月餅のおすすめ7選!月餅とは何か・餡や皮の種類などを徹底解説!厳選商品もご紹介
「月餅」とは、中国で中秋の名月を祝うための伝統的なお菓子です。小豆やナッツなどさまざまな餡の種類があり、皮も和菓子のようなものから洋菓子のパイ生地のようなものまであります。この記事では、重慶飯店や新宿中村屋など有名店の月餅も複数ご紹介しているので、どの商品を選ぶか迷った際はぜひ参考にしてください。
※この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。
中国の伝統のお菓子・月餅とは
「月餅(げっぺい)」とは、薄い皮の生地になめらかな餡を包み込んだ、中国伝統のお菓子です。
中国では中秋の名月を祝うためのお菓子として知られており、満月のような丸い形をしています。日本では薄皮にこしあんを包み、アクセントとして刻んだくるみやドライフルーツなどを加えたものが定番です。
他にもチョコレートクリーム入りの甘いものや、アヒルの卵の塩漬けを入れたものなど、さまざまな種類がありますよ。最近はコンビニやスーパーといった身近なお店でも購入できるため、まだ食べたことがない方はぜひ試してみてください。
月餅の選び方
月餅を購入する際には、「餡の種類」「皮の種類」「包装」「サイズ」「有名店」の5つのポイントをチェックしてみてください。
1.餡の種類で選ぶ
月餅の中に入っている餡は、商品によってさまざまです。中国では蓮の実餡や塩漬けの卵入りが定番ですが、シンプルなこしあんやフルーツが使用されているものもありますよ。
小豆餡
日本人の味覚になじみやすい、和菓子にもよく使われている「小豆餡」の月餅です。小豆餡といえば一般的に粒あんとこしあんの2種類がありますが、月餅にはこしあんがよく使われています。
素朴でやさしい甘みは老若男女問わず好まれやすく、食べやすいので月餅を初めて食べる方にもおすすめといえます。くるみや木の実、ドライフルーツなど食感にアクセントをプラスしてくれる具材が入っているものも多く、食べ応えがありますよ。
なお小豆餡を使用した月餅は老舗メーカー「中村屋」が和菓子感覚で食べられるように日本人向けに改良しており、日本の定番の味となっています。
蓮の実餡
蓮の実餡は蓮の実をすりつぶして、ラードや砂糖、香料などと一緒に混ぜて作られる白いあんこです。中国を始めとするアジア系の料理では非常にポピュラーな餡で、月餅だけでなくごま揚げ団子や中華饅頭など、さまざまなお菓子や料理作りに使用されていますよ。
また商品によっては、後述する塩漬け卵が一緒に入っている場合もあり、この月餅が中国の定番となっています。蓮の実餡の甘みと卵の塩気が絶妙にマッチして、癖になる甘じょっぱい味わいを堪能できます。
五仁餡
五仁餡(うにんあん)とは、ピーナッツ・ごま・アーモンド・くるみ・ひまわりの実といったナッツがたっぷりと使用されている餡です。月餅の起源とされる「胡餅」という焼き餅にも五仁餡が使用されていたといわれており、中国では伝統的な味わいの1つ。
ナッツの香ばしさとカリカリの食感が楽しめ、食べ応えがあって小腹がすいたときのおやつとしてもぴったりです。商品によっては洋酒漬けのレーズンやドライフルーツなどが入っているものや甘くないものもあるので、甘いお菓子が苦手な方も楽しめるでしょう。
塩漬けの卵入り
アヒルの卵を塩漬けにしたものを使った月餅は「鹹蛋(タンファン)月餅」とも呼ばれ、丸い卵を満月に見立てて作られている、中国では定番の月餅です。塩漬け卵はこしあんや蓮の実餡の中に入っていて、卵のしょっぱさとあんこの甘みがよくあいます。
月餅を割ったときの断面は、黄身の色や丸さが満月のように美しく、まさに中秋の名月にふさわしい種類です。中国の本場の月餅を楽しみたい方にはうってつけでしょう。
フルーツ餡
フルーツ餡は、パイナップルやマンゴー、イチゴや桃、ブルーベリーなどといったフルーツを使用しているものです。
フルーツ味は好き嫌いがわかれやすい味とされていますが、日本のメーカーやお店から販売されているものは日本人の味覚にあわせて作られていることが多いため、比較的食べやすいでしょう。
商品によってはナッツとフルーツをあわせたものや、複数のフルーツを組みあわせたミックスフルーツ味の餡が入っているものもありますよ。
2.皮の種類で選ぶ
月餅の餡を包んでいる皮には、風味や食感の異なる複数の種類があります。和菓子のようなものから、サクサクのパイ生地で洋菓子のようなものまであるため、ぜひチェックしてみてください。
広式月餅
広式月餅(広州式月餅)は日本で最もオーソドックスな月餅で、円柱またはドーム型をしています。表面に卵を塗って照りを出しており、きつね色で美しい模様が型押しされているのが特徴です。
広式月餅の皮は小麦粉と糖類でできており、側面はクッキーのような味わいで、洋菓子のような風味があります。商品によってはポロポロとした食感の和菓子のような広式月餅もあり一口に広式月餅といってもさまざまなものがあるので好みにあわせて選びやすいでしょう。
型崩れしにくい形をしていて断面がきれいに見えやすいのも魅力的なポイントで、1つの月餅を切り分けてお皿に盛り付けたい場合にもおすすめです。
潮式月餅
潮式月餅は中国広東省の、渦巻き模様が特徴的な月餅です。カラフルで繊細な層はパイ生地で作られており、サクサクとした食感が楽しめます。パイ生地によくあう小豆餡や芋餡などが使われており、他の種類の月餅よりも甘めなものが多いので、甘いもの好きの方にぴったりでしょう。
華やかな見た目は特別感を演出したいときにもうってつけ。なお自宅で手作りしやすい月餅でもあるため、自分好みの月餅を作ってみたい方にもおすすめですよ。さまざまな見た目の潮式月餅が詰めあわせになっている商品もあり、洋菓子感覚で食べられるので、月餅初心者の方にも食べやすいでしょう。
蘇式月餅
蘇式月餅は江蘇省蘇州市が発祥の月餅で、甘い餡ではなく肉を主役にした甘くない月餅です。サクサクのパイ生地の中に肉の餡がたっぷり入っていて、ミートパイのような味わいになっています。食べる前にオーブントースターで温めれば、できたてのような熱々のおいしさが楽しめますよ。
商品によって食べ応えのあるものから軽く食べられるものまであるので、好みにあわせて選んでみてください。
冰皮月餅
冰皮月餅は冷やして食べる月餅で、「スノースキン月餅」ともいわれます。皮に米粉が使用されているためモチモチとした食感が特徴的で、冷たい大福のような感覚で食べられます。
中に入っている餡は蓮の実餡やフルーツ餡、チョコレートやカスタードクリームなどメーカーによってさまざまです。味のバリエーションが豊富なので、好みの月餅が見つかりやすいでしょう。
3.贈りものなら包装にこだわる
贈り物用の月餅を選ぶなら、パッケージやラッピングがおしゃれなものを選びましょう。月餅自体のデザインも華やかなので、複数種類の月餅が詰めあわせになっているものを選べばおしゃれになりますよ。
特別な相手への贈り物には、高級感のある化粧箱に入った月餅を選ぶのもよいでしょう。さらに丁寧なギフトにする場合は、熨斗に対応しているお店で購入したり、パッケージにリボンが施されているようなデザインを選んだりするのもおすすめです。
少量タイプのプチギフトでも、高級感のあるパッケージなら品質のよさが伝わりやすいでしょう。
4.サイズで選ぶ
日本で販売されている月餅の多くは直径5〜8cm程度の大きさが主流で、5cm以下ならミニサイズ、8cm以上のものは大月餅と呼ばれることがあります。大きいものは1人で食べる場合も食べ応えがあり、切り分けて少人数でシェアするのにもちょうどよいサイズでしょう。
切り分けずに月餅の美しいデザインをそのままいただきたいなら、標準的なサイズの5〜8cmを選ぶのがおすすめ。ミニサイズはより気軽に楽しめるところが魅力で、動物やキャラクターをモチーフにした可愛らしいものも多いですよ。来客時のお茶請けとしても喜ばれます。
5.有名店で選ぶ
月餅は、日本の各地にある中華料理店でよく販売されています。本場中国の味が楽しめるお店もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
新宿中村屋
新宿中村屋は、本場である中国の月餅を日本人向けに改良して販売し始めた老舗メーカーです。油っこさを軽減してあっさりとした和菓子風味に仕上げ、他にも皮の口当たりをよくしたり、見た目をよくしたりとオリジナリティ溢れる改良を加えています。
現在スーパーやコンビニなどで手に入る月餅は、新宿中村屋のものが主流ですよ。バリエーションは小豆餡と木の実餡の2種類が定番で、栗月餅やさくら月餅といった季節限定のものもあります。中村屋の型押しが入ったおしゃれなデザインがポイントです。
重慶飯店
重慶飯店は、横浜中華街を中心に店舗展開している、四川料理が有名なお店です。中国の月餅を日本人の好みにあわせてアレンジし、代々受け継がれてきた製法と技術で作られています。
丁寧に練り上げられた皮はしっとりとしていて柔らかく、餡の味とのバランスやサイズにまでこだわって作られる逸品です。最も大きいサイズで直径約8cmあり、切り分けて食べたい方にぴったり。ひと口サイズのミニ月餅もあるので、用途にあわせて選びやすいですよ。
萬珍樓
萬珍樓は本格的な広東料理が楽しめる中華料理店です。萬珍樓の月餅は高級感のある箱に入った個包装タイプなので、いつもお世話になっている方やお祝い事の贈り物にぴったり。
食べ切りサイズで4種類の餡が楽しめる詰めあわせや、北海道産の小豆を使った餡を黒蜜入りの皮で包んだ「豆沙月餅」、自家製の黒餡と黒ごまを使った「黒胡麻月餅」などがあります。いずれも中国の伝統的な月餅である広式月餅です。
聘珍樓
聘珍樓は明治17年創業の老舗中華料理店です。中国から原材料を調達して、中国とほとんど同じ味付けをしていることで知られています。日本人の味覚にあわせて作られたものとは異なるため好き嫌いは分かれるかもしれませんが、本場の月餅を味わってみたい方にはうってつけです。
餡の種類は黒・栗・蓮の実・ごま・五仁の5種類で、大きさもミニ・小・大があるので、好みや用途にあわせて選びやすいでしょう。見た目が美しく、1つずつ個包装になっているため高級感もありますよ。
月餅のおすすめ7選
ここからはおすすめの月餅をご紹介します。さまざまな中華料理店の商品をピックアップしているので、気になるものがあればチェックしてみてくださいね。
Amazonカスタマーレビュー
Amazonカスタマーレビュー
(168件)
商品情報
【サイズ】直径:約8cm、高さ:約3.5cm
五目ナッツ・栗あん・小豆あん・ココナッツ・蓮・ナツメの6種類の中から1種類選べる商品で、こちらは五目ナッツ(五仁餡)の月餅です。横浜中華街の老舗から取り寄せられているので、自宅で本格的な月餅が楽しめます。個包装されているため気軽に食べやすく、約8cmとやや大きめのサイズで、そのままでも切り分けても食べやすいでしょう。
Amazonカスタマーレビュー
Amazonカスタマーレビュー
(13件)
商品情報
【月餅サイズ】ー
小豆・白インゲン豆・蓮の実・かぼちゃの4種類の餡が3個ずつ入っている詰めあわせセットです。表面の型押しや月餅の形が餡の種類によって異なり、個性豊かな味わいが楽しめます。横浜中華街でも定番の老舗店「萬珍樓」の商品なので、中国の本格的な広式月餅を食べてみたい方にもぴったりです。老舗店の風格を感じる、高級感のあるパッケージに入っていますよ。
商品情報
【月餅サイズ】約6.5×6.5×2cm
豆沙(小豆)・黒麻(黒ごま)・栗子(白インゲン豆)・椰子(ココナッツ)・桃仁(くるみ)・伍仁百果(フルーツ)の6種類の月餅が1個ずつ入った詰めあわせ商品です。一つひとつ味わいの系統が異なるため、最後まで飽きずに食べられるでしょう。直径約6cmの小ぶりなサイズなので食べ切りやすく、一人暮らしや少人数のご家庭にもおすすめです。
商品情報
【月餅サイズ】ー
油っこさを抑えた口当たりのよい仕上がりが特徴的な、新宿中村屋の月餅です。小豆餡と木の実餡の2種類が4個ずつ入っています。皮の生地にはバターが使用されているため、洋菓子のような風味としっとりとした食感で月餅に馴染みがない方もおいしく食べられるでしょう。熨斗や手提げ袋に対応しているので、お祝い事や大切な相手方へのプレゼントにもぴったりです。
商品情報
【月餅サイズ】ー
銀座アスターは昭和元年創業の中華料理専門店で、日本人の味覚にあいやすい和菓子風のやさしい甘みが特徴の月餅です。伊勢丹や高島屋などの百貨店にも出店している月餅のギフトセットが、自宅にいながら手軽に購入できます。日本酒も中国茶にもよくあうシンプルな月餅と、薄いクッキー生地のような皮に中国の甘栗を練り込んだ白あんが入っている、栗月餅の2種類がセットになった商品です。
商品情報
【月餅サイズ】ー
黒あん・蓮の実あん・五仁・栗あんの4種類が1個ずつ入っており、プチギフトから大切な相手方への贈答品としても役立つ詰めあわせ商品です。中国で定番の味をそのまま提供している老舗中華料理店「聘珍樓」の商品なので、本場中国の伝統的な味わいが楽しめます。常温で約60日日持ちするため、ゆっくり食べられるのもうれしいポイントです。
商品情報
【月餅サイズ】7.5×7.5×3.5cm
直径約8cmと大きいサイズの月餅が2個入った詰めあわせ商品です。餡はくるみ入り黒あんと、ミックスナッツが入った五仁あんの2種類となっています。どちらも月餅としては定番の味なので、好き嫌いが分かれにくく食べやすいでしょう。また中華料理を彷仏とさせる華やかなラッピングも魅力的。まるごと1人で食べたり、切り分けて数人で食べたりとさまざまなシーンで楽しめますね。
おすすめ商品比較表
月餅はお祝いだけでなくいつものティータイムにも
月餅は中秋の名月を祝うためのお菓子ですが、日持ちするものが多く気軽に食べられるので、いつものティータイムにもおすすめです。お店や餡の種類によってさまざまな味わいの月餅があるので、ぜひこの記事を参考にお気に入りの商品を見つけてみてくださいね。