ドコモのirumo（イルモ）にデメリットはある？気になる新料金プランについて解説

ドコモの新料金プラン「irumo（イルモ）」には低容量プランが用意されており、毎月の料金がお手頃になるのが魅力です。回線の品質、割引やポイント付与など注意点があるか気になる方もいるでしょう。本記事では、irumoの概要、メリット・デメリットなどを解説するので、irumoを検討している方はぜひ参考にしてください。

※この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。

irumo（イルモ）は、2023年7月1日から始まったドコモの新料金プランです。毎月のスマートフォン代を、できるだけ安くしたいというユーザーニーズに対応するために誕生しました。

データの利用量が少なく、お手頃な料金を求める方にぴったりのプランです。ここでは、irumoの料金プラン、通信速度、通話サービスなどの概要をご紹介します。

irumoの特徴は、リーズナブルな料金設定です。

2024年7月時点での新料金プランは、0.5GBプラン、3GBプラン、6GBプラン、9GBプランの4つです。ギガ容量に合わせて、希望のプランを自由に選べます。

各プランの月額料金（税込）は以下の通りです。

ギガ容量が少ないほど月額の基本料金が安くなるのがirumoの料金プランの特徴です。

データ通信をほとんど使わない方であれば、500円台と格安料金で利用できますよ。毎月のデータ通信の使用量が9GB以内に足りる方にとっては、お得な料金プランといえるでしょう。

また、irumoの基本料金には、データ通信料金が含まれているのも特徴です。契約したデータ通信量を超過した場合は速度制限がかかりますが、料金が自動で高くなってしまう心配はありません。

先述した通りirumoは料金の安さが魅力ですが、料金が安いと通信速度が遅くなったり品質が悪くなったりするのではと、心配になる方もいるでしょう。

ドコモの公式ホームページには、irumoの通信速度は、eximo（エクシモ）やahamo（アハモ）と同程度と記載されています。irumoは、ドコモの通信回線を使用しているので、高品質な通信が期待できるでしょう。

ただし、irumoは料金プランによって通信速度が異なります。

3GBプラン、6GBプラン、9GBプランの3つのプランはeximoやahamoと同じ通信速度ですが、0.5GBプランについては通信速度が最大で3Mbpsとなっています。

また、0.5GBプランは、4G（LTE）ネットワークのみの利用となっており、5Gは利用できません。高速通信を期待する方や5Gを利用したい方は、0.5GB以外のプランを検討しましょう。

irumoの音声通話料金は、どのプランも同じ料金です。

毎月の基本料金のほかに、30秒あたり22円（税込）の通話料金がかかります。通話料金を節約したい場合は、オプションサービスを追加しましょう。

irumoで利用できる音声通話オプションサービスは、5分通話無料オプションと、かけ放題オプションの2つです。

5分通話無料オプションは、月額880円で5分以内の通話が無料となるサービスです。利用回数に制限がなく何度でも利用できるため、通話時間が短い方にとってお得なサービスと言えます。

ただし、1回あたりの通話時間が5分を超えた場合は、30秒あたり22円の通話料が発生します。

かけ放題オプションは、月額1,980円で国内通話料金が無料になるサービスです。通話時間や回数の制限がないため、毎月の国内音声通話時間が多い方にはお得といえます。

irumoは料金の安さが魅力ですが、デメリットもあります。契約する前に、どのようなデメリットがあるのかを理解しておきましょう。

ここでは、irumoの4つのデメリットを解説します。

irumoのデメリットは、家族間でも通話料金が発生することです。

ドコモには、ファミリー割引が用意されており、主回線から三親等以内の家族であれば国内通話料金が無料となります。離れて暮らす家族や事実婚、同性パートナーなども割引の対象です。

irumoはこのファミリー割引が適用外なため、家族間でも通話時に30秒あたり22円の料金がかかります。

家族へ電話をかけることが多い方は、5分通話無料オプションや、かけ放題オプションなどの音声オプションサービスを検討しましょう。

なお、irumoはファミリー割引のカウント対象（0.5GBプランのみ対象外）です。

eximoやギガプランなどを契約している同一ファミリー割引グループ回線から、irumoへ電話をかける場合はファミリー割引の対象となるため、通話料はかかりません。通話料を安くしたいのであれば、家族から電話をかけてもらうようにしましょう。

ドコモのほかの料金プランと比べて、dポイント還元率が低いです。ほかの料金プランからirumoへ乗り換えると、ポイント還元率が少ないと感じてしまうでしょう。還元率は1,000円（税抜）あたりdカードで0.5%、dカードGOLDで1%となっています。

なお、irumoの0.5GBプランは、毎月187円の割引も適用外です。dカード GOLDやdカードで決済しても、毎月の料金は安くなりません。

みんなドコモ割（家族割）の割引対象外となることも、irumoのデメリットです。

みんなドコモ割を利用すると、2回線で550円、3回線以上で1,100円の割引を受けられます。

irumoはみんなドコモ割の対象に含まれていないため、家族間でドコモ回線を使っていても割引を受けられません。家族でドコモを利用している場合は注意しましょう。

irumoでは、ドコモのメールアドレスを継続して使えるメールサービスが利用できます。

しかし、毎月330円（税込）の料金がかかってしまうのがデメリットです。今まで無料でドコモメールサービスを利用していた方にとっては金銭的な負担が気になるでしょう。

今まで使っていたドコモのメールをirumoでも継続したい場合は、契約と同時にドコモメールサービスの申し込み手続きを済ませるようにしてくださいね。

混雑時に速度制限を受ける可能性があります。

irumoの公式サイトにも、通信混雑時や大量通信時にはほかの料金プランよりも先に通信速度の制限を実施する場合があると記載されています。

また、契約したデータ通信料を超過した場合も速度制限を受けるため注意が必要です。データ容量超過後の速度は0.5GBが128kbps、そのほかのプランが300kbpsです。

データ通信量を超えてしまった場合は、1GB追加オプションを検討しましょう。

ここからは、irumoのメリットを3つご紹介します。

irumoのメリットは、店頭での対面サポートを利用できることです。全国のドコモショップで申し込み手続きを行えますよ。

サポート内容によっては事務手数料がかかりますが、オンラインでの手続きが苦手な方にとってはメリットに感じるでしょう。

料金の安さも、irumoのメリットです。

低用量プランの0.5GBを選べば、高品質なドコモの通信回線を月額550円で利用できます。格安SIMレベルのお手頃な料金で利用できるのは、うれしいポイントです。

データ通信や電話機能をほとんど使わない方は、irumoに乗り換えることで月額料金を大幅に節約できます。

お得な特典が用意されていることも、irumoのメリットです。

dカードGOLDやdカードなどのクレジットカードで決済すると、毎月の利用額に応じて0.5～1％のdポイントが付与されます。

貯めたdポイントは、毎月の料金の支払いにあてられるほか、店頭での買い物やインターネットショッピングなどでも利用可能です。

そのほかにも、home 5Gセット割、ドコモ光セット割などの特典が用意されており、毎月1,100円割引の割引が受けられます。（0.5GBプランのみ対象外）

ホームルータや光回線なども利用したい方など、必要に応じてこれらの割引を活用してみましょう。

ドコモの新料金プランirumoの特徴は、利用料金が格安SIM並みの安さとなっている点です。

0.5GBの低用量プランを利用すれば、毎月550円しかかかりません。irumoのデメリットとしては、家族間でも通話料がかかってしまうことです。

dポイント還元率が低い、ドコモメールが有料、速度制限を受ける可能があるなどのデメリットもあります。

その点が気にならない方にとっては、非常にお得な料金プランなのでよく検討してみてください。