LINEMOにデメリットはある?通話制限やサポート体制など詳しく解説

LINEMOにデメリットはある?通話制限やサポート体制など詳しく解説

ソフトバンクのオンライン専用格安プラン「LINEMO」は、安定した速度がお得な料金で利用できるサービスです。乗り換えてみたいと興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。本記事では、LINEMOのデメリットについて詳しく解説します。通話制限やサポート体制にも解説するので、ぜひ乗り換えする際に参考にしてみてくださいね。

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LINEMOとは

LINEMOとはソフトバンクのオンライン専用格安プランです。2021年2月18日に発表、同年3月17日からサービスを開始しました。

【LINEMOの概要】

※実測値は「みんなのネット回線速度」より

ソフトバンク回線の安定した通信が格安で使えるほか、LINEアプリの幅広い機能がデータ消費0になる「LINEギガフリー」が無料で使えます。ただし、あくまでオンライン専用プランであり、店舗での設定や手続きのサポートは受けられません。

なお、「LINEモバイル」という似た名前のサービスがありますが、これは2021年3月31日に新規受付を終了しており、LINEMOとは異なります。

LINEMOのプラン・オプション

LINEMOでは、2024年7月下旬以降から新しい「LINEMOベストプラン」をスタートします。

【LINEMOベストプランの概要】

 LINEMOベストプランLINEMOベストプランV
データ量3GB・10GBまでの2段階制20GB・30GBまでの2段階制
速度制限10GB超~15GB:300kbps
15GB超:128kbps
30GB超~45GB:1Mbps
45GB超:128kbps
通話30秒22円5分以内かけ放題超過分は30秒22円
料金~3GB:990円~
10GB:2,090円
~20GB:2,970円~
30GB:3,960円
オプション5分かけ放題:550円かけ放題:1650円かけ放題:1,100円
その他・LINEギガフリーで対象のLINE機能がデータ消費0
・テザリングが無料・申し込み不要
  ・LINEギガフリーで対象のLINE機能がデータ消費0
・テザリングが無料・申し込み不要

以上のプラン概要を踏まえて、LINEMOベストプランの特徴をまとめました。

LINEMOベストプランの特徴
  • 無駄のない2段階制
  • 単純な基本料金では最安級
  • LINEギガフリーで対象機能がデータ消費0
  • LINEMOベストプランVのみ5分以内の通話が無料

LINEMOベストプランは無駄のない2段階制になっており、家族割・セット割などを含めない基本料金は格安SIM・格安プランのなかで最安級です。LINEギガフリーで対象機能がデータ消費0のほか、LINEMOベストプランVは5分以内の通話料金もかかりません。

LINEMOを利用するデメリット

ここまでご紹介した特徴を踏まえて、LINEMOを利用するデメリットは以下のとおりです。

LINEMOを利用するデメリット
  • 店舗でのサポートがない
  • 通話での機能性
  • SIMロック解除が必要な場合も
  • LINEギガフリー対象外がある
  • セット割・家族割などがない

店舗でのサポートがない

LINEMOでは窓口をオンラインのみに絞ることで格安価格を実現しています。契約や設定を自力でしなければならず、詳しくない方には難しい部分があります。

ただし、カスタマーサポート(よくある質問とチャット)とLINE公式アカウントにて、質問・問い合わせを受け付けています。疑問や不安があるときは、そちらも頼りながら解消を目指しましょう。

通話での機能性

LINEMOでは一般的な以下の通話機能が使えません。

LINEMOで使えない通話機能
  • 割込通話
  • グループ通話
  • ナンバーブロック
  • 着発信規制

これらの通話機能を使ってきた方は、LINEMOへの乗り換えにより不便になる可能性があります。

SIMロック解除が必要な場合も

SIMロックとは自社の回線しか使えないよう、スマホに縛りをかけることです。現在は禁止されていますが、2021年までは一般的におこなわれていました。

LINEMOは端末販売をおこなっていないため、他社で購入したスマホで契約しなければなりません。もしもスマホにSIMロックがかかっていた場合は、自身で解除の手続きをする必要があります

SIMロック解除の手続きは、販売元によって異なります。詳しくは、各社公式サイトでご確認ください。

LINEギガフリー対象外がある

LINEMOは全プランLINEギガフリーが無料となっており、LINEの幅広い機能がデータ消費0で利用できます。ただし、以下の機能はLINEギガフリーの対象になりません。

LINEギガフリーの対象外
  • トークでの位置情報の共有
  • トークでのShoppin’トーク
  • トークでのジフマガ
  • みんなで見る機能によるYouTube閲覧
  • Live
  • WEBからのLINE VOOMの表示・投稿・シェア
  • ニュース記事詳細の閲覧
  • Open Chat
  • スタンプショップ
  • 着せかえショップ
  • LINEマンガ・LINEゲーム・LINE MUSIC・ポイントクラブなど、LINE関連サービス
  • LINE Lite
  • 海外のアプリストアでダウンロードしたLINE
  • URLクリックによる他社サイトへの遷移
  • 他社アプリへの遷移、など

LINEの全てが使い放題になるわけではないので、注意しましょう。

セット割・家族割などがない

ソフトバンクやワイモバイルでは、インターネットや電気とのセット割、家族割などが充実しています。

一方、LINEMOには、そうした各種割引がありません。同じソフトバンクが運営する3社ですが、割引や料金には以下のような差があります。

【ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの割引比較】

 ソフトバンクワイモバイルLINEMO
セット割ネットとセットで毎月1,100円割引
電気とセットで2年間毎月110円、3年目以降毎月55円割引
ネットとセットで毎月1,100~1,650円割引 
電気とセットで2年間毎月110円、3年目以降毎月55円割引
なし
家族割家族内のソフトバンクユーザーの人数に応じて、全員のスマホを毎月550~2,200円割引2台目以降1,100円割引なし
割引適用前の料金30GB:7,425円
50GB:8,525円
無制限:9,625円
4GB:2,365円
20GB:4,015円
30GB:5,115円
~3GB:990円
~10GB:2,090円
~20GB:2,970円
~30GB:3,960円
割引適用後の料金30GB:5,115円
50GB:6,215円
無制限:7,315円
※おうち割光セット+家族3人以上
4GB:1,265円
20GB:2,365円
30GB:3,465円
※おうち割光セット適用時
  ~3GB:990円
~10GB:2,090円
~20GB:2,970円
~30GB:3,960円

もとの基本料金が安いのはLINEMOですが、割引を使うとワイモバイルのほうが安くなります。家族複数台で乗り換えたい方、インターネットを利用中の方は、ワイモバイルといった割引のあるサービスも検討してみましょう。

LINEMOを利用するメリット

ここまでご紹介した特徴を踏まえて、LINEMOを利用するメリットは以下のとおりです。

LINEMOを利用するメリット
  • 大手キャリアより料金が安い
  • LINEギガフリー
  • eSIMに対応している
  • 海外でも利用できる

大手キャリアより料金が安い

LINEMOの料金は、大手キャリアよりも安く設定されています。

【LINEMOと大手キャリアの料金比較】

会社名プラン名料金
LINEMOLINEMOベストプラン~3GB:990円~
10GB:2,090円~
20GB:2,970円~
30GB:3,960円
ドコモeximo~1GB:2,178円~
3GB:3,278円無制限:4,928円
au使い放題MAX無制限:4,928円
ソフトバンクペイトク30GB:4,928円
50GB:6,028円
無制限:7,128円

※表内の価格は各種割引適用後の料金です。

大手キャリアは30GBで5,000円前後なのに対して、LINEMOでは3,960円しかかかりません。

LINEギガフリー

LINEMOには、対象のLINE関連機能がデータ消費0になる、LINEギガフリーというサービスがあります。以下の機能は、いくら使ってもデータが消費されず、速度制限後も遅くなりません。

LINEギガフリーの対象
  • 各タブトップの表示
  • 音声通話
  • ビデオ通話
  • テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなど、トークの送受信全般
  • みんなで見る機能によるトーク画面のシェア
  • アルバムやノートの表示や編集
  • LINEアプリからのLINE VOOMの表示・投稿・シェア
  • ディスカバーの表示
  • ウォレットタブでのLINE Pay
  • ウォレットタブでのLINE家計簿
  • 友だち・プロフィール・設定の表示や編集
  • 検索の利用、など

eSIMに対応している

SIMは通信に必要な情報をネット経由で書き込めるスマホ内蔵チップです。物理的なSIMカードがいらないため、オンライン契約後すぐに利用開始でき、破損や紛失のリスクも避けられます。

eSIMを選べば、オンライン契約後1〜2時間程度で利用開始できます。

海外でも利用できる

LINEMOは国際ローミング(世界対応ケータイ)に対応しており、所定の手続き・設定をすれば海外でも利用できます。パケット定額サービスもあるので、「使いすぎて高額請求になってしまった!」という事態を防げます。

メリット・デメリットを知ってLINEMOを使いこなそう!

LINEMOには割込通話やグループ通話、ナンバーブロックなどの機能がないほか、持ち込む機種のSIMロックを自分で解除する必要があります。また家族割・セット割がなく、店舗でのサポートも受けられません。

しかし、大手キャリアの回線がより安く使える、幅広いLINE関連機能がデータ消費0など、LINEMOならではのメリットもたくさんあります。メリット・デメリットをしっかり把握して、使いこなしてくださいね。

※本記事に掲載している商品の情報は、記事更新時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がクラシルに還元されることがあります。

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