povoにデメリットはある?基本的な仕組みやメリットについても解説!
auのスマホ格安プランとして注目を集めているpovoに乗り換えを検討している人も多いでしょう。しかし、料金が安いということは何かしらデメリットがあるのではないかと不安を感じている方もいると思います。そこで、この記事ではpovoにデメリットはあるのか、そしてデメリットがあるとしたら具体的にどのようなことか解説します。他社からの乗換方法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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povoとは
povoとは、auが提供する格安のスマホ料金プランのことです。2021年9月からは従来のpovo1.0に変わって新しいプランであるpovo2.0がスタートしました。
povo新プランの最大の特徴は月額基本料が0円ということでしょう。基本的に使った分だけ支払うという料金体系となっているので、使わなかった月は料金が0円ということです。
また、データ通信量についても通信速度が最大128kbpsに制限されるものの、無料で利用することができます。動画を視聴するときなどは、トッピングで必要なデータ容量を購入することにより速度制限なく快適に利用可能です。
povoのデメリット
povoが安いのはデメリットがあるからではと考える人もいるでしょう。確かに、povoには一般的な料金プランにはない制約がいくつかあるので、人によってはそれがデメリットに感じるかもしれません。
しかし、使い方によってはまったくデメリットにならないこともあるので、まずはどのような制約があるのかを確認してみましょう。
オンラインのみでの対応
povoでは申し込み手続きや機種変更の手続き、さらにお問い合わせなどはすべて公式サイトやアプリからオンライン上で行う必要があります。
わからないことや疑問に思うことがあっても店頭で尋ねることはできないので注意が必要です。ただし、公式サイト上にはチャットサービスがあるので、オペレーターとチャットのやり取りで疑問を解消することはできます。
わざわざ店舗に出向くことなく自宅に居ながらにして手続きできるのはメリットでもありますが、PCの操作に慣れていない場合や直接話を聞きながら手続きを進めたい人にとってはデメリットになるでしょう。
支払いはクレジットカードのみ
一般的なスマホの料金プランではクレジットカード払いや口座振り込み、コンビニ払いなどいろいろな支払方法が用意されていますが、povoの支払方法は基本的にクレジットカード払いのみとなっています。
契約には契約者本人名義、あるいは家族名義のクレジットカードが必要となるので、クレジットカードを持っていない場合は前もって作っておきましょう。
なお、あと払いサービスであるペイディを利用すればクレジットカードがなくても口座振り込みや銀行振り込み、コンビニ払いといった支払方法が選択できるようになります。ただし、ペイディを利用するには審査が必要です。
キャリアメールが使えない
povoはauが提供するスマホ料金プランですが、auのサービスの一部は利用することができません。その一つがキャリアメールサービスです。
通常、auの料金プランを利用すれば「@ezweb.ne.jp」などのキャリア専用メールアドレスが利用できますが、povoでは利用できません。メールアドレスが必要な場合はGoogleやYahooなどでフリーメールアドレスを作成する必要があります。
キャリアから提供されるメールアドレスは、特別な設定が必要ないので手軽ですし、独自のスパムフィルターがあるので、迷惑メールが届きにくいというメリットがあります。しかし、自分でメールアドレスの設定やスパム対策ができるのであればデメリットにはならないでしょう。
利用停止になる可能性がある
povoは基本料金0円で契約できるのが大きな特徴です。そのため、メインのスマホ端末が通信トラブルなどで使えなくなってしまった時のサブ端末として契約を検討している人も多いでしょう。
しかし、まったくサービスを利用しないまま180日以上が経過してしまうと利用停止になってしまう可能性があります。
基本料金0円の契約を続けるためには契約後180日以内に少なくともトッピングを1つ購入し、トッピング購入日からさらに180日以内に再びトッピングを購入しなければなりません。
ただし、トッピングは300円台から購入できるので、それほど大きなデメリットとは言えないでしょう。
留守番電話などの通話サービスがない
auの料金プランでは利用できるいくつかの通話サービスはpovoでは利用することができません。
利用できない通話サービスには留守番電話サービスや3人で同時に通話することができる三者通話サービス、通話中に電話がかかってきた時に現在の通話をいったん保留にすることができる割り込み通話サービスなどがあります。
auからpovoに乗り換えた場合は、そのタイミングで留守番電話やボイスメールに保存されていたメッセージは消去されてしまうので注意しましょう。ただし、これらの機能を代用できるアプリを導入すれば、それほど不便を感じることはないでしょう。
家族割などがない
auをはじめとするスマホキャリアでは、家族で同じキャリアを利用することで料金が安くなる家族割や系列のインターネット回線とセットで利用することで安く契約できるセット割などがありますが、povoではそのような割引制度がありません。
家族割は契約回線数が多いほど割り引かれる金額が大きくなるため、自分一人が乗り換えることで家族全員の料金に影響が及んでしまいます。
あらかじめ相談してから乗り換えるようにしましょう。ただし、家族割やセット割をもともと利用していないのであれば、何のデメリットもなく乗り換えることができます。
povoのメリット
これまで見てきたように、povoには通常の料金プランにはないデメリットもいくつか存在しますが、その一方で通常プランにはないユニークなサービスもいくつか存在します。
これからご紹介するユニークなサービスをメリットと感じられる人ならば、povoを契約することでスマホをより便利に、より安く利用することができるでしょう。
基本料金が0円
povoを利用する最大のメリットは、やはり基本料金が0円ということでしょう。サービスを利用しなければ、その月の料金は一切かかりません。
また、データ通信についても回線速度は送受信最大128kbpsに制限されてしまうものの、無料で利用することができます。
メインキャリアの通信障害などに備えてサブ端末として契約をする場合や動画やゲームは自宅のWi-Fi回線を利用するといった使い方であれば、povoは一般的な料金プランに比べて格安の料金で利用することができます。
トッピング購入ができる
povoには、トッピングと呼ばれるオプションサービスがあり、必要なときに必要なだけトッピングを購入することが可能です。
トッピングには、通話サービスをお得に利用できる通話トッピングやデータ通信に必要なギガを使用量に合わせて購入できるデータトッピングがあります。
また、DAZNが7日間見放題になるコンテンツトッピングは1,145円で購入できます。
通常、DAZNの月間プランは4,200円ですから、どうしても見たい野球やサッカーの試合がある時にはかなりお得に見ることができるでしょう。
このほか、期間限定で特定のサービスとデータ通信量がセットで購入できる+αトッピングもあるので、自分の利用したいサービスがあるかチェックすることをおすすめします。
ギガ活でギガがもらえる
povoのユニークなサービスに、ギガ活があります。ギガ活は、指定された店舗やコンテンツを利用することでデータ通信量(ギガ)がもらえるというサービスです。
たとえば、povo2.0のアプリに搭載されているゲームをプレイしたり、Nudge(ナッジ)クレジットカードでショッピングをしたり、GMOのフリーWi-FiであるタウンWi-Fiを使用することでポイントが貯まり、ギガと交換することが可能になります。
なお、従来はコンビニやファストフード店でau PAY支払いをすることでもギガがもらえましたが、このサービスは2024年6月30日をもって終了となったので注意しましょう。
対応端末が多い
サービスに対応した機種が多いのもpovoを利用する一つのメリットです。たとえば、iPhoneは最新機種であるiPhone15シリーズはもちろん、発売から10年近く経過しているiPhone 6sやiPhoneSE(第一世代)にも対応しています。
また、Androidスマホについても幅広いメーカーに対応しているので、古いスマホを有効活用したい時に便利です。
さらに、povoはeSIMにも対応しています。eSIMであれば物理的なSIMと使い分けることで1台の端末で複数の回線を使い回すことができるので、サブ回線のためにもう1台端末を持ち歩く必要がなくなります。
povoへ乗り換える方法
スマホの料金を抑えたい、サブ回線を持ちたいといった理由でpovoへの乗り換えを検討している人も多いでしょう。そこで、ほかのキャリアやauからpovoへ乗り換える方法や乗り換える際に注意するポイントなどをご紹介します。
auからpovoに乗り換える場合
povoへ乗り換える際にまず注意しなければならないのは、端末の販売を行っていないということです。ドコモの格安プランahamoがドコモオンラインショップで端末を購入できるのとは大きな違いです。
もちろん、現在使用している端末をそのまま使い続けることもできますが、サブ端末として考えているならば申し込む際に新しい端末をあらかじめ用意しておく必要があります。端末を購入する際は公式サイトに掲載されている対応端末のなかから選ぶようにしましょう。
乗換手続きはオンラインのみ対応なので、公式サイトから手続きを行います。手続き完了後数日でSIMカードが届くので、端末にSIMカードを挿入して初期設定を行えばOKです。
なお、auからpovoへの乗り換えについては契約事務手数料やMNP転出手数料などを含めて一切料金はかかりません。
他社からpovoに乗り換える場合
他社からpovoに乗り換える際も、機種変更を同時に行うのであれば、最初にサービスに対応した機種を用意しましょう。対応機種であれば購入する店舗はどこでもかまいません。
サブ回線としてpovoを利用したいのであれば、eSIMに対応した機種を選ぶのもおすすめです。
また、Apple Store以外で購入したiPhoneや中古スマホの中にはSIMロックがかかっている端末もあるので、あらかじめSIMロックを解除しておく必要もあります。
端末が準備できたらオンラインで加入手続きを行います。手続きには身分証明書やクレジットカードが必要です。
また、MNPでの乗り換えならば予約番号の発行手続きを済ませておきましょう。手続き自体は難しいものではなく、必要な情報を入力していくだけです。手元にSIMカードが届いたら端末に挿入すればOKです。
デメリットをデメリットと感じない人にとってpovoは最高の料金プラン
povoはキャリアメールが使えない、支払い方法がクレジットカードのみ、家族割がないなどのデメリットがありますが、こういったことがデメリットと感じない人であれば、格安で利用できるpovoは非常に魅力的な料金プランです。ぜひ乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。