戸建てにおすすめの光回線をご紹介!通信速度やメリット・デメリットも解説
光回線は会社によって対象エリアや使用している回線の種類が異なるため、どの光回線を選べば良いのかわからないと悩む方もいるのではないでしょうか。この記事では、光回線の選び方のポイントに触れながら、NURO光やドコモ光など「戸建てにおすすめの光回線」をご紹介します。光回線の新規契約または乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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光回線とは
光回線とは、光ファイバーを利用した通信回線を指します。光の屈折や反射を利用してデータの送受信を行うため、従来の電話回線といったほかの回線よりも通信速度が速く、長い距離に対応しているといわれています。
光回線でインターネットを利用するには、インターネット接続サービスを提供しているプロバイダの利用も必要です。
光回線のメリット
光回線は、電話回線といったほかの回線と比べて、通信速度が速く安定しています。大容量のデータをダウンロードすることはもちろん、複数のプレイヤーが集まるオンラインゲームも快適に遊べるでしょう。
基本的にどのプランも通信容量に制限がなく、月額制で使い放題となるため、容量を気にせずたっぷりインターネットを使いたい方にも適しています。
光回線のデメリット
新規で光回線を設置する場合、工事が必要になります。契約からインターネット開通まで1ヶ月程度かかる場合もあります。
できるだけ早くインターネット環境を整えたい、なるべくコストを安く抑えたい方には不向きでしょう。
光回線の選び方
光回線は会社によって提供エリアや回線の種類などが異なるので、自分の家や都合に合った回線を選ぶことが大切です。光回線の選び方のポイントについてくわしく解説します。
提供エリア・地域で選ぶ
光回線によってサービスを提供しているエリアや地域が異なるため、まずは自分の家で使えるかどうか確認することが大切です。フレッツ光(光コラボレーション含む)は全国規模での利用が可能ですが、ダークファイバーを利用しているNURO光やauひかりなどの独自回線は、フレッツ光ほど対応エリアが広くありません。
また、ピカラ光(四国限定の光回線)といった特定の地方のみ利用できる光回線もあるので、自分の住む地域に合っているかどうかチェックが必要です。
家のタイプで選ぶ
光回線は家のタイプに応じてプランが設定されているので、家に合った方を選ぶのがおすすめです。一方で、家のタイプによって回線の特徴が異なり、場合によってはタイプとは異なる回線を引く必要があることも考えられます。
戸建て
戸建てタイプは近くの電柱から光ファイバーを引き込む工事をすることで、1つの家で1本の光回線を独占して利用できます。そのため回線が混雑しにくく、安定した通信速度でインターネットの利用が可能です。一方で、マンションよりも月額料金が高くなりやすい傾向にあります。
マンション
マンションタイプは、1本の光回線を各部屋と共有して使う仕様です。そのため、入居者が同時にインターネットを利用すると混雑し、通信速度が遅くなりやすいのがネックです。
一方で、通信速度の速さを求めるためにマンションで戸建てタイプを利用する方や、マンションそのものに光回線の設備がないことを理由に、戸建てタイプを使わざるを得ないケースなどもあります。
光回線の種類で選ぶ
光回線には大きく分けて4つの種類があるため、自分の用途に合った回線を選ぶことが大切です。それぞれの種類の特徴について解説します。
フレッツ光
フレッツ光はNTT東日本・NTT西日本が提供している光回線です。国内大手の電気通信事業者であるNTT東日本・NTT西日本が管理しているため、信頼性の高さに定評があります。また、対応エリアは全国規模なので、地方在住の方も比較的使いやすいのも魅力です。
光コラボレーション
光コラボレーションとは、NTT東日本・NTT西日本が提供している光回線のサービスを借り、事業者独自の特典やサービスを付随させた光回線サービスです。ドコモ光やソフトバンク光などが光コラボレーションに該当します。
回線を所有しているわけではないため比較的料金が安く、プロバイダを別途契約する必要がない点がメリットとして挙げられます。
ダークファイバー
ダークファイバーとは、NTT東日本・NTT西日本が所有している光回線のうち、各社で使われていない回線を指します。
NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光は全国規模で展開されていますが、所有しているすべての回線を使っているわけではありません。未使用の回線を使い、独自回線としてサービスを提供しているのがNURO光やauひかりなどのダークファイバーなのです。
フレッツ光・光コラボレーションの利用者と混在しないため、回線が混雑しにくく、高速かつ安定した通信速度が期待できます。
電力会社系の光回線
電力会社系の光回線は、電力を提供するために使われている回線を通信回線として使用しているのが特徴です。eo光やコミュファ光が電力会社系の光回線に該当します。
フレッツ光や光コラボレーションよりも利用者が少なく、回線が混雑しにくいのがメリットです。また、電力サービスとセットで使うと割引が適用されるといったお得な特典が用意されている場合もあります。
月額料金で選ぶ
戸建ての光回線の月額料金はおよそ5,000円前後です。基本料金が安い光回線を選ぶ場合は、4,700円前後が相場です。
基本料金が平均値であっても、スマホとセットで割引が適用される会社もあるので、ほかの通信サービスと合わせてお得になるかどうか考えると良いでしょう。
通信速度で選ぶ
光回線を選ぶときには、「みんなのネット回線速度」で実際の通信速度をチェックすることをおすすめします。光回線は主に1Gbpsや2Gbps、10Gbps(※一部のエリアのみ)などのプランを扱っていますが、これはあくまで理論値(ベストエフォート)の通信速度であり、実際の速度を保証するものではありません。
そのため、実際にどの程度の通信速度が出ているのか調べるには、ユーザーが計測した通信速度を投稿できるサイト「みんなのネット回線速度」にて、平均値をチェックすると良いでしょう。より高速で安定した通信速度を求める方は、独自回線のNURO光やauひかりが適しています。
工事費はかかる?
光回線を新たに設置する場合、20,000円~45,000円程度の工事費が発生する可能性が高いです。フレッツ光や光コラボレーションは20,000円前後ですが、NURO光やauひかりなどのダークファイバーになると40,000円以上かかる場合があります。
フレッツ光と光コラボレーション間の乗り換えであれば、使用している回線が同じなので工事をする必要がなく、費用を安く抑えられるでしょう。新規契約で工事費を安くしたい方は、工事費無料キャンペーンを実施している光回線を選ぶことをおすすめします。
キャッシュバック額で選ぶ
光回線は会社によってさまざまなキャンペーンを実施しており、契約時にキャッシュバックがもらえることもあります。キャッシュバックの金額は光回線によって異なるので、還元額がよりお得な回線を選ぶこともおすすめです。
また、同じ光回線でも公式とは別に、複数の代理店が契約手続きを代行していることがあり、代理店によって特典内容が変わる場合もあります。キャッシュバック金額と条件をチェックし、よりお得な代理店で申し込むと良いでしょう。
戸建てにおすすめの光回線
戸建てにおすすめの光回線を5社紹介します。それぞれの回線の特徴やメリットについて触れていくので、ぜひチェックしてください。
auひかり
auひかりはKDDI株式会社が運営している光回線であり、ダークファイバーを使用した独自回線のサービスを提供しています。1Gbpsのプランのほかに、10Gbps・5Gbps(※東京・神奈川・埼玉・千葉の一部エリアのみ)の高速プランの取り扱いもあります。
auやUQモバイルのスマホとセットで使うと最大1,100円の割引が適用されるため、auやUQモバイルのスマホを利用している方にお得です。ただし、提供エリアが限られており、中部・関西・沖縄は対象外なので注意が必要です。
NURO光
NURO光は、SONYが運営している光回線であり、ダークファイバーを使用した独自回線のサービスを扱っています。従来のプランも最大2Gbpsと、ほかの光回線(1Gbps)よりも速いプランがあるのが特徴です。
初年度の基本料金が980円や最大43,000円分のキャッシュバックなど、お得な特典が充実しているのも魅力です。工事費は44,000円と高額ですが、36回の分割で実質無料になります。
対応エリアは基本的に全国規模となっていますが、対象に含まれる都道府県内でも、都市部を離れるとエリア外になる可能性があるので注意が必要です。また東北地方は、10Gbpsプランのみ対応しています。
ドコモ光
ドコモ光はNTTドコモが運営している光コラボレーションであり、対応エリアはフレッツ光と同じです。全国規模で利用できるため、他社の光回線でエリア外になってしまう方も比較的使いやすいのではないでしょうか。
プランは1Gbpsと10Gbpsの2種類あり、10Gbpsの対応エリアは1Gbpsよりも狭いので注意しましょう。ドコモのスマホとセットで使うと、スマホ料金から最大1,100円割引となる「ドコモ光セット割」が利用できます。
ソフトバンク光
ソフトバンク光はソフトバンク株式会社が運営している光コラボレーションであり、使用回線も対応エリアもフレッツ光と同じです。プランの中にプロバイダが含まれているため、別途プロバイダを契約する必要はありません。
プランは1Gbpsと10Gbpsの2種類があり、1Gbpsは幅広いエリアで利用できます。ダークファイバーの光回線でエリア外だった方も、フレッツ光と同じ対応エリアのソフトバンク光であれば、使える可能性があります。
また、ソフトバンクのスマホとセットで使うと最大1,100円、ワイモバイルのスマホとセットで使うと最大1,650円、スマホ料金からの割引が可能です。スマホと合わせて通信費を安く抑えたい方におすすめです。
eo光
eo光は、関西電力グループの株式会社オプテージが運営している電力会社系の光回線です。フレッツ光・光コラボレーションの回線とは異なり、1Gbps、5Gbps、10Gbpsの3つのプランがあります。
eo光には3種類のスマホセット割があり、auまたはUQモバイルであれば最大1,100円、mineoであれば最大330円の割引が適用されます。ただし、eo光のエリアは関西・北陸の一部都道府県のみ対応しており、中部や関東では利用できないので注意が必要です。
特典と速度を重視したい方は光回線がおすすめ!
光回線は会社によって提供エリアや通信速度、使用している回線の種類など特徴が大きく異なります。光回線を選ぶときは、住んでいる場所が対応エリアなのか、通信速度が自分の用途に適しているか、キャッシュバックなどの特典はあるのかなどをチェックすることをおすすめします。
自分に合った光回線を契約し、快適にインターネットを利用しましょう。