ジャッキのおすすめ11選!ガレージでのタイヤ交換や緊急時の車載用アイテム
自動車整備に欠かせない「ジャッキ」は、作業をスムーズにする工具です。種類によっては女性でも車を持ち上げられ、簡単にタイヤ交換ができます。本記事ではコンパクトで車載しやすいパンタジャッキや、車高の高い車にピッタリのボトルジャッキなどをご紹介します。また失敗しない選び方も解説しているので、参考にしてください。
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【ジャッキの基本】主な種類には何がある?
自動車整備に使用するジャッキは、安定性のあるフロアジャッキ、コンパクトで携帯性に優れたパンタジャッキ、高い耐荷重性能を持つボトルジャッキの3タイプがあります。作業内容や使用環境に応じてジャッキを選択することで、整備作業が楽になりますよ。
自宅でのタイヤ交換に便利!フロアジャッキ
フロアジャッキは、油圧システムを利用して車両を持ち上げる整備用工具で、頑丈な作りと安定性の高さが特徴です。レバーを上下に動かすだけで大きな力を発生させられ、専用の設備がない自宅でも手軽にタイヤ交換や車の整備が可能になります。
持ち運びは少し大変ですが、自宅やガレージでの整備作業にはおすすめです。耐荷重や最低地上高を確認して、愛車に合った製品を選びましょう。
コンパクトで車載しやすい!パンタジャッキ
パンタジャッキは小型軽量で車載に適しており、緊急時のタイヤ交換に重宝します。特に油圧式は、フロアジャッキと同様のポンピング操作で簡単に車体を持ち上げられ、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
またパンタジャッキには機械式もあります。こちらはハンドルを回転させて車体を持ち上げる仕組みのため、操作に慣れや体力が必要です。
コンパクトながら十分な性能があり、トランクに常備しておけば万が一のパンクにも迅速に対応できる実用的な工具です。
SUVなど車高の高い車に!ボトルジャッキ
ボトルジャッキは、その名の通りボトルのような形状をした油圧式または機械式のジャッキです。油圧シリンダーやネジシリンダーを使用して垂直に持ち上げる構造。コンパクトながら高い耐荷重性能を持ち、SUVやRVなど車高の高い車両の整備に適しています。
小型で持ち運びやすく収納スペースを取らないため、車載工具としても注目されています。ただし、作業スペースが限られるため、使用する場所や状況を考慮して選びましょう。
ジャッキの選び方
ジャッキはたくさんの種類があるので、どのように選べばよいのか迷う方も多いでしょう。ここでは5つのポイントをご紹介します。
- 車種や用途に合った種類で選ぶ
- ジャッキの動力方式で選ぶ
- 車の耐荷重で選ぶ
- 持ち上げ可能な高さをチェックする
- 安全性や信頼性のあるメーカーで選ぶ
1.車種や用途に合った種類で選ぶ
車のジャッキ選びで大切なのは、車との相性です。車体にはジャッキアップのための専用ポイントが設けられており、これに合ったジャッキを選ばないと車体を損傷する恐れがあります。
取扱説明書で指定されたジャッキポイントを確認し、車種に合った製品を選択することが不可欠です。また、ローダウン車やオフロード仕様車など特殊な車両の場合は、それらに対応した専用設計のジャッキを選ぶ必要があります。
2.ジャッキの動力方式で選ぶ
ジャッキには大きく分けて4つのタイプがあります。用途や作業環境に応じて必要なタイプを選択しましょう。ここでは手動式、エア式、油圧式、電動式をそれぞれ詳しく解説します。
手動式
手動式ジャッキは、人力でハンドルを回転させて車体を持ち上げるシンプルな構造です。小型軽量で持ち運びやすいタイプが多く、電源を必要としないため場所を選ばず使用できます。価格も手頃で気軽に購入できるのが魅力。
ただし、持ち上げる機能には限界があるため、主に軽自動車や小型車での使用に適しています。大型車には向きませんが、手軽で基本的な整備工具として重宝しますよ。
エア式
エア式ジャッキは、圧縮空気の力を利用して車体を持ち上げる整備機器です。強力なパワーと素早い動作が特徴で、多くの車両を扱う整備工場やスピードが要求されるレースチームなどのプロフェッショナルな現場で重宝されています。
ただし、使用するにはエアコンプレッサーと電源設備が必要になるタイプがあるので注意してください。高い作業効率と信頼性を備えていますが、基本的に設備投資が必要なため、主にプロの現場での使用が中心となっています。
油圧式
油圧式ジャッキは油圧の力を利用することで、少ない力で効率的に車体を持ち上げられる便利な整備工具です。レバー操作だけで重い車両も楽に持ち上げられ、力の弱い方でも安全に作業ができます。
ただし、本体が重く、持ち運びには不向きという特徴があります。そのため、自宅やガレージでの定期的なメンテナンス作業にはおすすめですが、緊急時の車載用ジャッキとしては適していません。
電動式
電動式ジャッキは、電気モーターの力で自動的に車体を上げ下げできる便利な整備工具です。ボタンの操作だけで作業が完了するため、体力的な負担が少なく、誰でも簡単に使用できます。
充電式は場所を選ばず自由に作業できる利点がありますが、充電が必要です。一方、電動式にはコード式もあります。
コード式は比較的安く安定した電力供給が得られますが、コードの取り回しに注意が必要です。そのため、電動式を選ぶなら作業環境や使用頻度を考慮するようにしましょう。
3.車の総重量も確認!耐荷重で選ぶ
ジャッキ選びで大切なのは耐荷重と安定性です。車両の重量を十分にカバーできる耐荷重を持つジャッキを選ぶことは、作業の安全性を確保する上で不可欠です。耐荷重が不足するとジャッキの破損だけでなく、事故につながる恐れがあります。
接地面積が広く、専用ベースプレートやゴムパッドを備えたモデルであれば、不整地での作業時も安定した支持力を発揮します。現在所有している車の総重量を確認してから購入しましょう。
4.持ち上げ可能な高さをチェック
ジャッキの持ち上げ高さの限度と最低地上高は、車種に合わせて慎重に選ぶ必要があります。車高の高いSUVやオフロード車では、十分な高さまで持ち上げられないかもしれません。反対にローダウン車では、標準的なジャッキが車体下に入らないことがあります。
そのため、所有している車の車高を事前に測定し、選ぶジャッキの持ち上げ高さと最低位置が適合しているか必ず確認しましょう。
ローダウン車なら最低位が9cm以下を!
車高の低いスポーツカーやローダウン車を所有している方は、ジャッキの最低位を確認しましょう。最低位とは、ジャッキを車両の下に設置する際に必要な最小の高さを指し、この値が小さいほど低車高の車両でも使用が可能です。
車検基準では車高が最低でも9cm以上と定められているため、ジャッキの最低位が9cm以下の種類を選べば、ほとんどの車種に対応できます。
5.安全性や信頼性のあるメーカーで選ぶ
ジャッキの安全性と信頼性は作業する方の命を守る大切な要素です。油圧式、電動式、エア式は手動式と比べて性能が優れており、より安定した動作と安全性を確保できます。また国内メーカーの製品は高い品質基準で製造されており、信頼といった面でおすすめです。
もし海外製品を検討する場合は、実際の使用者の評価やレビューを十分に確認することが重要です。品質や安全性を重視した選択をすることで、整備作業時の事故リスクを抑えられます。
ジャッキのおすすめ11選
ここからはジャッキのおすすめ商品を11点ご紹介します。愛車と相性のよいジャッキを見つけてくださいね。
フロアジャッキ
フロアジャッキは、自動車やバイクなどの車両を持ち上げるための油圧式の工具です。地面に置いて使用し、ハンドルを上下に動かすことで内部の油圧シリンダーが作動し、アームが上昇し車体を持ち上げます。ここではおすすめのフロアジャッキを5点ご紹介します。
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パンタジャッキ
パンタジャッキはひし形の車載用ジャッキで、中央のネジを回転させることでひし形部分が伸縮し、車体を持ち上げる仕組みになっています。
構造がシンプルで軽量コンパクト、収納性に優れているため、多くの自動車メーカーが標準工具として採用ししていることが多いです。ここでは4つのパンタジャッキをご紹介します。
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ボトルジャッキ
ボトルジャッキは円筒形で、側面にレバーを備えた小型の工具です。ここでは2つのボトルジャッキをご紹介します。
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目的に合わせたジャッキを選んで愛車を守ろう!
自動車整備には目的に応じてジャッキを選ぶのが大切です。フロアジャッキは安定性と作業性に優れ、パンタジャッキは携帯性が高く、ボトルジャッキは小型で強力という特徴があります。用途に合わせて適切なジャッキを選択することで、安全かつ効率的な作業が可能になりますよ。