれば、洗練されているのでスーツ全体と調和しやすく、上品な印象を持たせられますよ。
反対に、機能性が高い「ハイテクスニーカー」は、カラーが派手なものやソールが厚くてボリュームがあるものが多くあります。ハイテクスニーカーを選ぶとスーツと調和せずに靴が目立つ場合があるので、ローテクスニーカーが無難でしょう。
迷ったら「定番」をチェック
プロシューズアドバイザー
スーツに合わないスニーカーを一言で言うならば、それは「子どもっぽいもの」ということになります。定番スニーカーは発売から長い時を経て生き残っているだけにたいていシンプル。迷ったら定番のローテクスニーカーがいいでしょう
2.ローカットかつタイトなものがスーツに合う
スーツに合わせるのなら、くるぶしの下までの高さのローカットスニーカーを選びましょう。くるぶしよりも高いハイカットシューズは、ボリュームが出てスーツの裾に引っかかりやすいので、スマートに履きこなしにくい懸念があります。
また、シルエットはなるべくボテッとしたものでなく、タイトでスリムなものを選んだほうがスーツに合わせやすくなります。
革靴メーカーが作るスニーカーはスーツに合いやすい
プロシューズアドバイザー
ビジネス用スニーカーはトウから靴紐を結ぶ部分である羽根を結んだ“ノーズ”の長いものを選ぶべきという意見をたまに目にしますが、基本的に迷信（笑）。革靴メーカーが革靴の木型でスニーカーを作るとロングノーズになりがちなのでそう言われるのだと思います。ただ、革靴メーカーの作るスニーカーにはスーツに合うものが多いのも事実です
3.レザー製スニーカーはスーツとの相性よし
レザー製のスニーカーは足元に高級感を演出できます。レザーとはイコール本革のこと。履いていくうちに自分の足に馴染むよさがあり、丈夫で長持ちな傾向があります。一方、合成皮革は本革と比べると安価で済むケースが多いですが、蒸れやすいなどのデメリットも。また、質感の良さや高級感はやはり本革のほうが上です。
パッと見の見た目はほとんど変わりませんが、製品の質や予算などに違いがあるので、好みに合ったものを選びましょう。また、革ではなく「ニットメッシュ」素材は主流となっている素材のひとつ。ビジネスシーンでもOKですので、覚えておきましょう。一方、キャンバス素材はビジネスシーンにはあまり向きません。
また、意外と難しいのが同じレザーでも茶色のシューズ。スーツに合わせるのが意外と難しいことを覚えておきましょう。
ビジネススニーカーに「合皮」もOKだが、やはり「本革」がいい
プロシューズアドバイザー
合成皮革は廉価で手を出しやすいのですが、実は最近では劇的に価格差があるわけでもないので、個人的には天然革が圧倒的におすすめです。世界的にも一時期に比べ、天然革のレザースニーカーが主流に戻りつつあります。ましてやビジネスシーンでは、やはり質感の良いレザー（本革）がおすすめです
4.色は「白×白」「黒×黒」「黒×白」のいずれかがベター
色は黒と白のモノトーンが基本中の基本。アッパーが黒、ソールが白のツートンも含めた３パターンから選ぶと、大きく外すことがありません。スーツはもちろん普段のカジュアルなコーデにも合わせやすいので、モノトーンのシューズが1足あると汎用的に履き回せます。
ただし、白色のシューズを履く方は、汚れが残っていないか注意してください。キレイな白色のシューズなら清潔感を演出できますが、反面で汚れが目立つので小まめなお手入れが必要です。ではブラックは汚れを気にしないでいいかといえばさにあらず、革靴同様、しっかりと磨いて清潔さを保つと、足元のオシャレ具合がググッとアップします。
季節に合わせてスニーカーの色を選ぶとなおよし
プロシューズアドバイザー
まず白×白ですが、ほぼ夏専用と思ったほうがいいでしょう。夏にネイビーのジャケパンに白スニーカーは鉄板です。一方、黒×黒は夏場には見た目に重い。最近は高校球児も夏の試合は白いスパイクが定番になっています。アッパーが黒、ソールが白は季節を問いません
【メンズ】スーツに合うスニーカーのおすすめ13選
ここからは、スーツに合うスニーカーのおすすめ19選をご紹介します。メンズ向け13モデル、レディース向け6モデルに分けて素材やカラーを幅広く取り上げていくので、自分のスーツに合うアイテムを選んでくださいね。
まずはメンズ向けのスーツに合うスニーカーをご紹介します。本革使用の本格的なものや歩きやすさ重視のアイテムなどがあるので、用途に合うものを探しましょう。
履いた瞬間上品な印象に！ パトリックの「マラレイン」
まず紹介したいのがパトリックの「マラレイン」。シルエットがスリムなのでスーツとの相性が非常に良く、シルエットもまるで革靴。それでいてスニーカーなので履き心地も抜群。レザーには防水加工が施されているので、多少の雨なら問題がないのもビジネススニーカーとしては嬉しいところです。
プロシューズアドバイザー
ほんのりロングノーズのスニーカーっぽくないシルエット。真っ黒なオールレザー仕様は、スーツに合わせると一瞬スニーカーだとわからないほど。国産なのもポイントで、ビジネスシーンで活躍してくれるスニーカーです
ビジネススニーカーは「コールハーン」を選べば間違いなし
メーカーとしてオススメできるのがコールハーン。高級紳士靴のイメージがありますが、現在はスニーカータイプのシューズを数多く世に送り出しています。デザインはクラシックとモダンが融合した絶妙なもの。とりあえず選んでおいて間違いがない、それがコールハーンです。
プロシューズアドバイザー
コールハーンのスニーカーは、数年後くらいには「お客様のところに履いていく定番のシューズ」になりえると思っています。革靴の木型を上手く使って、しっかりスニーカーというフォーマットに落とし込んでいる印象です
白のコールハーンは夏のビジネスカジュアルに
こちらは上品な白スニーカーのアッパーに通気性を高める「パーフォレーション」を施した一足。ビジネススニーカーはメッシュ素材だとカジュアルになりすぎる危険性がありますが、上質さを保ったこのスニーカーならばあり。夏場のビジネスカジュアルに取り入れてみてはいかがでしょうか。
本革使用。別格の上品さを持つ特別な「スタンスミス」
アディダスの定番シューズといえば「スタンスミス」ですが、これは「ラックス（LUX）」というラグジュアリーモデル。本革を採用したその見た目はスタイリッシュかつ上品。ソールの色が白すぎないのも運動靴感を消してくれています。
プロシューズアドバイザー
スタンスミスは通常のものでもビジネスOKですが、このラックス（LUX）はとくにおすすめです。レザーが採用されているので、すごく高級感があるんです
通常のスタンススミスはON/OFF兼用にもってこい
こちらは同じスタンスミスの通常バージョン。レザーではない分、上で紹介した「スタンスミス ラックス」に比べるとカジュアルな印象は否めませんが、これもスーツに合うスニーカーであることは間違いありません。一足あると、スーツに合わせるのはもちろん、プライベートでも大活躍する定番中の定番スニーカーです。
アシックスのGEL-PTGはクラシックな見た目にクッション性も兼備
世界的に大人気のアシックスから、バスケットシューズをライフスタイルシューズへと生まれ変わらせたこのスニーカーをご紹介。シルエットが非常に上品なためビジネススタイルにも違和感なくハマってくれ、高いクッション性で歩きやすさも◎。営業などでたくさん歩くビジネスパーソンでも、これなら疲れを感じにくいのではないでしょうか。
手に取りやすい価格で履きやすいアシックス
こちらはアシックスのなかでも手に取りやすい価格のモデル。こちらのオールブラックはサイドにさりげなくあしらわれたアシックスストライプが印象的な一足です。白もありますが、この黒一色を選べばダークトーンなスーツやジャケパンスタイルに馴染んでくれます。
コンバースの定番・オールスターの牛革バージョン
スニーカーの定番中の定番、オールスターのレザーバージョン。黒一色のスタイリッシュな外観にスムースレザーの質感、ゴールドで入れられたオールスターロゴと、その見た目はまるでドレスシューズ。コンバース好きのみならず、どんな人のどんなスタイルにも合わせやすいスニーカーです。
ラコステのスニーカーは履くだけで上品な印象に
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(62件)
タイムセール商品情報
サイズ展開：25.0～28.5
外装素材：レザー
サイドのトリコロールのワニマークがかわいい、ラコステのスニーカーです。ラコステというブランド自体に上品なイメージがあるため、ワンポイントがあっても子どもっぽくはならず、むしろ上品な印象に。スポーティさとキチンと感が調和した一足です。
歩きやすくて軽量。通気性も良いエコーのスニーカー
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(367件)
商品情報
サイズ展開：23.0～34.0
外装素材：スエード
歩きやすさに定評のあるエコーのスニーカーは、スーツを着てたくさん歩くビジネスパーソンにおすすめしたいスニーカーです。素材がレザーなので非常に柔らかく、履いていてストレスがありません。軽量かつ通気性も良いため、1日履いていても疲れにくく、蒸れにくいのも嬉しい点です。
革靴メーカー・リーガルのスニーカーならビジネスも安心
革靴メーカーとして知られるリーガルのスニーカーです。革靴メーカーが作るスニーカーならではのレザーシューライクなシルエットで、スーツと合わせたときの違和感のなさが魅力の一足。全体に柔らかくて履きやすいのとキチンとして見えるのは、さすが革靴メーカーです。
レザーの質感で高級感あり！ オニツカタイガーの「メキシコ66」
その高いファッション性で世界中で大人気となっているオニツカタイガーのスニーカー。メキシコ66はその代表的なモデルのひとつです。レザーの質感により高級感があり、細身のシルエットは上品さを醸し出します。元々はトレーニングシューズだったものを現代風にアレンジしたものなので、履き心地も抜群ですよ。
フォーマルまでいけそう!? クラークスのスニーカー
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(3,458件)
商品情報
サイズ展開：24.0～29.0
外装素材：レザー
革靴が有名なクラークスのスニーカーです。ビジネスシーンはもちろん、パーティなどにも履いていけそうなフォーマルなデザイン。レザーを採用しているので高級感もあり、履いていくシーンを選びません。さらにクッション性、通気性にも優れた、一足でなにもかもこなせてしまうスニーカーです。
【レディース】スーツに合うスニーカー5選
ここからは、レディース向けのスーツに合うスニーカーをご紹介します。シンプルなデザインからバックル付きのアイテムまでさまざまな種類がありますよ。ヒールの高さや素材にも注目してくださいね。
トレンドでありながら上品さも。オニツカタイガーの「LAWNSHIP 3.0」
メンズでも紹介したオニツカタイガーは、女性にもおすすめです。作りが細身のため、足が細い方にはとくにフィットしやすい一足。外観には高級感があり、上品で清潔感もあります。トレンドも抑えた、ファッション性と機能性を両立させた一足です。
プロシューズアドバイザー
女性がパンプス代わりに履ける、そんなイメージのスニーカーです
牛革の高級感＋ランニングシューズの履き心地！ コールハーンのゼログランド
見た目はクラシック、履くと驚くほど快適で、ビジネスシーンに映える。スーツに合うスニーカーの定番とも言えるコールハーンならではのスニーカーです。ソールはラバーで、ランニングシューズにも劣らない機能性を持ちながらも、すっきりとしたデザインとアッパーの牛革素材により上品さとスタイリッシュさも兼ね備えています。
上品なデザインで機能性も妥協なし。コールハーン・グランド クロスコート
テニスシューズにインスパイアされたというミニマムなデザインが魅力のコールハーンのスニーカーです。見た目にはクラシックですが、機能には妥協なし。屈曲性、クッション性、軽さを兼ね備えてもいます。白、黒、黒×白とビジネスシーンに向くカラーリングが色々選べるのも魅力です。
“プリンセス”という名のリーボック
その名も“プリンセス”という名のスニーカーです。クッション性の高いソールに、耐摩耗性のあるソールで、たくさん歩くビジネスパーソンでも安心。“ヒール”のある設計は、レディーススニーカーならでは。上品で歩きやすい一足です。
たくさん歩くビジネスパーソンも「エコー」なら安心
自社生産のオリジナルレザーを贅沢に用い、フィット感とクッション性に富んだソールを採用。最高の歩きやすさとラグジュアリーな見た目を両立したスニーカーです。履き心地は柔らかなので、1日中ハードに歩き回っても、翌日に疲れが残りにくいはずです。
スーツにスニーカーを合わせよう！
スーツに合うスニーカーを選ぶときには、レザー製のものを購入すると馴染みやすいですよ。定番は黒、白、黒白といったカラーで、季節感も意識するとよりオシャレに見えるはずです。
オフィスカジュアルが許容されている職場の方は、ぜひ本記事の内容を参考にして、お気に入りのアイテムを選んでくださいね。
プロシューズアドバイザー
ビジネスの世界で、「革靴からスニーカーへ」は世界的な流れ。日本でも数年後には革靴よりスニーカーを合わせる人のほうが増えているかもしれません。その流れに乗り遅れないように、今から一足試してみてはいかがでしょうか？
おすすめ商品比較表
  PATRICK MARARAINスニーカー |  コールハーン スニーカー グランドクロスコート |  コールハーン グランドプロ ラリー |  アディダス スタンスミス ラックス |  アディダス STAN SMITH |  アシックス GEL-PTG |  アシックス スニーカー LYTECOURT |  コンバース オールスター クップOX |  ラコステ スニーカー CARNABY PRO TRI 123 1 SMA |  エコー スニーカー ソフト クラシック |  リーガル コートスニーカー 53FL |  オニツカタイガー スニーカー MEXICO66① |  クラークス スニーカー アンコスタレース |  オニツカタイガー スニーカーLAWNSHIP 3.0 |  コールハーン ゼログランド |  コールハーン スリッポン グランドクロスコート |  Reebok スニーカー プリンセス |  エコー スニーカー ソフトクラシック W | |
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海外ではビジネスシーンでのスニーカー着用が日本よりさらに一般化している印象です。事実、ジョンロブやチャーチ、ベルルッティといった名だたる革靴ブランドがスニーカーを発表しています。数年後には、スーツに合わせるのはスニーカーが「常識」になっているかもしれません。