povoで機種変更はできる?他社から乗り換えする場合の手順や注意点を徹底解説
povoは、2021年にKDDIが生み出した月20GBの高速通信が2,480円で提供される新ブランドです。povoで機種変更を考えられている方もいらっしゃるかもしれませんが、auショップの店頭やオンラインショップで機種変更を受け付けているのでしょうか。
今回は、povoで機種変更ができるのかどうか、また他社からpovoに乗り換えしたい方にその手順などについて解説します。
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povoで機種変更はできる?
KDDIが提供しているpovoですが、登場から3年経過したのでバッテリーの減りも早くなってきて機種変更を検討されている方もいるでしょう。
しかし、povoは機種変更手続きができないブランドです。というのも、povoはオンライン専用の新料金プランで、povo公式サイトなどでスマホ端末の販売が行われていません。
SIMカードの契約にのみ対応した料金プランになりますから、新たなスマホ端末を購入するという仕組み自体がないのです。
しかし、そういった仕組みづくりがされていないからといってpovoを使っている人は機種変更をしてはいけないといった決まりがあるわけでもありません。ショップなどではできませんが、自分でちょっとした手間をかければ機種変更のようなことができます。
他社からpovoに乗り換えする場合
povoに魅力を感じていて、他社から新しくpovoへ乗り換えしたいという方はどのように乗り換えをしていけば良いのでしょうか。
povoは、これまでも説明してきたように端末の購入まではサポートされておらず、事前に端末を用意するなどといった手間が必要になりますので、その流れを説明します。
新しい端末を購入する
他社からpovoへ乗り換える場合、まずpovoはこれまで解説したように、端末の販売を行っていないので、自らSIMフリー端末を購入する必要があります。SIMフリー端末は、オンラインショップや家電量販店などを利用すれば購入することができます。
たとえば、iPhoneならApple Storeオンラインで購入することができますので、まずは端末を購入し、準備しておきましょう。端末を購入する際に注意したいこととしては、その端末がpovoに対応しているかどうかという点を調べておくことです。
povoの公式サイトでは、対応機種・端末を公開していますので、そちらから対応端末を探しておくと良いでしょう。
povoの加入手続きをする
端末が用意できたら、povoの申し込みを行って加入手続きを行います。
まず申し込みする前に、本人確認書類や支払いに必要となるクレジットカード、SIMロック解除済のスマホ端末、メールアドレスを用意しましょう。
- povo2.0アプリをダウンロード
- アプリを起動
- メールアドレスを登録
- eKYCの画面からお客様情報を入力
- 「本人確認を行う」ボタンをタップ
- 必要事項を入力
これで完了です。eKYCにおける認証が終わるとはじめに登録しておいたメールアドレスにメールが届くので最後に確認をします。
SIMカードの開通手続きをする
申し込み後、SIMカードが郵送で届きます。
- 端末でpovo2.0のアプリを起動
- アプリで「SIMカードの有効化」をタップ
- SIMカードを台紙から切り取る
- 電源を切った状態の端末から新しいSIMカードを端末に差し込む
- モバイルネットワーク設定
- 発信用テスト用番号「111」に電話を掛ける
- ガイダンスを最後まで聞いたら電話を切る
- 端末のWi-Fi接続を切ってネットワークをモバイルデータ通信へ切り替え
- povoの公式サイトなどにアクセスしてつながればテスト完了
iPhoneに変更する場合の設定
iPhoneにおけるSIMの開通手順を詳しくご紹介します。
- 郵送にてSIMカードを受け取る
- 「SIMカードを有効化する」をタップ
- 「バーコードをスキャンする」をタップ
- カメラが起動し、SIMカード台紙のバーコードを読み取る
- 「SIMカードを有効化する」をタップ
- SIMカード有効化完了のEメールが届くので「次へ」をタップ
- SIMカードを取り外し、端末の電源を切った状態でSIMカードを端末に挿入し、電源を入れる
- iPhoneの「設定」アプリからソフトウェアアップデート
- 発信テスト、モバイルデータ通信テストをおこなう
iPhoneのアップデートは「設定」-「一般」-「ソフトウェア・アップデート」でアップデート可能です。
Androidに変更する場合の設定
Androidに変更する場合も、郵送で届いたSIMカードを受け取ってからSIMカードを有効化します。
- 郵送で届いたSIMカードを受け取る
- 「SIMカードの有効化」をタップ
- 「バーコードをスキャンする」をタップ
- カメラが起動しSIMカード台紙のバーコードを読み取る
- 「SIMカードを有効化する」をタップ
- SIMカード有効化終了のEメールが届いたら「次へ」をタップ
- SIMカードが有効化完了
- SIMカードを適切なサイズに切り取る
- 端末の電源を切った状態でSIM カードを挿入
- 再度電源を入れる
- 機種ごとにAPNを設定
- 発信テスト、モバイルデータ通信テストをおこなう
APNの具体的な設定方法
APNの設定が必要になるので、機種ごとにAPNを設定します。
今回は、Xperiaを例にすると「設定」アプリを開いて「ネットワークとインターネット」-「モバイルネットワーク」-「詳細設定」-「アクセスポイント名」をタップし、画面上部の「+」-「名前」-「povo2.0」と入力して「OK」をタップします。
「APN」をタップ後、「povo.jp」を入力し、「OK」をタップして「APNプロトコル」-「IPv4/IPv6」をタップして、画面右上にある3つの点をタップ後、「保存」-「povo2.0」を選択して完了です。
povoを契約済みの人が機種変更する場合
すでにpovoを契約済みの方が機種変更する場合の方法について解説します。
povoで機種変更するには、まず自ら機種変更したいスマホを購入しなければなりません。オンラインショップや家電量販店でSIMフリースマホ端末が販売されていますので、そこから購入しましょう。
au回線に対応したSIMフリースマホならSIMカードを入れ替えるだけで簡単にpovoの機種変更ができます。
すでにpovoを契約している方は、現在使っているスマホ端末にpovoのSIMカードがすでに入っている状態ですので、そのSIMカードを新しく購入した端末に挿入して通信設定を行うことで、機種変更ができます。
povoで機種変更する際の注意点
ちなみに、povoで機種変更をする際に気を付けておきたい注意点についてもご紹介しておきましょう。povoの機種変更において注意しておきたい点は、以下の3点があります。
店頭では購入できない
povoを使用されている方が機種変更をしようと思っても、povoはあくまでオンライン専用のプランとなっていることから、povoの店舗がそもそも存在していません。つまり、povo端末を店頭で購入することができないのです。
povoで機種変更をする際は、自らオンラインショップで端末を購入するか、家電量販店やauなどのキャリアのショップ、中古販売店などでSIMフリーの端末を購入するしか方法がありません。すべて自らで手配して用意する形になるので注意しましょう。
キャリアのショップや家電量販店はほかにもお客様がいるので、混みあっていると待ち時間が発生します。端末はオンラインショップなどで購入するのがスムーズでおすすめです。
対応機種であるか
自ら端末を用意して、機種変更を行う場合、その用意した新しい端末がpovoに対応した機種ではないとpovoで使うことができません。端末を用意する前に、povoの対応機種かどうかということを調べておく必要があるのです。
調べ方としては、povoのホームページの中に「対応機種・端末」のページが用意されています。最新の情報を得るにはこちらのサイトが的確ですので、ぜひチェックしてみてください。製品カテゴリ別やキャリア、メーカーなどを絞り込んで検索できるので探しやすくなっています。
他社で購入した場合はSIMロック解除が必要
SIMロックは、契約中の通信キャリアでしか通話やインターネットが使えない設定です。通信キャリアを乗り換えて使う際は、SIMロックの解除が必要になる場合があります。
auで購入したものに関しては、SIMロック解除の必要はないのですが、au以外のキャリアの場合は購入された時期によってSIMロック解除が必要になることがあるのです。au以外の通信キャリアで購入した端末が、2021年9月30日以前のものであればSIMロックが必要になります。
2021年10月以降はSIMロックを搭載したスマホの販売が禁止されたことによって、9月末以前のものだけロック解除が必要になるのです。
povoの機種変更に便利なサービス
povoで機種変更をする際に便利なサービスがいくつかあります。
eSIMクイック転送
iPhoneからiPhoneへ機種変更される方は、eSIMクイック転送でeSIM再発行が簡単にできます。iPhoneユーザーというと新機種が出るたびに買い替えられる方やバッテリーの劣化によって2、3年に1度買い替えられている方も少なくありません。
eSIMクイック転送は、iPhoneのeSIMを再発行することができて新しいiPhoneへ転送できる機能になります。オンラインでの本人確認も必要なく簡単にiPhoneの設定だけで機種変更できる画期的なシステムです。SIMカードもeSIM転送を行うことでeSIMに変更できるのでとても便利です。
スマホギガトレード
買取金額が8,910円以下の端末についてはトレードコード3GBのコードと交換できるようになりました。こちらはpovo2.0で使用できるデータ容量に換えられるなど非常にお得なサービスです。
実施期間は2023年から開始されていますが、現在も終了日未定で継続されていますので、家に古いスマホがある場合はぜひ利用されてみると良いでしょう。
povoの機種変更に関連するキャンペーンはある?
povoではいくつかキャンペーンが随時行われていますが、機種変更に関するキャンペーンは何か行われているのでしょうか。
povoでは新規でpovo2.0に加入された方、SIM有効化後7日以内に「データ追加3GB(30日間)」トッピングをあと払い(ペイディ)で購入された方に購入金額を全額キャッシュバックするというキャンペーンが行われています。
また、他社から乗り換えでauPAY残高還元キャンペーンも実施されているのです。povo2.0に新規加入し、SIMを有効化した7日後の23:59までに対象トッピングを購入し、トッピング購入時点でauIDとpovoアカウントの連携を実施、そしてauPAY残高還元までにauIDでauPAYの利用を開始することで最大10,000円相当が還元されます。
どちらもそれぞれ終了日未定になっていて、しばらく継続されるものと思われますので、povoに乗り換えて機種を変えたいという方はおすすめです。
povoで機種変更は自分で手続きをすればできる!
povoは店舗がないため、端末を店頭で購入したりなどして機種変更手続きを行うことはできませんが、自分で端末をオンラインショップで購入してSIMカードを入れ替えるだけで機種変更ができます。
povoで新しい端末へ機種変更を検討している方は上記を参考に、ぜひ機種変更にご自身でチャレンジしてみてください。