Wi-Fi6E対応のルーターおすすめ8選!選び方を解説・メッシュ対応商品もご紹介
ワイヤレスで高速通信をするときに必要な「Wi-Fi6E対応ルーター」。接続が途切れにくく安定した速度が出るので、動画やゲームもストレスなく楽しめます。本記事では、TP-Linkやバッファローなどから販売されている、おすすめのWi-Fiルーターをご紹介します。メッシュWi-Fi対応の商品もあるので要チェックですよ。
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Wi-Fi 6Eとは
Wi-Fi 6E(ワイファイ・シックス・イー)とは、従来の2.4GHz・5GHzに加えて6GHzの周波数帯も加わったWi-Fi 6の拡張版です。6GHzの周波数帯が加わったことで、より高速なデータ通信が可能になりました。
Wi-Fi 6Eの特徴
Wi-Fi 6Eには次のような特徴があります。
- 安定した高速通信が可能
- 混雑や干渉が少ない
- 通信が切断されにくい
Wi-Fi 6Eは、2020年に登場した新しい規格です。Wi-Fi 6Eから利用できるようになった6GHz帯は、従来の2.4GHz・5GHz帯に比べて通信速度が速く、通信速度の遅い端末の影響で速度が落ちる心配も少ないとされています。
また、6GHz帯はWi-Fi専用の周波数帯なので、5GHz帯の一部を利用する気象レーダーなどの影響を受けにくいのもうれしいポイントです。
従来のWi-Fiルーターには、レーダーからの干渉を防ぐために「DFS」という機能が搭載されていましたが、その影響で接続が切れてしまうこともありました。しかし、6GHz帯が解放されたことでDFSが不要になったため接続が途切れにくくなっています。
さらに従来の5GHz帯では、選択できる高速通信チャンネルは2つしかありませんでしたが、6GHz帯では3つのチャンネルから選択できます。これにより干渉が少ないチャンネルを選んで快適な通信ができるのもWi-Fi 6Eの大きな特徴です。
Wi-Fi 6E対応ルーターの選び方
ここからは、Wi-Fi 6E対応ルーターの選び方を解説します。ネットワーク機器に詳しくない人も、次のポイントを押さえれば自分に合ったWi-Fi 6E対応ルーターが選べますよ。
1.居住環境に合ったルーターを選ぶ
Wi-Fi 6E対応ルーターを選ぶ際は、居住環境に合ったものを選びましょう。戸建てか集合住宅かだけでなく、部屋の間取りも踏まえて選んでくださいね。
アパート・マンションのワンルーム
ワンルームのアパート・マンションなら、Wi-Fi 6対応のルーターがおすすめです。Wi-Fi 6は2019年に登場した規格で、理論上では従来の5GHz帯より1.4倍速いスピードで通信できるとされています。
ワンルームの部屋なら、そこまで高性能なルーターは必要ありません。価格とのバランスを考えると、Wi-Fi 6・2ストリーム・80MHzのルーターで十分です。
なおルーターには、アンテナ外付けタイプとアンテナ内蔵タイプがあります。アンテナ内蔵タイプならよりコンパクトなので、ワンルームでも置き場所にも困りませんよ。
マンションの3LDK・4LDK
3LDK・4LDKのマンションなら、Wi-Fi 6対応のルーターを選ぶとストレスなくWi-Fiを利用できます。たくさんの機器をつないでも通信速度が落ちにくいので、スマホだけでなくPCやゲーム機なども気兼ねなく接続できますよ。
また、ビームフォーミング機能やMU-MIMOに対応しているかどうかもチェックしたいポイント。これらの機能を搭載した機種は通信が安定しやすく途切れにくいため、一度にたくさんの通信機器を接続しても通信環境を保ちやすいのが魅力です。
戸建ての2階・3階建て
2階・3階建ての戸建てに住んでいるなら、Wi-Fi 6E・メッシュWi-Fi対応のルーターがよいでしょう。3つの周波数帯を使い分ければ、より安定した高速通信ができます。
同時に、メッシュWi-Fi対応かどうかも、チェックしておくことが大切です。メッシュWi-Fi対応のルーターなら、ルーター本体から離れた場所に子機を設置することで電波が届く範囲を広げられます。そのため、部屋を移動しても通信環境が変わりにくく、シームレスに高速通信が利用できますよ。
2.ストリーム数・帯域幅で選ぶ
Wi-Fi 6E対応ルーターを選ぶときは、ストリーム数・帯域幅もチェックしましょう。ストリーム数と帯域幅は、複数の通信機器を同時に接続したときの通信速度に影響します。
2人以上なら4ストリーム・160MHz
2人以上で使うなら、4ストリーム・160MHzのルーターがおすすめです。ストリームとは通信経路の数のことで、帯域幅は通信経路の幅のことを指します。ストリーム数が多く、帯域幅が広いほど、同時に複数の機器を接続しても通信速度が低下しにくいですよ。
テレビやロボット掃除機など、Wi-Fi接続できる機器が多い人にも4ストリーム・160MHzのルーターをおすすめします。
一人暮らしなら2ストリーム・80MHz
一人暮らしなら2ストリーム・80MHzのルーターでも十分快適に使えます。4ストリーム・160MHzのルーターに比べると通信経路の数が少なく幅も狭いですが、接続する機器の数が限られているので、このスペックでも通信速度が落ちてストレスを感じることは少ないでしょう。
手頃な価格のものも多く市販されているので、費用を抑えながらWi-Fi環境を整えたい人にぴったりですよ。
部屋数が多い・広い部屋ならメッシュWi-Fi
戸建ての広い家に住んでいるなら、メッシュWi-Fiに対応したルーターがおすすめです。複数のルーターを組み合わせて電波が届く範囲を広げられるので、家のどこにいても高速通信ができますよ。
メッシュWi-Fiの規格には、標準規格である「Wi-Fi EasyMesh」とメーカー独自規格の2種類があります。異なるメーカーのルーターでメッシュWi-Fiを利用したい場合は「Easy Mesh」規格のルーターを選びましょう。同じメーカーのルーターでメッシュWi-Fiを利用するなら、TP-Linkの「One-Mesh」やエレコムの「e-Mesh」といったメーカー独自規格のルーターが適しています。
3.セキュリティ面で選ぶ
インターネットを利用するなら、セキュリティ面にも気を配りたいもの。Wi-Fi 6E対応ルーターを購入する際は、セキュリティ面がしっかりしているものを選びましょう。
ファームウェアの自動更新
Wi-Fiルーターには、デバイスを動かすために「ファームウェア」というソフトがインストールされています。ファームウェアのバージョンが古くなると、乗っ取りや情報流出のリスクが高くなってしまうので、こまめに更新することが大切です。
しかし、手動でファームウェアをこまめに更新するのは少し面倒ですよね。少しでも手動で更新する手間を省きたいなら、ファームウェアの自動更新機能があるルーターを選ぶのがポイントです。自動更新機能があれば、管理画面で設定するだけでファームウェアを自動で常に最新の状態に保ってくれますよ。
セキュリティサービス
Wi-Fi 6E対応ルーターのなかには、月額料金を支払うことでセキュリティサービスが利用できるものもあります。公式サイトなどから申し込むだけで、ネットワークへの侵入防止やルーターに接続されている機器の保護、不正サイトへのアクセスブロックなどのサービスが受けられますよ。
「PCに詳しくない」「自分でネットワークのセキュリティ管理をするのは不安」という人は、セキュリティサービス付きのルーターを選ぶと安心です。
4.通信が安定する機能で選ぶ
どんなに高速通信が可能でも、通信が安定しないと使っているうちにストレスが溜まってしまいます。Wi-Fi 6E対応ルーターを選ぶときは、通信が安定する機能の有無や種類も忘れずにチェックしてくださいね。
バンドステアリング機能
バンドステアリング機能とは、複数の通信機器を接続した際に自動で空いている周波数帯に接続先を振り分ける機能です。
バンドステアリング機能付きのルーターなら、接続先が2.4GHz帯・5GHz帯のどちらかに偏ることがないので、よりスムーズに高速通信が利用できますよ。
メーカーによっては、バンドステアリング機能のことを「スマートコネクト」などの独自名称で呼んでいることがあります。詳しくはパッケージを確認してみましょう。
トライバンド機能
トライバンド機能とは、3つの周波数を同時に利用できる通信方式のことです。通常のWi-Fiルーターは2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数を利用します。トライバンドはそこにもうひとつ5GHzが加わるため、たくさんの機器を接続しても通信速度が落ちにくいのがメリットです。
スマホやPC、ゲーム機器のほか、スマート家電などたくさんの機器を接続する人にはトライバンド機能を搭載したルーターがおすすめですよ。
ビームフォーミング機能・MU-MIMO
ビームフォーミング機能やMU-MIMOは、通信を安定させる機能です。ビームフォーミング機能搭載のルーターは、接続する機器の位置に合わせて適した電波を送信するため、壁や家具などの物理的な障害の影響を受けにくい特徴があります。
さらにMU-MIMOを搭載しているなら、ビームフォーミング機能と連携して電波干渉を抑えてくれるので、通信速度が安定しやすいですよ。
IPv6対応
IPv6は、インターネットの通信規格である「Internet Protocol Version 6」のことを指します。従来の規格(IPv4)で使われていたPPPoE方式の接続に加え、より回線が混雑しにくいIPoE方式にも対応しているため、回線混雑による通信速度の低下が起きにくいです。
ただし、IPv6を利用するには、契約しているプロバイダがIPv6サービスを提供している必要がありますす。事前にプロバイダの公式サイトや契約書面で確認しておきましょう。
QoS機能
QoS機能を搭載しているルーターは、ネットワークゲームやオンライン会議をすることが多い人におすすめです。
QoSとは「Quality of Service」の略称で、接続する機器の優先順位を決められる機能のことをいいます。ゲーム機器やPCなどの優先順位を高く設定しておけば、複数の機器を接続しているときでも安定して高速通信が利用できますよ。
Wi-Fi 6E対応のルーターおすすめ8選
ここからは、おすすめのWi-Fi 6E対応のルーターをご紹介します。接続する機器の数や部屋の広さなども踏まえて、自分に合った1台を選んでくださいね。
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商品情報
重さ:約650g(本体のみ)
アンテナタイプ:内蔵タイプ
ストリーム数:6ストリーム
帯域幅:160MHz
バンド数:トライバンド
セキュリティサービス:〇
メッシュWi-Fi:〇(EasyMesh)
古いルーターから簡単に入れ替えられるのが魅力の1台。プロバイダー接続情報を含む設定をほぼまるごと移動できる「スマート引っ越し」に対応しているので、バッファロー製のルーターを使っていた人は面倒な設定をすることなくすぐに使いはじめられます。干渉波を回避してつながる独自機能を搭載しているため、通信が安定しているのも魅力です。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
重さ:-
アンテナタイプ:内蔵タイプ
ストリーム数:6ストリーム
帯域幅:160MHz
バンド数:トライバンド
セキュリティサービス:〇
メッシュWi-Fi:〇(EasyMesh互換)
縦置き・壁掛けに対応したコンパクトなルーターです。6ストリームで、たくさんの機器を接続しても通信速度が落ちにくいですよ。内蔵型ハイゲインアンテナがWi-Fiの電波を遠くまで飛ばすので、中継機器を設置しなくても家中シームレスにつながるのもうれしいポイント。EasyMeshと互換性があるので、メッシュWi-Fiの構築も簡単です。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
重さ:約540g(本体のみ)
アンテナタイプ:内蔵タイプ
ストリーム数:-
帯域幅:-
バンド数:トライバンド
セキュリティサービス:×
メッシュWi-Fi:-
4K動画ストリーミングやオンラインゲームも快適に楽しめる1台です。IPv6 IPoEインターネット接続に対応しているため、回線の混雑を気にせずストレスフリーに高速通信が利用できます。面倒な初期設定をせずにルーターを買い替えられる「らくらく引っ越し機能」を搭載しているのもうれしいですね。ウイルス感染リスクや情報漏洩リスクを下げるセキュリティーWi-Fi(通信分断機能)も搭載しています。
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商品情報
重さ:約610g(本体のみ)
アンテナタイプ:内蔵タイプ
ストリーム数:-
帯域幅:160MHz
バンド数:トライバンド
セキュリティサービス:×
メッシュWi-Fi:〇(EasyMesh)
デスクの上に置いても邪魔にならないコンパクトなルーターです。専用アプリを使えば簡単にセットアップできますよ。EasyMeshでメッシュWi-Fiを構築する際は、コントローラおよびエージェントを有線またはWPSで接続するだけで自動で設定が完了します。同時に30台まで接続できるので、スマート家電が多い家庭にもおすすめですよ。
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商品情報
重さ:約1515g
アンテナタイプ:外部アンテナタイプ
ストリーム数:12ストリーム
帯域幅:160MHz
バンド数:トライバンド
セキュリティサービス:〇
メッシュWi-Fi:〇(Easy Mesh)
外付け「トリプルバンドダイポールアンテナ」でより強力に電波を飛ばせるルーターです。INTERNET / LAN 10Gbps対応ポート搭載で、有線接続でも高速通信が利用できます。接続する機器をサイバー攻撃から守る「ネット脅威ブロッカー2 プレミアム」のライセンスが付属しているので、Wi-Fiのセキュリティに不安がある人はチェックしてみてくださいね。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
重さ:-
アンテナタイプ:高性能固定アンテナタイプ
ストリーム数:6ストリーム
帯域幅:-
バンド数:トライバンド
セキュリティサービス:
メッシュWi-Fi:〇(One Mesh)
最大で5400Mbpsの高速通信が可能なメッシュWi-Fi対応のルーターです。4K/8KストリーミングやAR/VRゲームもストレスなく楽しめます。最大100台まで接続できるので、接続する機器が多い家庭にもぴったり。本体裏面のUSB 3.0ポートに外付けSSDなどを接続しておけば、パーソナルクラウドストレージとしても活用も可能です。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
重さ:-
アンテナタイプ:内蔵タイプ
ストリーム数:6ストリーム
帯域幅:-
バンド数:トライバンド
セキュリティサービス:〇
メッシュWi-Fi:〇
コンパクトなメッシュWi-Fi対応ルーターです。TP-LinkのDecoシリーズなら、機種を問わず組み合わせてメッシュWi-Fiが構築できます。最大で200台の機器が接続できるのもうれしいですね。TP-Linkのプレミアムセキュリティサービスが標準搭載されているので、ネットワークセキュリティに気を配りたい人にもぴったりですよ。
Amazonカスタマーレビュー
商品情報
重さ:-
アンテナタイプ:内蔵タイプ
ストリーム数:16ストリーム
帯域幅:-
バンド数:トライバンド
セキュリティサービス:〇
メッシュWi-Fi:〇
アプリの表示に沿って進めるだけで簡単にメッシュWi-Fi環境が構築できます。16ストリームWi-Fiで、同時にたくさんの機器を接続しても通信速度が落ちにくく、快適に利用できるのが魅力です。10Gbpsポートと2つのギガビットポートで高速有線接続を利用できるのもポイント。Amazon AlexaとGoogleアシスタントにも対応しており、音声で一部の機能を操作できます。
おすすめ商品比較表
バッファロー バッファロー WiFi ルーター Wi-Fi 6E WSR-5400XE6/N | TP-Link TP-Link 無線LAN WiFi 6E ルーター Archer AXE5400 | エレコム(ELECOM) エレコム 無線LAN WiFi ルーター Wi-Fi6E AX5400 WRC-XE5400GSA-G | バッファロー バッファロー WiFi ルーター Wi-Fi 6E WNR-5400XE6/N | バッファロー バッファロー WiFi ルーター Wi-Fi 6E WXR-11000XE12/N | TP-Link TP-Link WiFi 無線LAN ルーター Wi-Fi 6E Archer AXE75/A | TP-Link TP-Link WiFi 6E ルーター Deco XE75/A 2-pack | TP-Link TP-Link WiFi 6E ルーター メッシュWi-Fiシステム Deco XE200 1-pack | |
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Wi-Fi6E対応のルーターでネット環境をグレードアップ
Wi-Fi 6E対応のルーターを購入するときは、自宅の広さや接続する機器の台数などを踏まえて選びましょう。戸建ての広い家で利用するなら、メッシュWi-Fiに対応したものがおすすめです。安定した高速通信が魅力のWi-Fi 6E対応ルーターで、ネット環境をグレードアップしましょう。