ahamoでeSIMを設定する方法とは?契約・開通手順をわかりやすく解説

ahamoでeSIMを設定する方法とは?契約・開通手順をわかりやすく解説

NTTドコモが提供しているモバイルサービス「ahamo」は、2023年6月時点で約500万人のユーザーが存在し、eSIMを利用したデータプランも提供しています。この記事では、ahamoでeSIMを設定する方法を詳しく解説します。契約や開通の手順もあわせて解説していくので、今後ahamoの契約を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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ahamoとは

ahamo(アハモ)とは、NTTドコモが提供しているモバイルサービスです。3大キャリアの1つであるドコモの格安プランとして登場しました。ドコモが提供しているサービスなので、ドコモと同じようなものだと考えてしまう方もいますが、ドコモとahamoにはいくつかの違いがあります。

【ドコモとahamoの違い】

 ドコモahamo
料金プラン料金プランの種類が豊富20GBの月額2,970円(税込)のワンプラン
機種ドコモの機種すべて動作確認されている機種のみ
キャリアメール使用可能使用不可
申し込み・サポート店舗・電話・オンラインオンラインのみ

ドコモと比べるとahamoにはさまざまな制限がありますが、その分料金の安さといったメリットもあります。

eSIMとは

eSIMとはスマホ本体に内蔵されているSIMのことで、オンラインで契約するタイプのSIMです。物理的なSIMカードが必要ないため、カードの抜き差しの手間や紛失、破損のリスクを避けられます。

新規契約する際も、従来のようにSIMカードを郵送してもらい、本体に差し込むという工程を省けるため、契約後すぐに開通の手続きをして使用できるというメリットもあります。

【ahamo】eSIMの契約前の準備

ahamoのeSIMでの契約をするための準備には以下のようなものがあります。

eSIMの契約前の準備
  • eSIM対応端末であるか確認
  • SIMロック解除
  • 本人確認など必要書類の確認

eSIMの申し込みは手続きから開通まで即日でできるので、スムーズに契約できるよう前もって準備しておきましょう。では、それぞれについて詳しく解説していきます。

なお、eSIMの契約とあわせてスマホの機種変更をする場合はeSIMの初期設定をする前にデータ移行をしておきましょう。

eSIM対応端末であるか確認

すべての機種が使用できるわけではなく、契約する携帯電話会社によって対応端末は異なります。これはahamoに限ったことではありません。現在使っているスマホをそのまま使いたいのであれば、その機種が対応端末であるかどうかを確認する必要があります。

動作確認済みの端末はahamoの公式サイトにて公開されているので、まずは使いたい機種が動作確認済み端末かどうかを確認しましょう。

SIMロック解除

スマホにSIMロックがかかっている場合、携帯電話会社を乗り換えて使用したいときはSIMロック解除を行う必要があります。SIMロック解除の方法は携帯電話会社によって異なるため、自分が現在使っている携帯電話会社の公式サイトでSIMロック解除方法を確認しましょう。

キャリア名SIMロック解除必要の有無
auSIMロック解除の必要あり
ソフトバンクSIMロック解除の必要あり
UQモバイルSIMロック解除の必要あり
ワイモバイルSIMロック解除の必要あり
LINEMOSIMフリー端末のため、SIMロック解除は不要
楽天モバイルSIMフリー端末のため、SIMロック解除は不要
その他SIMロック解除の必要あり

ちなみに、2021年10月1日以降、SIMロックがかかっているスマホの発売が禁止となったため、2021年10月1日以降に発売されたスマホを買ったという方はSIMロック解除の必要はありません。

現在使っているスマホの購入年月日とリリース時期を確認し、2021年9月30日以前に発売されたものであれば、使用しているスマホがSIMロック解除されているかどうかを調べてみましょう。

本人確認など必要書類の確認

ahamoでは、申し込みの際に本人確認書類が必要です。

本人確認書類
  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 身体障がい者手帳
  • 精神障がい者保健福祉手帳
  • 療育手帳
  • 運転経歴証明書
  • 住民基本台帳カード
  • 在留カード(外国籍の方のみ) など

契約者が未成年の家族であれば、契約者と利用者が異なっても利用者の情報として登録できます。その場合は、契約者の本人確認書類のほかに、マイナンバーカードや住民票、学生証など、利用者の氏名と生年月日が確認できる書類を準備する必要があります。

【ahamo】eSIMへの契約方法

ahamoのeSIMへ契約する手順は以下のとおりです。

ahamoのeSIMへの契約方法
  • 公式サイトでahamoをeSIMで申し込む
  • eSIMプロファイルをダウンロード
  • APN設定

それぞれの手順について解説していきます。

公式サイトでahamoをeSIMで申し込む

申し込みはahamoの公式サイトから行います。ahamoは実店舗がないため、申し込みはオンラインのみです。ahamoは事務手数料がかからないため、スマホ端末を持っていれば、基本料金のみで利用ができますよ。

プラン名月額料金
基本プラン20GB2,970円
大盛りプラン100GB4,950円
オプション名月額料金
1GB追加550円
大盛りオプション80GB追加1,980円
基本通話5分無料
かけ放題オプション1,100円
Smartあんしん補償330円~1,100円
ケータイ補償サービス550円~1,100円

※価格はすべて税込

まずは、自分が普段どのくらいデータ通信を行っているのか、どのくらい通話しているのかを把握し、自分の使い方に合ったプランやオプションを選択することが大切です。

eSIMプロファイルをダウンロード

申し込みが完了したら、eSIMの開通手続きのメールが届きます。メールを受け取ったら開通手続きを開始しましょう。

なお、他社から乗り換えをする場合はahamoアプリまたは手続きサイトから、回線切り替えの手続きを行います。回線切り替えをすると、今利用しているキャリアからahamoに回線が切り替わりますよ。

eSIMプロファイルのダウンロード手順
  • Wi-Fiに接続する
  • 「設定」→「モバイル通信」から「eSIMを追加」をタップ
  • QRコードを読み取ってeSIMサーバーアドレスを入力する
  • SMSで受信した確認コードを入力する
  • 「モバイルプランを追加」から回線の状態がオンであることを確認する
  • 端末を再起動する
  • 発信テスト用番号「111」に電話をかけ、正常に利用できるかどうかを確認する

一度ダウンロードしたeSIMプロファイルは再ダウンロードできません。削除しないように気を付けましょう。

APN設定

Androidでは、通信を行うためにAPN設定(アクセスポイントネーム)をする必要があります。「ネットワークとインターネット」から任意のアクセスポイント名を選択しましょう。

MNPで乗り換える際は開通手続きが必要

現在使用しているスマホの電話番号をそのまま使いたいのであれば、MNPで乗り換える必要があります。MNP乗り換えをするには、現在契約している携帯電話会社にて「MNP予約番号」を取得しなければなりません。

また、MNP予約番号には取得日を含めて15日間という有効期限が設定されています。ahamoを契約する際は、有効期限を10日以上残した状態のMNP予約番号を用意しなければならないため、MNP予約番号を取得したら、できるだけ早く乗り換え手続きを始めましょう。

なお、携帯電話会社によってはMNP予約番号を取得せずに申し込みができる「ワンストップ方式」に対応している場合があります。くわしくは自分の契約情報を確認しましょう。

【ahamo】eSIMが開通できない原因・対処法

ahamoをeSIMで契約し開通しようとしたところ、うまく切り替わらなかったり、手続きでミスやトラブルがあったりして開通できないという事態になってしまう可能性があります。ここでは、eSIMの開通ができないトラブルの原因や対処法をまとめてみました。

トラブル原因対処法
手続きが完了したのに切り替わらない手続き終了後、実際に切り替わるまでに1時間ほどかかるケースがある・時間を置いてから操作する
・ahamoの公式サイトからチャットにて相談してみる
端末がeSIMに対応していなかった事前にeSIM対応端末かどうかを確認していない・申し込み後でもキャンセルできるため、eSIM対応端末で再度申し込む
eSIMプロファイルを誤って削除してしまった操作ミスahamoにログインし、再発行を依頼する

トラブルが起こってしまったとき、考えられる原因と対処法を知っておくと、慌てずに対処できるでしょう。

【ahamo】eSIMで契約するメリット

ahamoをeSIMで契約するメリットは以下のようなものが挙げられます。

ahamo をeSIMで契約するメリット
  • 最短即日開通が可能
  • 海外でも利用可能

それぞれのメリットについて解説していきます。

最短即日開通が可能

eSIMでの利用であれば、物理的なSIMカードを郵送してもらうことがなく、SIMカードが手元に届くまでの待ち時間が省けるため、申し込み後に即日開通が可能です。開通までの時間は、手続きしている時間帯や審査状況によって異なりますが、ahamo公式サイトでは、最短1時間で開通可能と記載されています。

手続きのすべてをオンラインで完結できるため、店舗での手続きのように待ち時間がなく、自分の都合のよいタイミングで手続きできるのもうれしいポイントです。

海外でも利用可能

ahamoは海外での利用も可能です。ただし、利用できる国は限られているため、海外で利用したい場合は、渡航先が対応エリアに入っているのかどうかを事前に確認しておきましょう。

【ahamo】eSIMで契約するデメリット

ahamoをeSIMで契約するにはメリットもありますが、以下のようなデメリットも挙げられます。

ahamoをeSIMで契約するデメリット
  • ドコモ以外の回線のデュアルSIMは動作保証がない
  • 店舗での再発行は手数料が必要

それぞれのデメリットについて解説していきます。

ドコモ以外の回線のデュアルSIMは動作保証がない

デュアルSIMとは、スマホ1つの端末で、2つのSIMを使い分けられる機能です。それぞれのSIMでは別々のデータ通信や電話番号を管理しているので、仕事用とプライベート用で使い分けるといった用途があります。

ahamoをeSIMで契約した場合、もう1つの回線をSIMカードにすれば「eSIM+SIMカード」でデュアルSIMが利用できます。ただし、ドコモ以外の回線の動作確認は実施しておらず、保証されていないことを覚えておきましょう。

店舗での再発行は手数料が必要

eSIMを誤って削除してしまった場合、再発行の手続きをしなくてはなりません。オンラインでの手続きであれば無料でできますが、ドコモショップで手続きする場合には手数料として3,850円(税込)が必要です。

オンラインでの手続きに自信がない方や操作方法がわからないという方は、ドコモショップに行けばスタッフがサポートしてくれますが、手数料が発生することを覚えておきましょう。手数料がもったいないと思う方は、オンライン手続きに詳しい家族や友人などに手伝ってもらい、ahamoのアプリや公式サイトから手続きを行いましょう。

ahamoでのeSIM設定をチェック!

ahamoでのeSIM設定方法などについて解説しました。開通できない場合の対処法も参考に、ぜひahamoを検討してみてくださいね。

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