レディース向けのミニショルダーバッグは、商品展開が豊富です。デザインはもちろんのこと、使いやすさにも注目して選びたいですよね。ここでは「サイズと容量」「素材」「縦型か横型か」「ファスナーやバックルなどの開口部の形」「使いやすさ」の5つのポイントに分けて選び方を解説します。

1.荷物に合わせてサイズ・容量を選ぶ

ミニショルダーバッグと一口に言っても、サイズはさまざまです。スマートフォンやイヤホンだけを入れられれば十分だという人は、横が約16cm程度、縦が約15cm程度あれば問題ないでしょう。小さすぎるとメイクポーチなどは入らないため、出先でメイク用品を使いたい人は一回り大きいサイズがおすすめですよ。

ショッピングは電子決済で済ませるため財布を持ち歩かないという人は、より小さいサイズのショルダーバッグも使いやすいでしょう。極力荷物を持ちたくないという人や、身軽に動きたいという人はまずスマートフォンが入る大きさかどうかをチェックするのをおすすめします。

2.コーデに合わせて素材で選ぶ

バッグの素材は、機能性のほか服のコーディネートに合わせて選ぶのもよいでしょう。素材によってバッグの持つ印象はガラっと変わります。

全体的にどのような雰囲気のコーディネートに仕上げたいかを考えて、バッグの素材を選ぶのがおすすめですよ。ここでは「レザー」「ナイロン」「ポリエステル」「キャンバス」の4種類の素材について解説します。

きれいめな印象のレザー（革）

レザー素材はブラウスやワンピース、プリーツスカートなどの服装と合わせると、きれいめな印象を与えられますよ。シンプルなデザインのものが多いため、ワントーンのコーディネートにも合わせやすいのが便利ですね。落ち着いた大人らしさを演出できるアイテムですよ。

レザーは高価なイメージがある素材ですが、フェイクレザーのものであれば1万円以下で手に入るブランドのアイテムもあります。高見えするので使い勝手がよいですよ。もちろん多少値が張る本革を使っている商品もあるため、どのようなシーンやコーディネートに合わせたいかによって選ぶとよいでしょう。

軽い点が魅力のナイロン

軽くて使いやすいナイロン生地も、ショルダーバッグの定番素材です。せっかく荷物が少なくても、バッグ本体が重いと使いにくいですよね。その点、ナイロン素材は軽量なのでバッグを使うときにストレスフリーなのが大きなメリットです。

また、ナイロン素材は撥水加工が施されているものが多いため、雨に濡れても荷物に水滴が浸透したりバッグが傷んだりしにくいという嬉しいポイントもありますよ。雨の日でも気にせずに、身軽にお出かけしたい人にぴったりの素材です。

アウトドアにぴったりのポリエステル

ポリエステルは軽くしっかりした素材なので、アウトドアや音楽フェスなどアクティブなシーンで活躍します。最低限の貴重品だけを持って動きたいときに使い勝手がよいのが、ポリエステル生地のメリットです。

アウトドアでは小物も一か所にまとめて持ち歩きたいもの。カラビナが付いていたり、内部でポケットが分かれていたりするバッグだとより一層使いやすいですよ。ミニサイズでも容量が大きいバッグを選ぶと快適に使えるのでおすすめです。

カジュアルな印象の帆布・キャンバス

帆布・キャンバス素材は太い布で織られており、厚みやハリ、コシがあるのが特徴です。使い続けるうちに柔らかくなり、形が体に馴染んで使いやすくなるという特性を持っていますよ。耐久性に優れているため、デイリーユースで使ってもへたりにくいのが大きなメリットですね。

キャンバス素材はカジュアルなコーディネートに合わせやすく、Tシャツやプルオーバー、ワイドパンツなどとの相性がよいです。使いやすいベージュやブラック、ホワイトなどは1つ持っていると使い回しができて便利ですよ。

3.縦型・横型など形で選ぶ

ミニショルダーバッグを選ぶときは、どのような形が適しているかにも注目したいところです。デザインによっておしゃれさや収納力に違いがあるため、どちらを重視するかによって決めましょう。

ここでは、「縦型」と「横型」のそれぞれの特徴について解説します。どちらが自分に向いているか決める際にぜひ参考にしてください。

よりおしゃれさ重視なら縦型

おしゃれさ、デザイン性を重視するなら縦型のショルダーバッグがおすすめ。すっきりとしたシルエットで大人らしく上品に見えるアイテムが多く、スカートにもパンツスタイルにも合わせやすいですよ。

縦に長いためかさばらないデザインで、スリムなフォルムが魅力的な形です。高級感のあるレザー素材のものであれば、よりおしゃれさが増しますよ。色合いによってはカジュアルなコーディネートも楽しめます。ショルダーバッグをコンパクトに見せてくれるため、コーディネートの中で浮かずに溶け込むのが素敵なところですね。

より収納力がほしいなら横型

収納力に優れているショルダーバッグを求めるなら、横型のデザインがおすすめです。長財布やチケットホルダーなどを余裕を持って入れられるため、小さいサイズでも大きめのアイテムを入れて持ち歩きたい人にぴったりです。

特にマチがあるデザインなら収納力はさらにアップしますよ。内部や外部にポケットが付いていれば荷物を小分けにして整理できるため、ポケットの有無もチェックしてみましょう。大きめのスマートフォンなどもすっぽり入れられるサイズのものが多いため、収納力がほしいときは横型のものがよいでしょう。

4.ファスナー・バックルなど開口部で選ぶ

開口部がファスナーになっているタイプは、バッグの内部が外から見えないのが特徴です。ミニサイズのバッグは、形が崩れると荷物を落としやすいですが、その心配が減るのもメリットのひとつですね。

開口部がファスナータイプのバッグはスポーティーなデザインのものが多いので、コーディネートに合わせて選んでみてください。

また、バックルタイプは上品に見えるのが特徴です。パチッと留めるだけなので、使いやすさに長けているのも大きなメリットです。特にレザー素材との相性がよいため、デザイン性を追求する人にはバックルタイプがおすすめですよ。

バックル部分はゴールドやシルバーなどが多いので、ファッションやアクセサリーに合わせて好みの色を選ぶとよいでしょう。

5.細かい使いやすさもチェック

デザイン性だけでなく、細かい機能性についてもチェックしておくとよいでしょう。特に日常使いのアイテムとして常に持ち歩きたい人は、使いやすさを大切にしたいところですね。ここでは、「肩紐を調節できるか」「マチが付いているか」の2つのポイントについて解説します。

肩紐調節できると自分の身長に合わせられる

肩紐の調節ができれば、好みの長さで肩掛けができますよ。斜め掛けしたいときはもちろん、片方の肩だけに掛けたいときにも使えるので便利です。コーディネートに合わせて、短めにしてスポーティーな雰囲気を演出するのもよいでしょう。

肩紐が調節できないと、身長によっては長さが合わずに肩に掛けにくいと感じてしまうかもしれません。ショルダーバッグは荷物を取り出せる位置を細かく調整できる方が使い勝手がよいですよ。

小さめでもマチ付きがあると便利

マチがあると財布やスマートフォンだけではなく、ハンカチやポケットティッシュ、コスメ用品なども入れられます。特にメインルームの他にもポケットが付いているものは使い勝手がよいですよ。底に向かって広がっている形のモデルはマチが広いため、小さく見えても多くの荷物を収納できます。

また、ファスナー付きのポケットが付いていれば、鍵などをなくす心配が減るので使いやすいですよ。外側にもポケットが付いていれば、マチにプラスして荷物を入れられるので、ミニサイズでも十分な収納力で快適に使えるでしょう。