IIJmioの通信速度は遅い？平均速度や他社格安SIMとの比較をご紹介

数ある格安SIMのなかでもIIJmioは通信速度が遅いと言われることがあります。もし本当に速度が出ない場合はデータ通信時に悪影響を及ぼしますが、実際はどのくらいの速度が出るのでしょうか。この記事ではIIJmioと他社格安SIMの通信速度を比較した結果をご紹介。IIJmioの概要や料金プラン、オプションなども解説します。

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IIJmioとは、株式会社インターネットイニシアティブが2012年に提供を開始した格安SIMのこと。ドコモとauの回線網を借りて事業をおこなっているMVNOです。

IIJmioは「必要な機能を自由に組み合わせて自分流のインターネット環境を構築できる」をコンセプトに誕生しました。唯一の料金プランである「IIJmioギガプラン」では、SIMの種類とデータ量を選んで組み合わせ、自分に合うプランを作れます。どれがいいのかわからないときは、公式サイトの「料金プランかんたん診断」を活用すればおすすめの組み合わせを教えてもらえます。

SIMはSIMカードとeSIMの2種類に対応。契約後SIMカードの郵送を待たずにすぐ乗り換えたいときにも便利です。

実際に契約する際はオンラインで手続きを済ませられるため、時間に縛られず好きなタイミングで申し込めます。忙しい毎日を送る現代人にとってはうれしいポイントです。

IIJmioが提供しているスマホの料金プラン、IIJmioギガプランの詳細は以下のとおりです。

※データeSIMはドコモ回線限定

※データはタイプD（ドコモ回線）限定

月額料金はデータeSIMがもっとも安く、次いでタイプD限定のデータ、SMSの順となります。ただし、もっとも高い音声通話SIMでも1,000円以下で5GBまでデータ通信でき、良心的な料金に設定されていると言えるでしょう。

IIJmioではIIJmioギガプランにさまざまなオプションを追加できます。詳細は以下のとおりです。

※タイプAはau回線

オプションは大きく分けて無料と有料の2種類です。通信を5Gと4Gに切り替えられる5Gオプションは、タイプAの場合は1日1回だけですが、タイプDでは1日あたりの切り替え回数に制限はありません。

通話料金が定額になるオプションは3種類から選択でき、通話の使用回数や1回あたりの通話時間などに合わせて選べます。

格安SIMへ乗り換えるにあたり、気になるポイントのひとつが通信速度です。通信速度とは、1秒間に送受信可能なデータ量のこと。単位はbps（bits per second）で、速度は数値が大きいほど速いです。

通信速度はメールを送る際の速度を示す「上り」と、データのダウンロードに関する速度の「下り」の2種類です。他社との比較結果とともにIIJmioの通信速度をみていきましょう。

IIJmioの平均的な通信速度について、用途ごとに必要な通信速度の目安とあわせて確認してみましょう。

※IIJmioの通信速度は「みんなのネット回線速度」調べ（2024年7月4日現在）

IIJmioの通信速度は、メールの送受信やSNSの利用、Webサイトの閲覧などの利用には問題ないと言えます。

IIJmioの通信速度を他社の格安SIMと比較した結果が以下のとおりです。

※「みんなのネット回線速度」調べ（2024年7月4日現在）

IIJmioは、平均上り速度は他社の格安SIMより劣りますが、平均下り速度は著しく遅いとは言えません。十分データ通信可能と言えるでしょう。

IIJmioの料金プランを契約してスマホを利用する場合、必要書類を準備し手順に沿って申し込み手続きを済ませる必要があります。ここでは、申し込み方法について新規契約とMNP転入の2パターンに分けてご紹介します。

新規契約をおこなうにあたり、まずは以下の本人確認書類を準備してください。

また、契約者名義のクレジットカードと連絡用のメールアドレスも準備しておいてください。

事前準備を済ませたあとの流れは、以下のとおりです。

本人確認完了後はSIMカードの郵送、または開通の連絡がメールアドレスに届きます。

現在使用中のスマホを継続使用する場合、MNP転入申し込みの前にIIJmioでの利用に対応しているか公式サイトで確認しましょう。準備しておくものは本人確認書類やクレジットカードなど、新規契約時と同じです。

事前準備を終えたら、以下の流れで申し込みをおこなってください。

MNP予約番号を取得する方法は会社ごとに異なります。必ず確認しましょう。

IIJmioを解約して他社へ乗り換えるMNP転出方法は以下のとおりです。

申し込みから約1～4日でMNP予約番号が発行されます。

IIJmioのメリットはデータ容量の選択肢が豊富にあることです。メニューは2GBから50GBまで8種類、データ使用量が少ない方から気兼ねなく動画やアプリゲームなどを楽しみたい方まで、使い方に合わせて設定できます。1か月のデータ容量のうち余った分は翌月に繰り越せるので、使用量が少ない月も無駄がありません。

IIJmioはヨドバシカメラの一部店舗に受付カウンターがあり、新規契約やMNP転入手続きをサポートしてくれます。対象店舗が近所にある場合、オンラインでの申し込み手続きが不安な方でも乗り換えやすいでしょう。音声通話SIMであればEDIONやカメラのキタムラでもサポートを受けられます。

IIJmioに乗り換える場合の注意点として、1回線の申し込みごとに初期費用として3,300円の支払いが必要になる点が挙げられます。他社格安SIMには手数料0円で契約できる会社もあるため、なるべくコストを抑えたい方にはデメリットと言えるでしょう。

また、月々の支払いはクレジットカード払いに限定されており、ほかの方法は選択できません。格安SIMによってはデビットカードや口座振替、ポイント払いなど多数の支払い方法に対応していることもあります。申し込み前に支払い用のクレジットカードを準備しておく必要があるため、手元にない場合はあらかじめ作成しなければなりません。

IIJmioの通信速度はメールやLINEの利用、Webサイトの閲覧などをメインとした使い方であれば問題なく使用できる程度です。格安SIMに興味がある方は、ぜひ本記事を参考にしてIIJmioへの乗り換えを検討してみてください。