盗聴器発見器のおすすめ7選!防犯対策の知識に役立つ仕組みや使い方も解説
防犯アイテムの「盗聴器発見器」は家電量販店でも販売され、最近ではアプリも流通しています。しかし使い方や選び方が分かりにくく、機能の違いも気になる点です。今回は、盗聴器発見器の仕組みや使い方を徹底解説。防犯に役立つおすすめ商品から特定の周波数に反応するプロ仕様の商品なども、ぜひ参考にしてくださいね。
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盗聴器発見器とは?
盗聴器発見器とは、盗聴器が仕掛けられていないか調査できる探知機のこと。個人宅や職場、あるいは宿泊先などでプライバシーやセキュリティを高める防犯アイテムのひとつです。
盗聴器は置き時計やぬいぐるみの中、リモコンやコンセントの中、さらにボールペンや電卓など予想だにしない場所に仕込まれるケースが多く、思わぬ被害に遭う可能性も少なくはありません。防犯対策としてはもちろん、「盗聴されているかも」と不安がある方は利用を検討してみるとよいでしょう。
盗聴器発見アプリとの違い
近年出回っている盗聴器発見アプリは、盗聴器を調査する仕組みを持たないため防犯性は限りなく少ないです。そもそも盗聴器の多くはアナログ波を発信するため、デジタル波を主とするスマートフォンで盗聴器を発見するのは困難を極めます。
盗聴器発見アプリの利用は防犯意識を高めるよい機会になるかもしれませんが、現実的な方法ではないことも理解しておきましょう。ただし隠しカメラに関しては、スマートフォンのライトを当てて、カメラレンズの照り返しで発見することも可能です。簡易的な方法ですが、ぜひ覚えておきましょう。
盗聴器発見器の仕組み
盗聴器は、人の声などを拾う「受信機」と、拾った音を盗聴者側に発信する「発信機」の2つの電波を利用しています。盗聴器発見器は、前者の「発信する際の電波」をキャッチして盗聴器を見つけるという仕組みです。
アンテナを伸ばしてラジオの周波数を合わせる要領で操作を行うと、「ピー」などのビープ音が鳴ったりランプが光って盗聴器の存在を知らせてくれます。反応がある場所に近づくとハウリング音も強まるので、徐々に場所を特定していくという感じです。
調査の方法は至ってシンプルですが、巧妙な手口で仕掛けられた盗聴器はそう簡単には発見できません。最新型の盗聴器にも対応する、高い機能を持つ盗聴器発見器で調査することが望ましいです。
盗聴器発見器が反応するものは?
盗聴器発見器は電波を発信する盗聴器をはじめ、GPS装置や隠しカメラの電波を感知する製品もあります。しかし反応するものはこれに限らず、パソコンやスマホ、テレビや電子レンジなどの電磁波を出す家電にも反応してしまいます。
ほかにも、タクシーやバス、救急車や消防車の無線などにも反応するため、盗聴器の調査は難航しやすいのがネックです。もし部屋の中で盗聴器発見器を使用する際は、家電の電源を切るとよいでしょう。
一部には、隠しカメラや高精度の電波も感知する性能の高い製品もあります。ただし、盗聴器発見器は無線式の盗聴器を主な対象とするため、電波を出さない有線式の盗聴器には反応しません。発見に至らない場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
盗聴器発見器の一般的な使い方
盗聴器発見器は、基本的に製品の取扱説明書に合わせて使用しましょう。一般的な使い方としては、スイッチを押しながら気になる場所に近づき、反応があればさらに調査を進めます。万が一盗聴器を見つけた場合は、すみやかに外に出て警察に通報をします。
やむを得ず盗聴器に触れる際には、犯人の指紋を残すためにハンカチや手袋でつかんでください。発見時に証拠写真を残しておくと、警察に提出する際に役立ちます。プロの業者に調査を依頼する前のお試しとして、利用してみるのもよいでしょう。
盗聴器発見器の選び方
盗聴器発見器を選ぶポイントは、「電波の種類や範囲」「用途に合う形状」「価格」「付加機能」の4つ。しっかり目的を果たせる盗聴器発見器を選ぶために、性能や特徴をチェックしましょう。
1.感知可能な電波の種類や範囲で選ぶ
盗聴器発見器は種類により、感知できる電波や範囲が異なります。また、精度が高いものほど価格も高騰する傾向にある点も考慮すべきポイントです。盗聴器を効率よく発見したい、防犯対策として使用したいなど、目的に合う種類を選んでいきましょう。
特定周波数関知型
「特定周波数感知型」は、盗聴器が発信する電波領域だけを検知できる、盗聴器探索に特化したタイプです。家電などの周波数を避けることができるため、広範囲を検知するものと比較しても効率よく設置場所を特定できます。
隠しカメラの赤外線やGPS装置を自動検出する製品なども、特定周波数関知型に含まれます。盗聴・盗撮など、幅広い媒体を調査したい方におすすめですよ。ただし価格が高くなる傾向がある点や、特定周波数感知型にも対応していない盗聴器もある点は考慮しなければなりません。また、機能が増えるほど操作も難しくなるため、初心者でも扱いやすい製品から選ぶとよいでしょう。
全周波数検知型
「全周波数検知型」は、低周波から高周波まであらゆる周波数を検知できる盗聴器発見器です。盗聴器や隠しカメラなどを一挙に検知したい場合に適しており、個人宅や宿泊先などの防犯対策として多く取り入れられています。
緊急性がなく、日常的な防犯対策として取り入れたい方に全周波数検知型がおすすめです。ただし広範囲に対応する分、家電の電磁波にも反応してしまうため、特定まで時間がかかる傾向があります。ノイズキャンセラなど余計な電磁波を排除する機能があり、快適に電波を受信できる高性能タイプを選ぶのがベストです。
盗聴音声受信型
「盗聴音声受信型」は、盗聴された音声をラジオのように聞くことができる、アマチュア無線やプロの調査員も用いるタイプです。盗聴器を仕掛けた犯人が受信している内容を確認することができ、盗聴されている証拠を見つけたいときにも役立ちます。
受信した音声を録音できるボイスレコーダー付きのタイプなどもありますが、前者2つの型と比較すると高額商品になるうえに、初心者には操作が難しいところは考慮しなければなりません。ある程度の知識があり、高性能で幅広い機能を持つ盗聴器発見器をお探しなら、盗聴音声受信型から選んでみるとよいでしょう。
2.用途に合った形状で選ぶ
盗聴器発見器は「携帯用」か「性能重視」なのか用途に合わせて形状を選びましょう。
サイズや性能など種類が豊富なので迷いやすいですが、それぞれの特徴を理解した上で選ぶのが重要です。
携帯用にはコンパクトなキーホルダー型など
出張や旅行先など外出先の防犯対策に使用するなら、コンパクトなタイプの盗聴器発見器がおすすめです。キーホルダー型やストラップ型など手のひらサイズの製品は、持ちやすく操作も簡単です。ただし、サイズがコンパクトになるほど性能は劣る傾向にあるため、最低限の機能を果たすものから選ぶようにしてください。
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性能重視ならトランシーバーやラジオ型など
性能を重視して選ぶなら、トランシーバーやラジオ型から選びましょう。
価格はやや高くなる傾向がありますが、盗聴器の発見精度に差が出やすく、効率よく特定しやすいです。調査に時間をかけたくない方や、着実に証拠をつかみたい方なら、価格よりも性能を重視するべきでしょう。
3.価格もチェック
盗聴器発見器は手ごろなものは1,000円台から、高いものは10,000円以上と価格帯に幅があります。防犯目的ではなく、いち早く設置場所を特定したい方は価格よりも性能重視で選んだ方がよいでしょう。
安価な盗聴器発見器は性能が低い場合も
性能の低い安価な盗聴器発見器では、家電などの電波までキャッチしてしまいやすいため特定につながりにくいです。とりあえず試したい方ではなく、性能を重視したい方なら発見精度の高いトランシーバーやラジオ型などから選ぶことをおすすめします。
4.付加機能もチェック
盗聴器発見器にあると役立つ、3つの付加機能もチェックしましょう。
ここでは、「盗撮カメラの発見機能」「GPS追跡発見機能」「防災無線・ラジオ機能」の詳しい特徴をそれぞれご紹介します。
盗撮カメラの発見機能
近年では鮮明な映像を盗撮できる超小型の盗聴カメラが多く出回っているため、「盗撮カメラの発見機能」がある方が好ましいです。
中でもレンズ反射による特定をする「光学式レンズ探知機能」や、暗視カメラに対応する「赤外線LED検出機能」を備えた盗聴器発見器は精度の高い調査ができます。ジムの更衣室や外出先のトイレなど、日常的な盗撮対策としても頼りになる機能です。
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GPS追跡発見機能
位置情報を特定できるGPS装置は、普段持ち歩くカバンや車に仕掛けられることが多く、目視で探すのはかなり難しいです。「GPS追跡発見機能」があれば、車体裏などまで簡単に調査できます。
GPS装置の磁石に反応するタイプは発見につながりやすく、プライバシーの保護を強化できますよ。GPS追跡発見機能を持つ盗聴器発見器は性能が高い機種が多く、盗聴・盗撮カメラなど様々な媒体に対応するので、幅広く調査を行いたい方におすすめです。
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防災無線・ラジオ機能
防災性を高めるなら、「防災無線・ラジオ機能」が付いた盗聴器発見器もおすすめです。
受信機能を持つため、盗聴された音声内容を聞くことも可能です。
災害時の情報収集としても役立つため、盗聴器発見器を選ぶ際には検討してみてください。プロも使用するタイプなので、機能が多いほど操作が複雑になり価格も跳ね上がる傾向があります。操作性がよく、予算に合うものから選んでみるとよいでしょう。
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発見器以外でも!広域帯受信機の活用も可能
盗聴器の電波を利用して発見する方法として、広域帯受信機の活用も視野に入れてみてください。一般的な盗聴器は145〜430MHzの周波数を使用しており、広域帯受信機はその周波数をカバーする10Hz〜3GHzまで受信可能です。
もちろんラジオや無線の受信も可能となり、防災用として備えることもできます。ただし広域帯受信機でも対応しない盗聴器も一部にあるため、必ず発見につながるとは言い切れません。また、価格が1万円台と高くなる傾向がある点も理解しておきましょう。
盗聴器発見器のおすすめ3選
ここからは、盗聴器発見器のおすすめ3選をご紹介します。
小型で携帯しやすいタイプから、仕掛け場所を特定しやすいタイプ、盗撮カメラも捉えるタイプなどをピックアップしました。それぞれを参考にしながら、今後の防犯対策にお役立てください。
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盗聴器発見器でプライバシーを守ろう
近年増加する盗聴・盗撮などの被害に遭わないためには、自分自身で防犯対策を取ることが重要です。本記事でおすすめする盗聴器発見器を参考にし、身の安全の保護とトラブル回避にお役立てください。