auからpovo2.0に乗り換える方法とは?手続きの流れや注意点を解説

auからpovo2.0に乗り換える方法とは?手続きの流れや注意点を解説

この記事ではauからpovoへの乗り換え方法について、手続きの流れや注意点を含めて解説します。SIMカードの開通や本人認証など、細かい手続きまで把握しておけば、手間や時間をかけることなく手続きを終えられるでしょう。さらに、注意点では、利用できないサービスについても解説しています。au解約で後悔しないためにも、サービス内容はあらかじめ確認しておきましょう。

この記事は広告を含みます。詳しくはコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。

povo2.0とは

povo2.0とは、auが発表した新しい料金プランです。2021年9月にはpovo2.0として刷新されました。申し込みから手続き開始まですべてオンラインで行う必要がありますが、料金の安さやプランの自由度が特徴的です。

povo2.0は、プラン内容を自由にトッピング(カスタマイズ)できるため、利用者のデータ量や通話料に合わせてプランを組み合わせられる自由度の高い料金プランと言えます。povoの概要を見ていきましょう。

項目内容
月額料金(基本料金)0円
プラン・データ専用(データ通信のみ)
・通話+データ
事務手数料なし
※同一名義で6回線以上契約すると3,850円/回線
通話料(国内)30秒あたり22円
※5分間かけ放題550円
回線au
データ容量※基本は30日間・1GB:390円
・3GB:990円
・20GB:2,700円
・60GB(90日間):6,490円
・150GB(180日間):12,980円
・300GB(90日間):9,834円
・使い放題(24時間):330円
・使い放題(7日間):9,834円
支払い方法・クレジットカード
・ペイディ
SIMの種類・SIMカード
・eSIM
海外ローミングあり
契約期間なし
解約違約金なし

※価格は税込み

povo2.0は、月額基本料金・事務手数料が無料で、利用者が希望するトッピング(データ容量やオプション)に応じて料金が決められます。たとえば、20GB+5分間通話かけ放題のトッピングであれば、月額3,250円で利用できます。

また、データ通信プランであれば、本人確認なしでeSIMにて契約可能です。音声通話やSIMカードには対応していないものの、データ通信をメインに利用している方は検討してみてください。

ほかにも、お買い物券や動画配信サービスなど、さまざまなトッピングメニューが提供されているため、自由度の高い料金プランと言えるでしょう。

auからpovo2.0への乗り換え方法

auからpovo2.0への乗り換え方法について解説します。

au ID認証を行う

auからpovo2.0への変更をする際は、変更する回線のau IDを入力する必要があります。au ID認証時のポイントを見ていきましょう。

au ID認証のポイント
  • 認証はau回線の契約をした端末から行う
  • ログインの際は暗証番号を用意しておく

暗証番号とは、au契約時に設定した4桁の数字です。3回入力を間違えるとロックがかかるため、わからないときはauサポートページから確認もしくは再設定を行いましょう。

povo2.0のアカウントを作成

povo2.0のアカウント作成は、専用アプリをダウンロードする必要があります。povo2.0アカウント作成時のポイントを見ていきましょう。

povo2.0アカウント作成時のポイント
  • アカウント作成時はWi-Fi環境が必須
  • キャンペーンコードを持っている場合は申し込み画面で入力
  • キャリアメール以外のメールアドレスが必要
  • auからの変更ではMNP予約番号が不要

auからpovo2.0へ乗り換える場合、これまで使用していたauのキャリアメールは使用できなくなるため注意してください。そのため、アカウント登録時はキャリアメール以外のアドレスを用意する必要があります。

また、auからの変更ではMNP予約番号(電話番号引き継ぎ用の番号)が不要です。取得すると手続きできなくなるので注意しましょう。

povo2.0の契約手続き

アカウント登録の流れから、そのままpovo2.0の契約手続きに進みます。手続きの流れは次のとおりです。

契約手続きの流れ
  • 1.SIMタイプ(カードもしくはeSIM)の確認
  • 2.新規登録、電話番号引き継ぎの確認
  • 3.支払い情報の入力
  • 4.本人確認&お客様情報の入力

本人確認では、eKYC(電子本人認証)と呼ばれるシステムが使用されます。このシステムは、スマートフォンを通じて本人認証を行うため、以下のOSバージョンであることも確認してください。

eKYCに必要なOSバージョン
  • iOS:11.0以上
  • Android:6.0以上

また、本人確認には、マイナンバーカードや運転免許証など公的な書類を用意しましょう。さらに、自撮り写真の提出も求められるため、必要があれば身なりを整える準備をしてください。

各種手続きの後、SIMの開通手続きに移ります。

SIMの開通手続き

SIMの開通手続きは、SIMの種類によって手続き方法が異なるため、それぞれの手順を見ていきましょう。

SIMカードの開通手順
  • 1.契約後、郵送でSIMカードを受け取り
  • 2.povoアプリから、SIMカードの有効化をタップ
  • 3.SIMカードの台紙にあるバーコードをスキャンする
  • 4.再度、SIMカードの有効化をタップ
  • 5.発信テストを行う(111/通話料無料)
  • 6.モバイルデータ通信テストを行う
  • 7.SIMカードの開通完了

SIMカードの到着は、午前中に申し込むと最短翌日です。出荷状況次第では数日かかるケースもあるため、急いでいる方は即日開通ができるeSIMも検討しましょう。

eSIMの開通手順
  •  1.利用端末以外のPCやタブレットから、povo2.0のHPを開く 
  • 2.サポートメニューの「povo2.0ログイン」へアクセス
  • 3.契約時のメールアドレスを入力し、6桁の認証コードを送信
  • 4.認証コードを入力してログイン
  • 5.「eSIMを発行する」を押してSIMの有効化
  • 6.eSIMの設定を押す
  • 7.表示されるQRコードを利用端末で読み取る
  • 8.モバイル通信プランを選択
  • 9.発信テストを行う(111/通話料無料)
  • 10.モバイルデータ通信テストを行う
  • 11.eSIMの開通完了

eSIMの利用は、eSIM対応のスマートフォンでなければ手続きできません。詳しくは「eSIMの対応端末を確認する」でも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

また、povo2.0は最新のOSに対応しているため、開通手続きの際は端末のOSを最新にアップデートしましょう。

auからpovo2.0へ乗り換える際の注意点

auからpovo2.0へ変更する際の注意点を解説します。「手続きが途中から進められない」「期待したサービスが受けられない」などのトラブルに発展しないよう、事前に目を通しておきましょう。

MNP予約番号を取得すると手続きができない

auからpovo2.0へ乗り換え手続きを行う際、MNP予約番号を取得すると手続きが進められないため注意しましょう。

MNP予約番号とは、通信事業者を乗り換える際、電話番号を引き継ぎするために必要な10桁の番号のこと。別の通信事業者への乗り換えで必要な番号です。しかし、povo2.0はauが提供するサービスなので、厳密には同じ通信事業者。そのため、MNP予約番号を取得する必要はありません。

MNP予約番号を取得した場合、取り消し手続きを行う必要があります。さらに、povo2.0の申し込み手続きを途中まで進めてしまったときは、その手続きも一度キャンセルしなければなりません。

手続きの手間が増えてしまうため、auからpovo2.0への乗り換え時は、MNP予約番号を取得しないよう気を付けましょう。

au加入同日にpovo2.0への変更はできない

au加入同日にpovo2.0への変更はできないので注意してください。

auへの加入後、すぐにpovo2.0へ変更したい場合は、一度au回線が開通してから手続きをはじめる必要があります。au回線開通から最短翌日で手続きが可能です。

eSIMの対応端末を確認する

eSIMの開通は対応端末でしか行えないため、利用端末で問題ないか事前に確認しましょう。以下は、iPhone・AndroidのeSIM対応端末です。

iPhone
  • iPhone 15 / Plus / Pro / Pro Max
  • iPhone 14 / Plus / Pro / Pro Max
  • iPhone 13 / Pro / Pro Max / mini
  • iPhone 12 / Pro / Pro Max / mini
  • iPhone 11 / Pro / Pro Max
  • iPhone XR
  • iPhone XS / Max
  • iPhone SE (第2~3世代)
Android(auで販売されるGoogle端末)
  • Google Pixel 8 / 8a / Pro
  • Google Pixel Fold
  • Google Pixel 7 / 7a / Pro
  • Google Pixel 6 / 6a
  • Google Pixel 5

  Androidの場合、京セラやSHARP、SamsungなどもeSIM対応機種があります。また、どの端末においても、au以外で販売される端末については、SIMロック解除が必要なケースもあるので注意してください。

必要な場合は、通信事業者の店頭で対応してもらいましょう。さらに、au以外で販売される端末は、動作保証がされていません。動作確認は行われているものの、トラブル発生時は保証の対象外です。povo2.0への乗り換えでは、auで販売される端末を使用した方が無難でしょう。

au PAYチャージが利用できない

povo2.0では、auかんたん決済におけるau PAYチャージを利用できません。auユーザーの場合、auかんたん決済でau PAY 残高チャージやau PAYマーケットなどを利用できます。しかし、povo2.0では、au PAYチャージをはじめ以下のサービスが利用できません。

povo2.0のauかんたん決済で利用できないサービス
  • au PAYチャージ
  • au PAYマーケット
  • au Online Shop
  • au PAY toto
  • au PAY ふるさと納税
  • auの生命ほけん

auからpovo2.0へ変更する際は、利用中のどのサービスが使えなくなるのか確認しましょう。ただし、サービスの範囲は随時変更になる可能性もあるので、必ず公式サイトをチェックするようにしてください。

povo2.0への乗り換え時は各種準備・チェックを済ませよう!

auからpovo2.0への乗り換えは、オンラインですべて完結します。店頭にて手続きする必要がないため、手軽な乗り換え手段と言えるでしょう。

しかし、乗り換えの際には、MNP予約番号が不要といった通常の乗り換えとは違った注意点も。eSIM対応の機種かどうかやSIMロックが解除されているかなど確認する点も多くあるので、スムーズに手続きをするためにも、記事を参考にチェックしてみてくださいね。

※本記事に掲載している商品の情報は、記事更新時のものになります。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があるため、最新の価格や商品詳細については各販売店やメーカーにてご確認ください。※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がクラシルに還元されることがあります。

この記事に関連するおすすめ記事

カテゴリー