香水の機内持ち込みルールは?お土産で購入・預け入れの場合との違いも解説
旅行や出張先で香りを楽しんだり、海外の免税店でお土産として買ったりすることも多い「香水」。飛行機の手荷物として「機内持ち込み」する際には、国内線・国際線ともにルールが設定されています。本記事では香水を飛行機で持ち運ぶときに注意すべきポイントや、おすすめの香水をご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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ルールを守れば香水の機内持ち込みは可能!
テロ対策の観点から、国際線では液体物の機内持ち込みが厳しく制限されています。お茶のペットボトルや化粧水のスプレーなどと同様、香水も液体であるため、持ち込み制限対象物です。
香水については、容量や入れている容器などのルールを守れば、機内に持ち込めるので、搭乗する予定の航空会社のルールを確認するとよいでしょう。
なお、スーツケースに入れて預け入れ荷物として持ち込むことはできますが、重さ制限に注意が必要です。
香水の持ち込みは化粧品・液体物ルールを確認
パルファムやオードトワレ、オーデコロンなどの香水は、機内に持ち込める容量に制限がもうけられており、その範囲内であれば手荷物に入れて搭乗できます。
手荷物検査時に決められた容量を超えた香水が見つかった場合、保安検査場に用意されているゴミ箱にすぐ捨てるよう指示されてしまいます。
お気に入りの香水を持って行く場合は、必要な量をアトマイザーに入れ替えておくことをおすすめします。
国内線より国際線のほうが制限は厳しい!
香水の機内持ち込みルールは、国内線・国際線で異なりますが、とくに国際線は液体物の持ち込み制限が非常に厳しく設定されています。
国内線では500ml以下の容器に入った香水を持ち込めますが、国際線では100ml以下の容器に入ったものしか持ち込めません。一般的な香水瓶は100ml以上の容量のものが多いため、アトマイザーへの詰め替えが必須ですね。
なぜ国際線のルールのほうが厳しいのかというと、液体物制限のきっかけとなったのが2006年にイギリスで発生した航空機爆破テロ未遂事件だったからです。機内で混ぜた液体を使って爆発させる計画だったことから、全世界の国際線で大量の液体物を機内に持ち込めないようルールが作られました。
ANA・JALなど大手航空会社とLCCで違いは?
ANAやJALなどの大手航空会社と、LCC各社では、香水の機内持ち込みルールは異なるのでしょうか。
基本的にはどこの航空会社でも香水を手荷物として持ち込めますが、持ち込める容量や持ち込む方法などについて細かいルールが定められています。
ルールを破ると、持って行きたい香水や旅先で購入した香水を破棄しなければならなくなるので、香水に関する各社の規定を守りましょう。
基本は同じ!航空会社ごとに微差があるルールも
国際的な安全規定に従うことを大前提にしているので、どの航空会社でも機内に持ち込める液体の容量に関するルールはほとんど同じです。
ただし、航空会社によっては細かな違いがある場合があります。
たとえば、香水を含めた液体を入れる袋のサイズや、手荷物として持ち込める袋の数などを細かく規定している航空会社もあるので注意が必要です。
香水や液体物の持ち込みに関して、独自の制限や追加の指示が出ることもあります。
また、航空会社が異なると、手荷物のセキュリティチェックや検査のプロセスも違うので、利用する航空会社について事前に調べておくと余裕を持って対応できるのではないでしょうか。
一般的な香水の機内持ち込みルール
ここからは、香水を機内に持ち込みたいときに守るべきルールについて具体的に解説していきます。
国内線よりも国際線のほうがルールが厳しいので、国際線を利用予定の方は注意しましょう。
国内線の場合
国内線では、香水を含む化粧品は1容器につき1.5L(500ml)以下もしくは0.5kg以下であれば機内に持ち込めます。
一般的な香水は30~100ml程度のものが多いので、普段愛用している香水を瓶ごと手荷物に入れることも可能です。
また、合計2Lまで持ち込み可能なので、お土産用の香水をたくさん購入する場合は、2Lを超えないよう気を付けましょう。
ちなみに、お茶やジュースなどの飲料や、一般的なアルコール度数のお酒も持ち込み可能です。
なお、国内線から国際線に乗り継ぐ場合は国際線のルールに従う必要があるので、気を付けてくださいね。
国際線の場合
国際線で香水を機内持ち込みする場合は、必ず100ml以下の容器に入れる必要があります。100ml以下の香水であっても、容器そのものが100mlを超えていれば持ち込み不可です。
上記の容器を容量1L以下のジッパー付きの透明プラスチック袋に入れましょう。ジッパーが付いていない袋や透明でない袋、プラスチック製でない袋の場合は持ち込めません。
なお、袋のサイズは航空会社によって細かく規定されている場合があります。JALの場合は縦横の合計が40cm以下のものと定められていますよ。
ジッパー付きの透明プラスチック袋はホームセンターやスーパーなどで購入できるので、事前に準備しておくことをおすすめします。
また、上記のような液体入りの袋は、1人1袋までしか持ち込めないので、ほかに飲み物や化粧水など持ち込みたい液体物がある場合は、注意が必要です。
スーツケースで預け入れる場合のルール
香水の容量や個数が多くて機内に持ち込めない場合、スーツケースやキャリーバッグなどに入れて預け入れることが可能です。
預け入れ荷物にするときも、国内線と国際線ではルールが異なるので、ここから詳しく解説していきますね。
国内線の預け入れルール
国内線で香水をスーツケースに入れて預け入れる場合の容量は、機内持ち込みするときと同じです。
1容器につき500ml以内で、合計2Lまでなら持ち込めます。
500mlを超える香水瓶はほとんどないので、普段使いの香水をそのまま持ち運べますね。
最大2Lまで持ち込めるということは、100ml入りの香水瓶であれば20個入れられるという計算になります。
香水のほか、500ml入りのペットボトル飲料や化粧水、赤ちゃん用の液体ミルクなど、いろいろな液体を手荷物にできますよ。
国際線の預け入れルール
国際線の預け入れ荷物に香水を入れる場合は、機内持ち込みよりルールが緩めなのが特徴です。
液体類は1つの容器につき500ml以内、合計2Lまで預けられるので、旅先や出張先で買ったお土産用の香水だけでなく、お酒やジュースなども入れられますね。
機内持ち込みできないときや、アトマイザーに詰め替えるのが面倒なときは、無理せずに預け入れ用のスーツケースに入れてしまうのが得策といえるでしょう。
お土産に香水を免税店で購入した時は?
国際線を利用する際、チェックイン後に保安エリア内の免税店でショッピングを楽しむ方は多いのではないでしょうか。
すでにスーツケースや大きいキャリーバッグなどは預け入れした後なので、購入したお土産は手荷物として機内に持ち込むしかありません。
国際線の場合、香水を機内に持ち込むためには100ml以下の容器に入れたうえで規定の袋に入れるなど細かなルールが設定されていますよね。
実は、保安エリア内の免税店で買った香水は機内持ち込みが可能です。
その理由や注意点について、詳しく解説していきます。
持ち込み制限の対象外!免税店で買うのも手
結論からいうと、保安エリア内の免税店で購入した香水は、機内持ち込み制限の対象外です。
国際線では100mlよりも大きい容器に入った香水は機内持ち込みできないというルールがありましたよね。保安エリア内で買ったものに限ってはそれも関係なく、大きめの香水瓶はもちろん、複数の香水も買えますよ。
ただし、乗り継ぎする場合や、免税の範囲を超える量を買った場合は、香水をそのまま持ち込むことができないので注意が必要です。
乗り継ぎするなら免税店購入も注意は必要!
乗り継ぎをする際にはサイド保安検査を通る必要があるため、出発地の免税店で買った香水が没収されてしまうことがあります。買ったばかりの香水を破棄せねばならないのは悲しいですよね。
乗り継ぎがある場合は、出発地ではなく、乗り継ぎ地の免税店で香水を買うとよいでしょう。
どうしても出発地の免税店で買いたいという方は、「不正開封防止袋(STEBs)」を利用する必要があります。
不正開封防止袋とは、免税品であることを証明になるものです。
免税店で購入した香水とレシートを一緒に不正開封防止袋に入れてもらえば、100ml以上の香水瓶であっても乗り継ぎ地の保安検査でスルーできます。
ただし、不正開封防止袋に対応している空港や国でなければ、袋に入れていても没収されるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
パルファムは2オンス以上は税金がかかる!
免税店で香水を購入する際は、免税の範囲内におさまるよう買い過ぎに注意しましょう。
香水にはパルファムやオードパルファム、オーデコロン、オードトワレなどいくつかの種類がありますが、免税の上限がもうけられているのはパルファムです。
パルファムに限っては、日本への持ち込みは2オンス(約56ml)までと定められているので、容量を問わず申請する必要がありますよ。
その他の香水は容量による免税上限はありませんが、合計金額が20万円を越えると課税対象になってしまうので気を付けましょう。
香水を持ち込み・預け入れする際のポイント
航空機内は気圧の変化の影響を受けやすいので、香水瓶が破損したり、フタが開いて液漏れしたりしないか心配ですよね。
ここからは、香水を機内持ち込み・預け入れする際のポイントについてご紹介します。
容器はしっかり閉める・梱包に気を付ける
香水が機内で漏れると周囲の乗客に迷惑を掛けてしまいます。
香水瓶のフタをしっかり閉めていても、機内の気圧の変化を受けてフタが浮いてしまうことがあるので、フタをテープで留めるのをおすすめしますよ。
また、香水入りの容器を布やティッシュでくるみ、ジップロックのような密封できる袋に入れておけば、万が一漏れた場合でも液体や香りが漏れにくくなるでしょう。
アトマイザーに入れ替えて持ち込む際は、搭乗前に2~3プッシュして容器内の圧力を下げておくと漏れのリスクを軽減できますよ。
ガラス容器の香水は機内持ち込みが無難
ガラス製の香水瓶をスーツケースに入れて預けると、輸送中に衝撃を受けて割れてしまうリスクが考えられます。
スーツケース内で香水瓶が割れると、荷物が香水まみれになり大変なことになってしまいますよね。
手荷物として機内に持ち込んだほうが無難です。
機内に持ち込む場合も預け入れする場合も、緩衝材代わりのタオルで香水瓶を包み、密封できる袋に入れておくことをおすすめします。
100ml以下の香水のおすすめ8選
ここからは、国際線でも機内持ち込みできる容量100ml以下の香水のなかから、おすすめの8商品をご紹介します。
小容量の香水瓶ならジッパー付きの透明プラスチック袋に入れるだけで持ち込めるので、取り扱いやすいですよ。
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香水の詰め替え用アイテムのおすすめ5選
普段よく使っているお気に入りの香水が容量100ml以上の容器に入っている場合は、小容量のアトマイザーに詰め替えましょう。
ここからは、数ある香水アトマイザーのなかから、おしゃれで機能的なおすすめ商品をご紹介します。
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香水をアトマイザーへ上手に詰め替える方法
アトマイザーにはいくつかの種類があります。
香水瓶のスプレー部分を取り外せる場合は「詰め替えノズルタイプ」、スプレー部分が取り外せない場合は「ジョウゴ」、1滴ずつ落ちるタイプの香水やスプレー部分がフタごと取り外せる香水の場合は「シリマー(スポイト)」を使いましょう。
- 1.香水瓶のスプレー部分(押す部分)を取り外す。
- 2.アトマイザーのポンプとピンを取り外す。
- 3.詰め替えノズルを、香水瓶の噴き出し口の突起に差し込む。
- 4.詰め替えノズルの先端をアトマイザーに差し込む。
- 5.詰め替えノズルを押す。
- 1.香水瓶のフタを取り外す。
- 2.アトマイザーのポンプとピンを取り外す。
- 3.アトマイザーのなかにジョウゴの先端を差し込む。
- 4.ジョウゴの三角形のスペースに香水を吹きかける。
- 1.香水瓶のフタを取り外す。
- 2.アトマイザーのポンプとピンを取り外す。
- 3.シリマーの先端を香水瓶に入れて液体を吸う。
- 4.シリマーの先端からアトマイザーの中に液体を注ぐ。
なお、飛行機に持ち込むために詰め替える際は、気圧の変化によって容器が膨張して液漏れしないよう、容器の8分目くらいを目安に詰め替えましょう。
おすすめ商品比較表
WHITH WHITE(フィス ホワイト) フィス ホワイト 香水 Beautiful in white | ジャンヌアルテス ジャンヌアルテス ジャンヌ・アルテス ブンブン プールフェム 100ml | RISINGWAVE(ライジングウェーブ) ライジングウェーブ フリー ペールホワイト オードトワレ | MOLTON BROWN(モルトンブラウン) MOLTON BROWN ローズデューン オードトワレ | アマティアス アマティアス ラブキューピット キュート Prm EDT | L'air De SAVON(レールデュサボン) L'air De SAVON オードトワレ センシュアルタッチ | L'air De SAVON(レールデュサボン) レールデュサボン ミニ フルーツフルデイ オードトワレ | MONT BLANC(モンブラン) モンブラン レジェンド オードトワレ | AsaNana AsaNana アトマイザー | Catsobat Catsobat アトマイザー | UULAFA UULANFA アトマイザー | SINMONS SINMONS アトマイザー | GanEn ganen アトマイザー | |
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香水の機内持ち込みルールを知ろう!
出張先や旅先でもお気に入りの香りを楽しみたいですよね。お土産として免税店で香水を買う人も多いでしょう。ただし、ひと昔前と違って現在は、香水を含めた液体物の機内持ち込み・預け入れのルールが厳しく定められているため注意が必要です。本記事でご紹介した細かいルールや液漏れを防ぐ方法などを参考にして、香水をスマートに持ち運びましょう!