【東京】おすすめ美術館まとめ!最新の展覧会情報もご紹介

【東京】おすすめ美術館まとめ!最新の展覧会情報もご紹介

東京にはたくさんの美術館があり、一年を通して同じ展示が楽しめる常設のものから期間限定の仮設のものまで、さまざまな規模の美術館を楽しむことができます。今回は、そんな美術館の中からおすすめの美術館をご紹介していきます。加えて、2024年に行われる注目の展覧会についてもいくつかピックアップしてご紹介します。

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美術館の魅力

美術館は基本的に一つの作品の前に立ってじっくりと鑑賞することが求められる場所です。ゆっくりと芸術作品に集中できる空間は、日常生活の中で簡単に体験できるものではありません。

忙しい生活を忘れて、自分だけの時間を楽しめることこそが美術館の大きな魅力といっても良いでしょう。また、センスあふれる芸術作品に触れることによって、今までにない感覚を得られるというのも美術館ならではの貴重な体験かもしれません。

美術館の楽しみ方

美術館はどことなくハードルが高く感じられる場所です。ある程度の教養がなければ美術品を楽しむことはできないのではないかと感じる方もいるでしょう。

とはいえ、美術品を見てもよくわからなかったと感じたところで誰にも責められはしません。ひとまず入場してみて、ざっと館内を見て回りながら、作品を見てどう思うか、どの作品が好みかという観点で気軽に楽しんでみても良いでしょう。

もし一つでも気になる作品があったら、次はその作品を手掛けた芸術家の方のプロフィールやほかの作品などについて調べてみてください。そうすればらにに美術館を楽しめるようになるかもしれません。

東京都内の美術館20選

2024年現在、東京都内には88館の美術館が運営されていますが、それらのすべてを見て回るのは大変でしょう。ここからはその中から20館に絞り、それぞれの特徴についてご紹介します。

国立新美術館

国立新美術館は、六本木にできたまだ歴史の浅い美術館です。国立新美術館がでいる以前は東京都美術館で都民の公募展を開催していましたが、あまりに増える作品数に対応しきれなくなり、東京都美術館の後継として国立新美術館が造られました。

国立新美術館では学生の作品のコンペティションや二科展など、まだ世に出ていない芸術家の作品を見ることができます。

東京都美術館

上野にある東京都美術館は1926年に建てられた、100年近い歴史を持つ老舗美術館です。先ほども述べたように、当初東京都美術館では東京都民のための展覧会が行われていました。

現在ではその役割は国立新美術館に受け継がれ、東京都美術館では独自のコレクションを持つようになってきています。

国立西洋美術館

国立西洋美術館は、川崎重工業の社長松方幸次郎のコレクションを展示するために作られた美術館です。松方コレクションは世界でも有数の作品を集めており、ゴッホやモネ、ゴーギャンなどといった世界に名だたる芸術家の作品が展示されています。

コレクションだけでなく国立西洋美術館は建築の面からも注目を集めている美術館で、世界的建築家ル・コルビュジェによる建築は世界遺産にも登録済み。

東京都現代美術館

江東区にある東京都現代美術館は、その名の通り、第二次大戦以降の現代芸術を中心に展示を行っている美術館です。

アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンシュタインのような比較的新しい芸術家の作品をはじめ、まだ評価の定まっていない作品も積極的に収集しています。

上野の森美術館

上野の森美術館は、フジサンケイグループが運営する私立の美術館ですが、たびたび人目を惹くような展覧会を催すことでも知られています。たとえば、ツタンカーメン展やフェルメール展などはその代表例と言えるでしょう。

三菱一号館美術館

三菱は様々な企業を傘下に持つこともでも有名ですが、その中の一つである三菱地所は美術館も運営しています。

明治時代、三菱は三菱一号館という貸事務所を運営していました。それを復元させつつ、美術館としても運営できるように建てられたのがこの三菱一号館です。作品を見るだけでなく、明治時代を思わせるレンガ造りの建物に注目してみるのも楽しみ方の一つ。

森美術館

森ビルといえば、六本木ヒルズを立てたことでも知られる不動産会社です。当時の社長であった森稔が、六本木ヒルズをビジネスのために使うのではなく文化も混ぜたビルにしたいと考えていたことから、六本木ヒルズの最上階付近にある53階に森美術館が設置されました。

サントリー美術館

東京ミッドタウンにあるサントリー美術館は、日本の古美術を中心にコレクションしている美術館です。日本史を勉強していれば必ず名前を聞く狩野派や尾形光琳などの絵画、陶器、漆器などが展示されています。

日本の歴史に興味のある方やさらに詳しくなりたい方は、必ず訪れるべき美術館と言えるでしょう。

21_21 DESIGN SIGHT

同じく東京ミッドタウンに作られた美術館として、21_21 DESING SIGHTがあります。特徴的な名前のこの美術館は、従来の美術館のように過去の芸術品を並べるだけでなく、より新しいデザインを生み出す空間として作られました。

そのため、展覧会よりも芸術家たちのトークやワークショップなども頻繁に開催されています。

根津美術館

根津嘉一郎は、今日の東武グループの基礎を作った実業家です。彼は古美術のコレクターとしても知られており、そんなコレクションを展示するために作られたのがこの根津美術館です。

国宝や国の重要文化財が多く収蔵されている美術館で、もしコレクション展が行われるのであればマストでチェックしておきたい美術館と言えます。

東京都写真美術館

写真は、絵画や彫刻などと比べると芸術品とみなされにくい傾向にありました。そんな写真の芸術性を評価するために建てられたのが東京都写真美術館です。

荒木経惟のような世界にも名が知られた日本人写真家のほか、アンリ・カルティエ=ブレッソンのような世界的写真家の作品もコレクションされています。

三鷹の森ジブリ美術館

ジブリファンであれば必ず訪れたいのが、三鷹の森ジブリ美術館です。

ジブリ作品にまつわる展示が数多く行われているほか、宮崎駿さんが夢中になって読んだ絵本や児童書などの紹介も行われているバリエーション豊かな美術館となっています。

東京都庭園美術館

東京都庭園美術館は、皇族である朝香宮邸があった場所に作られています。朝香宮家は戦後皇籍を離脱し、残った建物は吉田茂の自宅となったり、迎賓館となったりと用途が転々とします。

それが1983年に芸術品の展示だけでなく、庭園や茶室を備えた独特な美術館として生まれ変わりました。

SOMPO美術館

SOMPO美術館は、保険会社でもおなじみの日本興亜が運営する美術館です。もともとは日本を代表する洋画家である東郷青児の作品を展示する美術館として建てられました。

現在では、ゴッホの「ひまわり」を買い取った美術館としてのほうが有名かもしれません。

アーティゾン美術館

アーティゾン美術館は、タイヤメーカーブリヂストンの創業者である石橋正二郎が建てたブリヂストン美術館の後継です。

石橋正二郎は世界でも有数のコレクターであり、ピカソやルノワール、モディリアーニなどの世界的芸術家の作品をコレクションしていました。私立美術館としては世界でも屈指のコレクションを誇る美術館と言えるでしょう。

東京国立近代美術館

国立西洋美術館は、海外の作品を中心にコレクションしている美術館ですが、東京国立近代美術館は日本の近代芸術を中心にコレクションしている美術館です。

なかでも、日本を代表する画家岸田劉生の作品を多数コレクションしていることでも知られています。

ちひろ美術館・東京

いわさきちひろは、黒柳徹子が書いた「窓際のトットちゃん」の挿絵を担当したことでも知られる絵本作家です。いわさきちひろの功績を称えるために作られたのがちひろ美術館です。

この美術館では、いわさきちひろの作品だけでなく、世界中の絵本作家の作品もコレクションしています。

アートアクアリウム美術館 GINZA

近年ではアートアクアリウムという新たな芸術ジャンルが注目を浴びつつあります。そんなアートアクアリウムにいち早く目をつけたのが、銀座三越にあるアートアクアリウム美術館GINZAです。

こちらでは、金魚を多数展示しているほか、日本ならではの展示も多数行われています。

すみだ北斎美術館

葛飾北斎といえば、日本のみならず世界でも評価されている浮世絵師です。北斎は現在の墨田区に生まれましたが、そんな彼の作品を展示するためにすみだ北斎美術館は建てられました。

富岳百景はもちろんのこと、世間的にはあまり有名でない北斎作品も鑑賞することができます。

東京おもちゃ美術館

美術館に子どもを連れて行くのを躊躇ってしまうという方には、東京おもちゃ美術館がおすすめ。未就学児や小学生向けのおもちゃの展示はもちろんのこと、大人でも楽しめるようなおもちゃも展示されています。

2024年~最新展覧会情報

ここまで、さまざまな東京の美術館をご紹介してきました。

これらの美術館は豊富なコレクションを持つことで有名ですが、世界から作品を借り受けたうえで大規模な企画展なども定期的に開催しています。

そこでここからは、2024年に開催される注目すべき展覧会についてご紹介してきます。

まず、東京都美術館では8月までジョルジョ・デ・キリコ展が行われています。シュールレアリスムにも大きな影響を与えたデ・キリコの展覧会が日本で開かれるのは10年ぶりで、次の機会はいつになるかわからないため、興味のある方もない方もぜひチェックしておきたい展覧会です。

そのほか、7月から9月にかけて、森美術館の上にある東京シティビューでは、ポール・マッカートニーの写真展も開催されます。ビートルズのプライベート写真も多数展示されるので、ファンならば必ず行くべき展覧会でしょう。

好きな作家目当てに美術館を回るのも良し

今回ご紹介してきたように、東京には実業家のコレクションをもとにした美術館が多数建設されています。好きな芸術家の作品がお近くの美術館にたくさんコレクションされていたということもあるかもしれません。

どの美術館に行くべきか迷うよりも、この作家の作品はどこで見られるのかといったことに注目しながら美術館を探してみるのも良いでしょう。

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