楽天カードは分割払いへ変更できる?「あとから分割払い」の仕組みを解説

楽天カードは分割払いへ変更できる?「あとから分割払い」の仕組みを解説

楽天カードの「あとから分割払い」は、カードの支払いを分割払いへ変更できる便利なサービスです。ただし、キャンセルしたり一括払いに戻したりできない点や、手数料込みの金額を支払わなくてはならない点など、特徴をよく理解したうえで利用することが大切です。

そこで、この記事では楽天カードの「あとから分割払い」を利用する方法や注意点を解説します。

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楽天カードはあとから分割払いができる?

楽天カードでは、一括払いや分割払いなどの支払い方法に対応しています。

まずは、支払い方法の種類や分割払いができる条件などについて解説します。

楽天カードの支払い方法は4種類

楽天カードでは、以下の4つの支払い方法が利用できます。

  • 一括払い:購入金額を一回で支払います。
  • ボーナス払い:夏と冬のボーナス時に、1回または2回に分けて支払います。
  • 分割払い:2回から36回の範囲で支払い回数を選び、利用金額を分割して支払います。
  • リボ払い:毎月一定の金額と手数料を支払っていきます。

楽天カードを使って一括払いで購入した商品を、あとから分割払いに変更したい場合もありますよね。急な出費が発生したときなどに便利なのが、「あとから分割払い」というサービスです。

「あとから分割払い」は、一括払いで購入した商品の支払いを後日分割払いに変更できるサービスです。このサービスを利用することで、支払いの負担を軽減することが可能です。

分割払いできるケースとは

「あとから分割払い」を利用できるのは、一括払いを3回から36回までの分割払いに変更するケースのみです。2回払いには変更できないので注意が必要です。

2回払いは手数料が不要でお得ですが、この方法は購入時にのみ選択できます。また、2回払いに対応しているお店でなければ、会計時でも2回払いを選択することはできません。

分割払いできないケースもあるので注意

「あとから分割払い」は便利なサービスですが、利用できないケースもあります。注意点としては以下の点が挙げられます。

分割払いできない変更できないケース
  • 申込期限を過ぎている場合
  • 楽天カードの利用限度額に達している場合
  • リボ払いなど一括払い以外で支払っている場合
  • 別の買い物の支払いを延滞している場合
  • カードの利用が停止されている場合
  • 強制解約されている場合

「あとから分割払い」の申込期限は、支払い月の1日~最長24日までとなっています。ただし、支払い口座登録をしていない場合の締切日は10日です。これより遅い場合だと、分割払いに変更することはできません。

「あとから分割払い」ができない理由に心当たりがない場合は、楽天カードに問い合わせをしましょう。楽天e-NAVIでのチャットや電話での問い合わせが可能です。それでも分割払いができない場合は、楽天カードの問い合わせ窓口に相談して、支払い遅延が起こらないよう対処しましょう。

楽天カードの「あとから分割払い」の特徴

ここでは「あとから分割払い」の特徴をもうすこし詳しく見ていきましょう。

知っておきたい仕組みとメリット・デメリット

「あとから分割払い」は、一括払いで購入した商品を3回から36回までの分割払いに変更できるサービスです。

例えば、3月に購入した商品の支払いを分割払いに変更したい場合、最長4月24日までに申し込めば4月の支払い分から分割払いが反映されます。

メリット
  • 無理なく返済できる: 分割払いに変更することで、月々の支払い額を抑えられます。これにより、残高不足などによる支払いの滞りを防ぎ、カードの利用停止や強制解約を回避できます。
  • 手続きが簡単: 楽天カードアプリや楽天e-NAVIから手続きを行えるため、手間がかかりません。
デメリット
  • 手数料がかかる: 分割払いには分割手数料が発生します。分割回数が多いほど手数料率も高くなるため、そのぶん返済総額が増加します。
  • 一括払いに戻せない: 分割払いに変更したあとは、キャンセルや一括払いに戻すことができません。ただし、資金的な余裕ができた際には繰り上げ返済は可能です。
  • 返済計画の立てにくさ: 分割払いを繰り返すことで、返済計画を立てずに気軽にカードを使ってしまう危険性があります。無計画な利用は負債増加につながるため、注意が必要です。

「あとから分割払い」のサービスを利用する際は、メリットとデメリットを十分に理解し、計画的な利用を心がけましょう。

手続き方法や手数料について

「あとから分割」への申し込みは、楽天e-NAVIを利用することで、無料で簡単に行うことができます

楽天e-NAVIにログイン後、「お支払い(ご利用明細)」のページにある「あとから分割払い」のボタンを選択しましょう。支払い明細ごとに分割払いにするかどうかを選べるので、変更したい項目を分割払いにします。

分割払いへの変更自体には手数料はかかりません。ただ、分割払いそのものには手数料が発生します。この手数料は支払い回数が多いほど高くなり、当然最終的な支払い総額も増加します。

例えば、3回払いの分割手数料利率は12.25%であるのに対し、12回払いでは14.75%となります。分割回数を決める前にはシミュレーションを行い、支払い総額を確認することが重要です。

「あとから分割払い」のシミュレーションをしてみよう!

「あとから分割」を上手に利用するためには、月々の返済額がどのくらいになるのか、事前にシミュレーションをすることが大切です。

分割手数料は支払い回数によって異なります。分割手数料利率は3回払いで12.25%、5回払いで13.50%、6回払いで13.75%です。10回払い以上になると、10回で14.50%、12回で14.75%となり、15回払い以上で15.00%となります。

支払い回数手数料率
2回
3回12.25%
5回13.50%
6回13.75%
10回14.50%
12回14.75%
15回以上15.00%

どのくらい手数料がかかるのかは計算式でも求めることはできますが、楽天e-NAVIの「ご利用明細」から「詳細をすべて見る」を選ぶことで、どのくらいの手数料を支払っているのか確認できます。返済シミュレーションも行えるので、ぜひ試してみましょう。

また楽天カードのサイトでも、3回以上の分割払いを利用する際の返済シミュレーションが行えます。リボ払いなど他の支払い方法での返済シミュレーションも行えるので、どのような違いがあるのかを確認してみることも大切です。

楽天カードのあとから分割をキャンセルしたいときは?

「あとから分割払い」に申し込んで手続きしてしまった場合、キャンセルをすることは原則できません。何故なら、分割払いは決めた回数で支払うといった計画に基づいた契約なので、途中で変更ができないからです。

ただし、「あとから分割払い」に変更したあとに前倒しで支払いたい場合は、繰り上げ返済することは可能です。

資金的な余裕ができたら、分割払いの残高と分割手数料をまとめて支払いましょう。早期に完済することで、分割手数料の総額を減らすことができます。

「あとから分割払い」で気をつけるポイントとは?

あとから分割払いを利用する際には、「手数料」と「申し込み時期」に注意しましょう

楽天カードは一括払いと2回払いでは手数料がかかりませんが、3回以上の分割払いには手数料が発生します。変更手続きは無料ですが、支払い総額が増えることを理解しておきましょう。

また、あとから分割払いは、既定の期日までに申し込まないといけません。それを超えると翌月から分割払いがスタートすることになるので、期限内に手続きを行うことが重要です。

なお、分割払いと似たものに「リボ払い」というものもあります。

分割払いは「決められた回数」で支払う方法ですが、リボ払いは「毎月決められた額」を支払います。そのため、リボ払いのほうが基本的には手数料が高くなるので、理解しておきましょう。

「あとから分割払い」は計画的に利用しよう

楽天カードの「あとから分割払い」は急な出費が生じて困ったときに、簡単に分割払いに変更できる便利なサービスです。

このサービスを利用する際には、申込完了後にキャンセルや一括払いへの戻しができないこと、申し込み期限があること、分割払いに変更すると手数料がかかることなどを理解しておくことが重要です。また、返済シミュレーションをして、実際にどのくらい支払い額が増えるのかを確認してから検討しましょう。

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