irumo（イルモ）の料金プラン解説！irumoからahamoに変更できる？違いは？

irumoとは、以前よりドコモが現在提供している料金プランのひとつ。しかし、特徴や概要などirumoについてくわしくない方も多いでしょう。本記事では、irumoの概要をはじめ、料金プランとメリットおよびデメリットを解説。irumoからahamoまたはeximoに乗り換えた場合の違いもご紹介します。

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irumoとは、ドコモが2023年7月1日から提供を開始したスマホの新料金プランのこと。毎月のデータ使用量が少なく、なるべく月額料金が安いプランを選んでスマホを利用したい方向けに誕生しました。大容量のデータプランはなく、データ容量が10GB以下の料金プランから選択できます。

irumoの名前には「iru ＝ 要る、必要」や「あなたのそばにiru（いる）」という意味が含まれており、ユーザーに寄り添うドコモのことを表しています。そのほかにもirumoのi・r・uにはそれぞれ私（I）、関係（relation）、あなた（u = you）の意味があり、フレーズ全体で「私とあなたの両方に関係するirumo」を意味します。

なお、irumoの提供開始にともない、NTTレゾナント株式会社が提供していたOCNモバイルONEは2023年6月26日に提供終了となりました。

irumoの料金プランは0.5GBをはじめ、3GB、6GBそして9GBの4種類です。

0.5GBの料金プランは通話利用がメインでデータ通信をあまり利用しない方、3～9GBの3プランはWi-Fi環境下でのデータ通信がメインの方におすすめです。

irumoは4種類のプランから好きなものを選択して契約できる新料金プランでした。それでは実際にirumoを契約した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。

irumoに申し込むメリットは、主に以下の4点です。

各メリットについて、くわしくみていきましょう。

irumoは通信品質がすぐれており、通信速度が安定している点が強みです。

スマホ回線は自社の回線網をそのまま使用するMNOと、大手キャリアから回線を借り受けてデータ通信をおこなうMVNOの2種類に分けられます。irumoはドコモ回線を使用しているMNOであり、安定した通信速度を実現できるのです。

ドコモは山や海、人が多い場所でもつながる状態を目指して、日々通信網の整備に取り組んでいます。災害に負けない通信網の構築に力を入れている点も、ドコモ回線を利用しているirumoを選ぶメリットといえるでしょう。

irumoはドコモショップまたは量販店での相談に対応しており、対面にて店員さんから直接サポートが受けられます。全国各地に展開しているので、住んでいるエリアによっては気軽に相談できる可能性もあるでしょう。

ドコモショップまたは量販店でサポートが受けられる相談内容は、以下のとおりです。

相談内容はすべて有償ではなく、無償でサポートが受けられる項目もあります。

irumoでは条件を満たした場合、月々のスマホ代の支払いに関して税抜き1,000円ごとにdポイントが進呈されます。

dポイント還元の条件は以下のとおりです。

月額料金の支払いにdカードを選択した場合は0.5％、dカードGOLDは1％と還元率が高くお得です。dポイント利用者情報の登録もdカードと同じく0.5％のdポイントが還元されるため、dカード以外で支払う方はこちらを利用しましょう。

irumoの料金プランによっては月額料金にセット割が適用されるため、毎月お得にスマホを利用できます。セット割適用時の料金プランについて、ほかの格安SIMと比較した結果がこちらです。

※すべて割引適用時

データ容量3GBの料金プランを参考に比べてみると、ほかの格安SIMよりも約100円安いことがわかります。1年間あたりに換算すると約1,200円もの差が生じます。

irumoはメリットが多い一方、実際に契約したことで想定されるデメリットも少なくありません。irumoを契約した場合の主なデメリットは以下の4点です。

各デメリットについてみていきましょう。

irumoはセット割が適用されるとお得ですが、セット割が適用されないと月額料金が高くなります。セット割適用外のケースをほかの格安SIMと比較した結果がこちらです。

※すべて割引適用外

irumoではセット割の対象から外れると、ほかの格安SIMより1か月あたり1,000円以上も高くなる恐れがあります。セット割が適用されない場合は、ほかの格安SIMがおすすめです。

https://irumo.docomo.ne.jp/plan/

https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/saikyo-plan/

https://povo.jp/spec/

https://www.linemo.jp/plan/

irumoは選べるデータ容量が小さく、大容量プランを求める方には適していません。最大でも9GBなので、外出先で動画をみたりアプリゲームで遊んだりしたいときには不便に感じられるでしょう。

そもそもirumoは月々のデータ使用量が少ない方向けに提供している料金プランです。データ容量の大きなプランを選びたい方向けとはいえません。

現在提供されている格安SIMには、データ無制限のプランが選べる会社もあります。制限なく好きなときに好きなだけスマホを使用したい方は、ほかの会社の料金プランが良いでしょう。

https://irumo.docomo.ne.jp/plan/

https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/saikyo-plan/

irumoはドコモが提供する料金プランですが、乗り換えたあとも継続してドコモメールを利用するには月額料金を支払う必要があります。料金は330円で、継続利用を希望する際はirumoの契約と同じタイミングで申し込まなければいけません。乗り換えの際に申し込み忘れると、「@docomo.ne.jp」で終わるメールアドレスと、クラウド内に保存済みのメールデータなどがすべて削除されます。

irumoでも継続してドコモメールを使用する場合は対応機種が必要です。忘れずに乗り換える前に公式サイトで確認してください。

https://www.docomo.ne.jp/faq/detail?faqId=482480

ドコモ契約時に受けられる割引サービスが、irumoでは対象外になります。

ファミリー割引は、同じファミリー割引グループ内での国内通話無料サービスのこと。irumoのスマホから同一グループ内のスマホに電話をかけても、通話料は無料になりません。ただし、同一グループ内からかかってきた電話に出た場合は無料です。

みんなドコモ割は、同じファミリー割引グループ内において条件を満たした場合、回線数に応じて月額料金が安くなるサービスのこと。最大1,100円割引になりますが、irumoは対象に含まれていません。

https://www.docomo.ne.jp/charge/family/?icid=CRP_CHA_discount_to_CRP_CHA_family&dynaviid=case0004.dynavi

https://www.docomo.ne.jp/charge/minna_docomo/?icid=CRP_CHA_discount_to_CRP_CHA_minna_docomo&dynaviid=case0004.dynavi

ドコモが提供している料金プランはirumoにahamoとeximoをプラスした3種類です。

irumoからahamoに乗り換えた場合、割引は適用されず月額料金も高くなりますが、5分間無料で通話できます。

eximoは無料でキャリアメールが使える点とデータ無制限プランである点が異なります。月額料金は高いですが、好きなだけ動画やゲームなどを楽しみた方はeximoのほうが良いでしょう。

irumoはiPhone・Androidともに対応しています。対応機種にはiPhone 15といった最新機種も含まれています。なお、auやソフトバンクなど、ドコモ以外で販売された機種は動作確認済みであっても動作の保証はありません。

このほかの対応機種はirumo公式サイトで確認してください。

irumoは通信品質やポイント還元などがメリットである一方、大容量プランがなかったり対象外となる割引サービスがあったりと、デメリットも存在します。本記事の内容を確認し、契約申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。